株式会社サインアーテック(印刷ジャーナル掲載記事)

課題
改善
熱に弱い素材の場合、素材がダメージを受ける可能性があった。また、海外製プリンタを使用していたが故障(海外メーカーのため部品調達に日数がかかり、費用も相当かかってしまう)。すぐに代替機が必要となった。
国内メーカーのためトラブル時の安心感もあり、部品もすぐに手に入るように。従来のメタルハライドランプの機種からLED-UVランプ搭載の機種に入れ替えたことにより、熱に弱い素材にも問題なくこれまで以上にスムーズな出力が可能になった。

【ミマキプリンタ導入レポート】


■株式会社サインアーテック(埼玉県飯能市)
(業務内容:オンデマンド出力による大型特殊印刷および縫製加工) 
企業URL:http://www.signartec.co.jp/
導入機器:JFX200-2513


LED-UVランプ搭載~熱に弱い素材にも問題なくスムーズに出力


 サイン業界屈指の設備で印刷会社のSP活動をサポートする(株)サインアーテック(本社/埼玉県飯能市、山口健二郎社長)は、常時最新鋭のインクジェットプリンタおよそ30台を保有し、高品質化・短納期化が進むクライアントニーズに対応している。今年5月には、ボードや厚みのある立体物に対応するフラットベッド系インクジェットプリンタにミマキエンジニアリングの「JFX200-2513」を追加。従来のメタルハライドランプの機種からLED-UVランプ搭載の機種に入れ替えたことにより、熱に弱い素材にも問題なくこれまで以上にスムーズな出力が可能になった。


 同社は2013年8月、埼玉県飯能市の飯能大河原工業団地に現在の工場を竣工。敷地面積5,500平米、延床面積2,353平米を誇る同工場には、スーパーワイドフォーマット(3,200~5,000ミリ幅)5台、ワイドフォーマット(1,800~2,600ミリ幅)10台、大判プリンタ(1,300~1,600ミリ幅)9台、特殊プリンタ2台、フラットベッド4台など、常時およそ30台の最新鋭インクジェットプリンタが可動するほか、広々とした加工フロアーには大型対応工業用ミシン5台、ハイブリットウエルダー、高周波ウエルダー、10m自走式ウエルダー、熱板式大型連続溶着機、カッティングプロッタ、マルチカッティングマシン、高速フィニッシングカッター、自動ハトメ打機4台、1,500ミリ幅ラミネーターなど、多様な後加工機を設備している。


 そんな同社では、ここ数年の設備投資にともない、仕事量が大幅に増加していることから、従業員も60名まで増やし、名実ともにサイン業界屈指の規模に成長しているが、同社の山林資和専務取締役は「当面は業務フローの見直しやミスを防ぐための仕組みづくり、人材教育、正確な情報伝達のための方法を考えていくなど、守備を固めていきたい」と話しており、仕事量が増えているときだからこそ、ミスやトラブルが起きないよう細心の注意を払い、クライアントの信頼を勝ち取っていく方針だ。



メタハラからの入れ替えで「JFX200-2513」を導入


 同社ではこれまで、海外製のフラットベッド系インクジェットプリンタを使用し、主にボードやフィルム、軟質ビニール素材などに出力してきた。しかし、同プリンタはメタルハライドランプであるため、熱に弱い素材の場合、素材がダメージを受ける可能性があった。そんな中、今年の春頃、出力中に熱変形した軟質ビニールがヘッドに衝突しヘッドが破損するという事態になったことを振り返る。


 「毎日の仕事で止めることができなかったので、すぐに代替機が必要だったが、海外メーカーのため部品調達に日数がかかり、費用も相当かかるということだったので、在庫がありすぐに納品できるということで、ミマキエンジニアリングの『JFX200-2513』を選択した。同スペックの製品は1,500~2,000万円ほどの製品が多いのに対して、定価で1,000万円を切るという価格も魅力的だった。また、LED-UVランプを搭載しているため、熱によるダメージの心配もなく出力できるようになった」(山林専務)


 「JFX200-2513」は、エントリーモデルでありながらも、ミマキエンジニアリングが長年にわたって培ってきた、フラットベッドプリンタに必要とされる性能、品質、使い勝手、環境への配慮などのすべてを兼ね備えている。また、厚さ50ミリまでのメディアへの印刷、高い耐候性と耐擦性、特殊素材への印刷に対応している。同社ではこれまでも、ミドルレンジでは数多くのミマキ製インクジェットプリンタを使用してきているが、山林専務は「国内メーカーのためトラブル時の安心感もあり、部品もすぐに手に入る」とミマキエンジニアリングについて評価している。


牧かほり氏の描いた作品をインクジェット出力


 同社は今年1月、数多くのグラフィックデザインを手掛けるアーティスト・牧かほり氏の描いた作品をインクジェットプリンタで出力し、それを装飾することで、エントランスホールをアーティスティックな空間に一新させた。

 これは、高さ7,200×幅7,100ミリの壁紙に、牧氏の描いた作品をインクジェット出力し、これに同社が販促ディスプレイとして取り扱っている「ファブリックフレーム」を設置して完成させたもの。ファブリックフレームとは「誰でも簡単に表示メディアの交換ができる」をコンセプトに開発されたサインシステムで、欧州発信の洗練されたフレームデザインによって、正面から見るとあたかも表示メディアのグラフィックだけが掲示されているようなインパクトを見る人に与えることができる。

 山林専務は、エントランスホールの壁紙について「牧かほり氏が、当社のある飯能市からインスピレーションを得てデザインしたものとなっている。飯能市に広がる森を中心に、鳥や猫、昆虫などが描かれている」と説明している。


 東京オリンピックを2020年に控え、商業施設やホテルでは改装が進んでいる。同社ではこれによる受注のさらなる増加を見据え、「守備」を固めながらもクライアントニーズに対応するための設備投資など「攻め」の経営にも積極的に取り組んでいく。


企業・団体プロフィール

  • 名称株式会社サインアーテック
  • 業種オンデマンド出力による大型特殊印刷および縫製加工
  • 住所埼玉県飯能市茜台3-2-1 
  • 電話番号042-975-1234
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