株式会社 山愛(東京都文京区)

課題
改善
大部分が手作業で1つの案件に手間と時間を費やしていたSP商品の試作制作を改善したい。
サンプルカッター導入で、試作案件が200件に増加。

サンプルカッター導入で、試作案件が200件に増加。


営業二部一課 課長 倉田 計介 さん

■株式会社 山愛(東京都文京区)
(業種:紙器・パッケージ・化学成型品など総合印刷業)

導入機器:フラットベットカッティングプロッタ「CF0912-2」

営業二部一課 課長 倉田 計介 さん

(株)山愛は、創業以来の特殊印刷技術をベースとして、SP(セールス・プロモーション)商品、商業美術印刷、紙器加工品、化学成型品など多岐にわたる業務を展開する総合印刷業。これまでに培ったノウハウと人的スキルを最大限に生かし、プリントメディアの企画・制作から印刷・加工までのトータル・プロデュースを柱としている。平成12年には業務全般の品質向上と製品の信頼性を図るためにISO9002を取得。現在プライバシーマーク取得を目指している。

【作業時間の短縮と品質安定のために】
ここ数年、業務全般にデジタル技術を積極的に取り入れている同社では、その一貫として2001年8月にフラットベットカッティングプロッタ「CF0912-2」を導入した。それまでSP商品の試作制作は大部分が手作業で進められており、1つの案件を処理するためにかなりの手間と時間を費やしていたという。

「同社ではSP商品のサンプルづくりは主に営業担当が行っています。スタッフそれぞれが手作業メインでやっていたときは、自分で図面を描き、それを切って組み立てたりなどかなりの手間暇がかかっていました。組み立ててから図面の間違いに気付く……ある程度熟練しないとこんなイージーミスも多かったですね。また、制作物の品質が安定しないのも悩みどころでした。最終的には制作に追われて本来の得意先営業もままならない状況。これを何とか変えたいと思いつつ出合った製品がMimakiのカッティングプロッタでした」


フラットベットカッティングプロッタ「CF0912-2」

【デジタル化によりデータの共有化が実現】
「導入したのは作業時間の短縮や品質安定だけが目的ではありません。デジタル化の真骨頂は共有化による既存データの有効活用だと思います。スタッフ1人ひとりの作業データがストックされていれば、それがテンプレート集となり、クライアントの要望に合わせてイメージをいち早くサンプルとして具現化できます。部分的な修正や追加にも素早く対応できるため、納期も格段に短縮できました。満足度アップに加えて他社との差別化にもつながる……こういったメリットも見逃せません」

カッティングプロッタを導入してから約1年後、試作案件が200件にまで増加。そのうち120件は実際の業務として結実しているという。

【業務拡大に応じてハード面の設備も拡充】
「SP商品の部門は業務全体の約40%を占め、今後より拡大していく可能性の高い分野です。受注を増やしていく中で人的資源を投入するのはもちろんですが、同時にハード面の設備も充実させていきたいと考えています。そこでは機械の信頼性はもちろん、スピーディかつ高機能は必須条件。また、価格面での導入しやすさもとても大事な選択肢ですね。Mimaki製品を選んだのはこれらのトータルバランスが非常に優れていたから。これからもユーザー本意の製品を提供し続けてほしいと思っています」


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