分割カットをする [ブンカツカット]
幅方向(Y)の分割カットをセットしておけば、シートの幅より大きいデータを分割してカットできます。(ブンカツカット機能)
また、送り方向(X)の分割カットを設定しておけば長尺データを分割カットし、シートの蛇行によるカットずれを抑えることができます。
長尺データの分割カットの場合、以下の条件下での分割カットを推奨します。以下の条件が満たされていない場合、分割位置で大きなずれが発生するおそれがあります。
- シートバスケット(オプション)を取り付ける。
- 重量が大きいロールシートをお使いの場合、[シートセッテイ]を”オモイ”に設定する。
- シートによっては高速動作に耐えられないため、カット速度を下げてカットする。
- シートの幅が1m以上ある場合は、ピンチローラーを3個使用する。
- 本機の前後に十分な空間を確保できない場合は、速度やアップ速度を下げる。
- 複雑なデータをカットする場合、カット中に、引き出したロールシートが振動で逆転して巻き取られることがある。特に高速動作ではモーターアラームになりやすい。フィードオフセット設定を大きめにし、高速動作させないようにする。(速度を40cm/s以下くらいに抑える)
- 一度に分割カットする長尺データの全長を10m以内にする。10m以上のデータをカットする場合は数回に分けてカットする。カットデータが長いと、シートがいびつな形で積み上がりカットがずれたり、紙詰まりを起こしたりするおそれがある。
分割カットには以下のような機能もあります。以下の機能はY方向(幅方向)の分割カットの場合のみ使用できます。
- 枠カットをする:
カットデータとともに、カットデータのサイズに合わせた枠を自動的にカットします。 - 貼りしろマークを付ける:
分割カットをしたシートを貼り合わせるための目安となる"マーク"を付けることができます。