- 本装置ではバックフィード(装置背面側へメディアを送る)を行うとメディアが汚れたり、シワが入る、送りがズレる、内部部品であるスキージが傷むなどの恐れがあります。
【例1】
装置背面側にベルトからメディアを引き剥がす装置が無いため、メディアがベルトに張り付いたままになります。この状態でバックフィードをすると下記写真のように布巻ローラーに挟まれメディアが汚れてしまう恐れがあります。
【例2】
バックフィードを行うと、スキージが傷んでしまい、水滴を拭き取ることが出来なくなる恐れがあります。
バックフィードがどうしても必要な場合、以下の点に注意してください
1
[バックフィードを行う前]
下記写真のようにタッチパネル上の[WASHING]を[OFF]にしてください。[ON]の状態のままバックフィードを行うと、スキージが傷んでしまいます。
2
[バックフィード中]
布巻きローラーにメディアが挟まれないようメディアの位置を確認してください。
3
[バックフィード後]
【a】
バックフィードが終わりましたら、[WASHING]を[ON]にしてください。[OFF]のままフォアフィード(装置手前へメディアを送る)を行うと水滴がメディアに付着し画質不良の原因となりますのでご注意ください。
【b】
下記左写真のように繰り出し側でメディアにテンションが掛かっているか確認してください。
ベルト面の地張剤が弱い場合、メディアがベルトから剥がれて弛む場合があります。弛んだままの状態で印刷を行うと送り方向にズレが生じたり、シワが入った状態でベルトに張り付く場合があります。バックフィード後は繰り出しモーターを操作するMANUALレバーを使用してメディアを巻取り、テンションを掛けた状態にしてください。