水性ベースの「ミマキラテックスインク」はVOC(揮発性有機化合物)が極めて少なく、特別な換気設備を必要としません。オペレーターの健康負荷を低減し、環境にやさしいエコロジーインクです。
ラテックスインクは、インクに含まれる液体が揮発することで、樹脂と顔料が皮膜を作り定着するため、サイン製作には必須と言える塩ビやターポリンはもちろん、エコソルベントマシンで使用していたほとんど全てのメディアに出力することができます。さらに、受理層のないノンコートメディア、例えば紙、布にも出力することができる優れたメディア対応力が魅力。これからのプリントビジネスに広がりをもたらします。
インクカートリッジを8本装着することができ、導入時にインクのカラー構成をお選びいただくことができます。ホワイトインクに対応する5色モード(CMYK+ホワイト)や、ビルボードなどの大型出力がお仕事のメインの場合は、CMYKを各2本装着したより生産性の高い4色モードをお選びいただくこともできます。
ヒーターカバー 温度を一定に保ちます
送風ファンユニット 温度を一定に保ち、
プリントを安定させます
乾燥ヒーター 高温風でインクを乾燥
ホワイトインクは単色のみならず、透明素材あるいは有色素材にプリントする際に下地として使用することで、カラー本来の色鮮やかさを実現。ウィンドウグラフィックスなどの制作に力を発揮します。
ホワイトインクを定期的に循環させるMCT(*)を搭載しました。顔料の沈殿を効果的に抑制し、マシンの立ち上がりから安定した出力を実現します。またMCTはインク廃液の抑制にも貢献し、環境的にも経済的にも優れた運用を後押しします。(*)MCT = Mimaki Circulation Technology、MCTはホワイトインクでのみ作動
カラー、ホワイト、カラーの3層プリントを一度に行うことができます。
透明メディアへのプリント時にカラー本来の美しさを再現するホワイトインクでの下打ち処理を、ズレなく高精度に仕上げます。
熱の影響で変形や変色しやすい素材、例えばPETなどにも出力することができ、また高温による色ブレ低減にも貢献します。ラテックスインクが本来もつ優れたメディア対応力に、低温硬化がプラスされることで、多様化するクライアントのニーズに、よりきめ細かく柔軟に、そしてより高品質で対応することができるようになりました。
※メディアによっては60℃以上の温度が必要な場合があります。
ラテックスインクは、インクに含まれる樹脂がヒーターで溶解し、皮膜を作ることでメディアに顔料が定着します。受理層のない紙や布などのノンコートメディアにもプリントすることができる広いメディア対応力が魅力です。
プリンタから出力された時点で硬化定着しているので、乾燥時間を気にする必要はありません。プリント直後にラミネートなどの二次加工が施せ、作業効率が飛躍的にアップします。
4色プロセス印刷では表現できなかった色彩領域がオレンジ・グリーンインクの追加で再現でき、国際的な標準色であるPANTONERカラーチャートを近似色で93%をカバーします。
食品のみずみずしい表現を生かしたPOP・ポスター、企業ロゴなどのコーポレートカラーを再現したサイングラフィックス、特色デザインの多いパッケージ校正等への使用が可能になります。
1ヘッドに320ノズルを4列搭載した新開発プリントヘッド2基をインライン配列。ワンクラス上の高速プリントを実現しました。
メディアや出力デザインに応じて、プリントヘッドから吐出されるインクのドロップサイズを最小4plから選択することができます。一度に3種類のドロップサイズを打ちわけるマルチドロップ機能で、粒状感のない滑らかで艶やかなプリント成果が得られます。ミマキ独自のヘッドコントロールテクノロジーが他の追随を許さない高画質&高精細プリントを実現します。
プリントの前、中、後でメディアを適正温度までヒーターで加熱し、インクの発色性と定着性を高めます。
ノズルトラブルによるプリント不良が発生し、ノズルを洗浄しても症状が改善されなければ、サービスマンによる修理までプリンタを停止いただく必要がありました。ノズルリカバリー機能は、ノズル抜け発生時でもスピードを落とすことなくプリント画質を回復させ、プリンタを稼働させ続けることができます。
※ノズルリカバリー機能で回復できる程度には限りがあります。
4色モード時に1色につき各2本のインクカートリッジをセットし、片方のインクがなくなると他方からのインク供給に自動的に切り替えることで、インク切れによるプリンタ停止を未然に防ぎます。プリンタ稼働中に営業に外出したり、夜セットした出力を翌朝に確認したり、こんなニーズにお応えします。
せっかくの高機能ソフトも使いこなすのが難しければ意味がない…
新しいRasterLinkは、わかりやすさと使いやすさに徹底的にこだわりました。
数多くの新機能がプラスされ、より美しくより高度な仕上がりを、どなたにでも使いこなせる簡便性で引き出せる“みんなのソフトウェアRIP”が完成!!
※画像をクリックするとRaster Link6設定画面の大きな画像をご覧いただけます。
カラー、ホワイト、カラーの異なる画像をRIP上で合成し、3層プリントを一度に行うことができるようになりました。ウィンドウグラフィックスの製作など、透明メディアへのプリント時にカラー本来の美しさを再現するホワイトインクでの下打ち処理を、ズレなく高精度に仕上げることができます。
プリント条件が同じであれば、3層プリント画像やコピー画像なども思い通りにレイアウトできるようになりました。プリント配置を効率的に設定することで、ムダなくメディアを使用することができます。
条件に合う複数のプロファイルを同時にプリント出力することができるようになりました。目的とする画質、色味のプロファイルを決めかねる場合のテスト出力に有効で、出力結果を実際に見定めてから最適なプロファイルを選択いただくことができます。 ※RasterLink6のプログラムアップデートで近日中に対応予定
RasterLinkPro5でご好評をいただいたWebアップデート機能に対応。プログラムアップデートとプロファイルダウンロードをWeb経由で簡単に行うことできます。