同じデータを複数枚カットする [マイスウギリ]

本機の受信バッファに保存されているデータを指定数(最大999枚)カットすることができます。

  • 受信バッファには、直前にカッティングされたデータが1つ保存されています。新しいデータを受信すると、それまで保存されていたデータに上書きされます。
  • [マイスウギリ]を実行する前に、原点を再設定してください。原点を再設定しないと、直前のデータに重なってカットされます。
枚数切りの図1
  • 分割カットデータは、分割せずに指定した枚数分カットします。
  • FineCut/Coat9をお使いの場合は、[ヘッド送り方向の原点を更新する]のチェックを外してください(初期値はオフ)。
  • カットデータ内に原点更新コマンドがある場合、[ マイスウギリ] は実行できません。
  • コンピューターからカットデータを送信するときは、5秒以上経過してから次のデータを送信してください。5秒以内に次のデータを送信すると、2つのデータがコピーされてしまうおそれがあります。この時間はクローズタイム設定で変更できます。設定項目について
  • 2 点軸補正を設定中、本機内部で更新した原点が有効カットエリア内に入らない場合、そのデータはカットされません。カットエリアについて
  • 原点モードを”中心”に設定している場合、意図したカット結果が得られないことがあります。枚数切りを行う場合、原点モードを”右下”に設定して使用することを推奨します。
    枚数切りの図2
    中心原点の時、データサイズは最小カット範囲位置から最大データサイズの対角の大きさ(赤の点線範囲)になるため、図のようなデータでは大きな余白ができてしまいます。
    枚数切りの図3
    中心原点の時、FineCut/Coat9などのアプリケーションでは、原点位置を考慮して原点からマイナスの座標位置にデータを出力します。マイナスのオフセット(青の点線矢印)がかかったデータでコピーするため、枚数切り時に原点を更新することで、そのまま原点位置からずれた位置にカットしてしまいます。
    そのため、一枚目は重ねてカットしてしまいますが、中心原点時には原点更新を行わずに枚数切りを行う必要があります。
  1. ローカルモードで ジョグキー上下_を押して、枚数切りを開始する原点にキャリッジを移動する。
  1. [ENTER/HOLD]キーを押して原点を設定する。
  1. ローカルモードで [FUNCTION]キーを押す。
  1. ジョグキー上下_で[マイスウギリ]を選択して[ENTER/HOLD]キーを押す。
  1. ジョグキー上下_でカットする枚数(1~999枚)を選択して[ENTER/HOLD]キーを押す。
  1. ジョグキー上下_でカットする図形の間隔(0~30mm)を選択して[ENTER/HOLD]キーを押す。
  • 枚数切りが開始されます。