治具配置印刷 - 操作

治具配置印刷の設定を開始する

  1. [治具配置印刷]画面の[治具配置印刷]チェックボックスをオンにします。
  • [治具配置印刷]機能の各種設定ができるようになります。

治具テンプレートを編集する

治具テンプレートを新規作成する

治具テンプレート新規作成画面_
  1. 治具テンプレート選択の入力枠内に、新しく設定する治具テンプレートの名称を入力します。
  1. [追加アイコン]アイコンをクリックします。
  • [治具編集]タブが表示されます。

[治具]

治具全体のサイズ、作図原点の位置、傾きを設定することができます。傾きは治具の右下を支点とした角度(−45°~45°)で設定してください。

  • 治具を傾けると、治具上の各素材も傾きます。
    テーブルに対して、傾いた状態を補正したい場合に、傾きを調整してください。
  • 治具を傾けると、ジョブの輪郭や直接部分に若干のジャギー(ギザギザ)が発生します。
    特に解像度が低いラスターデータの場合、ジャギーが顕著に発生します。
    ラスターデータを傾ける場合は、印刷解像度に近い解像度でデータ作成してください。

[素材]

各素材のサイズ、個数、先頭素材位置、配置を設定することができます。

サイズは有効作図サイズ(最低25.4mm)、個数は99×99(総数9801個)まで、間隔はピッチ(幅は右隣の素材右端からの距離、高さは下隣の素材の下端からの距離)で設定します。

[調整]

対象とする素材を選択して、位置を微調整することができます。素材プルダウンメニューまたはプレビューで素材をクリックして選択してください。選択した素材は赤い枠付きでプレビューに表示されます。

治具テンプレートを編集する

  1. 治具テンプレート選択のプルダウンメニューから、治具テンプレートを選択します。
  1. [治具編集]タブを選択します。
  1. 治具の各種設定を行った後、[追加アイコン]アイコンをクリックします。
  • 治具テンプレートの設定が上書きされます。
  • [作図領域全体]治具テンプレートは編集できません。

治具テンプレートを削除する

  1. 治具テンプレート選択のプルダウンメニューから、治具テンプレートを選択します。
  1. [削除アイコン]アイコンをクリックします。
  • 治具テンプレートが削除されます。
  • [作図領域全体]治具テンプレートは削除できません。

 

治具輪郭を印刷する

  1. [治具輪郭の印刷アイコン]アイコンをクリックします。
  • [治具輪郭を印刷]ダイアログが表示されます。

[お気に入り設定]

輪郭線を印刷する際に適用するお気に入りを選択します。

[線幅]

輪郭線の幅を設定します。

[カラー]

輪郭線の色を設定します。

[オフセット]

治具の矩形の描画方法を設定します。

 (下図の赤枠は治具の矩形、黒線は印刷される輪郭線を意味します。)

オフセット

mm

描画設定

 

指定

 

0の場合

治具の矩形を線の中心として輪郭線を印刷します。

治具輪郭オフセット0図_

0より
大きい場合

治具の矩形の外側に輪郭線を
印刷します。

治具輪郭オフセット0より大きい図_

線幅の半分

設定なし

治具の矩形の外側に接するように輪郭線を印刷します。

治具輪郭オフセット設定なし図_

  1. [印刷]をクリックします。
  • 輪郭線が印刷されます。
  1. [保存]をクリックします。
  • PDFファイルが作成されます。

治具印刷用のジョブを拡大、縮小させる

  1. [治具配置編集]タブの[スケール]にある[有効]チェックボックスをオンにします。
  1. 印刷するジョブの[幅]と[送り]を設定します。
  • [幅]と[送り]は倍率(%)またはサイズで設定することができます。
  • [縦横比固定入力]チェックボックスがオンの場合、元画像の縦横比を固定したまま、ジョブを拡大/縮小させることができます。

治具印刷用のジョブを回転させる

  1. [治具配置編集]タブの[回転]から反時計回りに回転させる角度を選択します。
  • 面付けジョブの場合は、[ジョブ一覧]のサムネイルまたは治具配置印刷のプレビュー画面で選択したジョブの設定が変更されます。

治具印刷用のジョブを左右に反転させる

  1. [治具配置編集]タブの[ミラー]にある[左右反転]チェックボックスをオンにします。
  • 面付けジョブの場合は、[ジョブ一覧]のサムネイルまたは治具配置印刷のプレビュー画面で選択したジョブの設定が変更されます。

治具印刷用のジョブをコピーする

  1. [治具配置編集]タブの[コピー]で、コピーしたい部数を選択します。
  • ジョブがコピーされて、自動的に配置されます。
  • 面付けジョブの場合は、[ジョブ一覧]のサムネイルまたは治具配置印刷のプレビュー画面で選択したジョブの設定が変更されます。

印刷を実行する

  1. プレビューの[実行アイコン]アイコンをクリックします。
  • 前回、使用した[実行]と同じ設定でRIP、印刷が開始されます。
    設定については実行をご覧ください。

治具バーコード機能を使用する

  • 治具バーコード機能については、別冊「治具バーコード機能ガイド」をご覧ください。

治具を使用した印刷手順

下図のような寸法の素材への印刷を例として説明します。

治具使用印刷の素材例の図_
  1. 治具テンプレートを新規登録します。
  1. 印刷対象のジョブを選択し、[治具配置印刷アイコン]アイコンをクリックして[治具配置印刷]画面を開きます。
  1. 治具テンプレート名に適当な名称(ここでは「MyJig」)と入力し、[追加アイコン]アイコンをクリックします。
  • 自動的に[治具編集]タブに切り替わります。
    治具テンプレート新規登録画面
  1. 治具テンプレートを設定します。
  • プリンターに取りつけられた治具のサイズ情報を入力します。
    ここでは以下の寸法で作成され、取りつけられた治具を例として説明します。
    図中の番号は、その後の手順番号に対応しています。
治具テンプレート設定図_

(1)

治具全体のサイズを入力します。

 

全体のサイズ設定項目

 

(2)

作図原点から、治具の右下までの距離を入力します。

 

位置設定項目

 

(3)

テーブルに対して、治具の傾きの角度を入力します。反時計回りがプラスの値、時計回りがマイナスの値になります。

 

傾き補正項目

 

(4)

素材の大きさを入力します。

 

素材のサイズ設定項目

 

(5)

素材の幅方向、高さ方向それぞれの配置個数を入力します。

 

素材の配置数設定項目

 

(6)

素材を並べるときの間隔をピッチで入力します。

 

素材の配置間隔設定項目

 

(7)

治具の右下から、素材位置の右下までの距離を入力します。

 

治具右下から素材右下までの距離入力項目

 

(8)

素材サイズと画像サイズが一致しない場合に、ジョブを配置する基準を選択します。

 

ジョブ配置基準選択項目

  1. 治具にジョブを配置します。
  1. ジョブの[プロパティアイコン]アイコンをクリックし、[ジョブ一覧]タブを表示します。
  1. 印刷するジョブを選択し、[治具配置印刷]画面を開きます。ここでは例として3 つのジョブを面付けしたものを選択します。プロパティタブとジョブ一覧画面
  1. 作成した治具テンプレート(MyJig)を選択します。
  • プレビューに1つずつジョブが配置されます。
    治具配置編集タブとプレビュー画面
  1. 各ジョブを複数印刷する場合、プレビューでジョブを選択し、[コピー]で印刷部数を設定します。ここでは、各ジョブ2枚ずつ印刷するように設定します。
    各ジョブの複数印刷設定画面
  • 面付けしていない複数のジョブを選択している場合、[治具配置印刷]は選択できません。また、条件によって[治具配置印刷]が選択できない設定があります。詳しくは条件をご覧ください。
  • 上のジョブから配置していきます。印刷順が重要な場合、RasterLink7に画像を読み込む順番に注意してください。
    (ジョブ一覧の並び順は、画像を読み込んだ順にジョブ一覧の並び順が自動的に決まります。画像を読み込んだ後に、ジョブ一覧の並び順は変更できません。)
  1. 印刷します。
    プレビューの下の[実行アイコン]アイコンをクリックして印刷します。

印刷がうまくいかないときの対処方法

印刷位置がずれてしまう場合

前回設定した治具テンプレートを呼び出して、もう一度印刷したにもかかわらず、印刷位置がずれてしまう場合、[治具編集]タブの[調整]を設定してください。
ここでは、3番目の素材の位置がずれた場合の説明をします。

  1. 素材に対してどれだけ印刷がずれたか、測定します。
    素材に対しての印刷ずれ測定図_
  1. [治具配置印刷]画面を開きます。
  1. [治具編集]タブを開きます。
  1. [調整]で[素材3]を選択し、以下のように[幅]と[高さ]を入力します。
    調整項目
  1. もう一度印刷して、位置を確認します。

印刷に失敗した素材があった場合、そのジョブだけもう一度印刷する
(ジョブが1つのみでコピーを設定していたとき)

  1. 失敗した個数をコピー数に設定します。
  1. 印刷します。

印刷に失敗した素材があった場合、そのジョブだけもう一度印刷する
(面付けしていたとき)

  1. 面付けを解除します。
  1. 印刷に失敗したジョブだけをもう一度面付けします。
  1. 印刷します。

治具定義ファイルをRasterLink7にインポートする

治具定義ファイルをエクスポートするで作成した治具定義ファイルを読み込みます。

  1. [治具定義ファイルのインポートアイコン]アイコン(インポート)をクリックします。
  • ファイルの選択ダイアログが表示されます。
  1. 治具定義ファイルを選択し、[OK]をクリックします。
  • 定義ファイルで設定された治具テンプレートが選択された状態になります。
以下の場合は、選択した治具定義ファイルを読み込めません。
  • 既に同じ名前の治具テンプレートがRasterLink7上にあるとき
  • RasterLink7で表示しているプリンターのテーブルサイズより、選択した定義ファイルのサイズの方が大きいとき
  • エクスポートした治具定義ファイル名を変更したとき

治具定義ファイルをエクスポートする

  1. エクスポートする治具テンプレートを選択します。
  1. [治具定義ファイルのエクスポートアイコン]アイコン(エクスポート)をクリックします。
  • ファイルの保存ダイアログが表示されます。
  1. 任意の名前をつけて、[保存]をクリックします。
  • ここでつけた名前が、治具定義ファイルをRasterLink7にインポートしたときの治具テンプレートの名前になります。