シートをセットする

ハザイ(カット紙)シートまたはロールシートをセットし、クランプレバーを手前に起こして、シートをピンチローラーとグリットローラーで保持します。

詳しくはロールシートをセットする(CG-60AR)ロールシートをセットする(CG-100/130AR)ハザイ(カット紙)シートをセットするをご覧ください。

  • ロールシートは、2人以上でセットしてください。シートの重みで腰を痛めてしまうおそれがあります。
  • 本機にはピンチローラーが3つあります。コシのないシート、幅の広いシートやフィルムなどの台紙が滑りやすいシートをセットする場合、ピンチローラをシートの両端と中央に各1つずつ配置します。幅の狭いシートでは、中央にピンチローラーを配置する必要はありません。
  • 中央にピンチローラーを使用した場合、シートにグリットローラーの跡がつくことがあります。クランプ

セット可能なシート幅

モデル名

mm

inch

CG-60AR

90~740

3.55~29.10

CG-100AR

90~1250

3.55~49.20

CG-130AR

90~1550

3.55~61.00

カットエリアについて

最大カットエリア(カット(作図)範囲)は、ピンチローラーの位置および原点の位置(原点を設定する)により変わります。次の図の白部が最大カットエリアとなります。
それ以外のカットできない範囲はデッドスペースとなります。

 

エキスパンドモードでは、ピンチローラーの外側を検出します。通常は、ピンチローラーの内側を検出します。(カット範囲を広げる [エキスパンド]

モデル名

原点を右下に設定

原点を中心に設定

CG-60AR

0.606m x 51m

0.606m x 5m

CG-100AR

1.07m x 51m

1.07m x 5m

CG-130AR

1.37m x 51m

1.37m x 5m

カットエリアの図

シート検出について

取り付けたシートに合わせ、ジョグキージョグキー上下左右_または[END]キーを押すと、シートの幅・長さを検出できます。

  • シート長の検出を行うと、受信したデータがシートより大きな場合、シートからはみ出した部分のカットはできません。シート長の検出を行わない場合、シートからデータがはみ出した時点でカット動作が終了します。
  • シートセンサー機能を“オフ”に設定すると、ジョグキージョグキー上下左右_を押しても、[END]キーを押したときと同じ検出 (シート幅のみ検出) を行います。
  • シート後端の最大検出長は5mです。

シート検出の方法

シートをセットすると、ディズプレイに以下のように表示されます。
セットした用紙の方向に合わせ、ジョグキージョグキー上下左右_を押します。

シート検出の図

シート検出には次の5つの方法があります。

1

キー

ジョグキー左_
ロール紙を後側にセット

検出方法

シート幅を検出後、シート前端を検出
シート検出図1
本体前側

検出後のシートサイズ表示例

LCD図1

2

キー

ジョグキー右_
ハザイを後側にセット

検出方法

シート幅を検出後、シート前後端を検出
シート検出図2
本体前側

検出後のシートサイズ表示例

LCD図2

3

キー

[END]
シート幅のみ検出

検出方法

シート幅を検出
シート検出図3
本体前側

検出後のシートサイズ表示例

LCD図3

4

キー

ジョグキー上_
ロール紙を前側にセット

検出方法

シート幅を検出後、シートの後端を検出
シート検出図4
本体前側

検出後のシートサイズ表示例

LCD図4

5

キー

ジョグキー下_
ハザイを前側にセット

検出方法

シート幅を検出後、シートの前後端を検出
シート検出図5
本体前側

検出後のシートサイズ表示例

LCD図5

  • 検出サイズが3m以上の時は、”****”と表示されます。
  • [END]キーでシート幅のみを検出した場合やロールシートで後端を検出していない状態で、ジョグキージョグキー上下_でシートを送りすぎたり、シート端を超えるサイズが大きなデータをカットしたりする場合、シートが落ちることがあります。ご注意ください。
  • シートのセット方向によって、各軸の+(プラス)方向が上記表のイラスト通りに変化します。ご注意ください。
  • シート検出を行うと、データクリア実行後と同等の状態になります。検出前にデータを送信しておき、シート検出後リモートにしても、データクリアされるためカットは開始されません。(コピーを行うことはできます)
  • FineCut/Coat9の「ハザイモード」でトンボの連続カットを行う場合は、必ず[ハザイモード]でシート検出を行ってください。
  • シートの前端が検出されていない場合、コピーモードにならずにパラメータエラーになります。
  • 長尺シートを使用する場合や、シートを引き出した状態でシートの途中から使用する場合などはシート検出に時間がかかります。
  • このような場合は、[END]キーを押してシート幅のみ検出することで検出時間が短くなります。