- 電源を切る前に、廃インクタンク内の廃インクを処分し、各部の清掃と保管洗浄を実施してください。
メンテナンス作業を行う際の安全に関して
インクやメンテナンス液、廃インク、そのほか本機で使用されている液体を取り扱うときは、 換気に十分注意して、必ず保護メガネ、手袋、マスクなどを着用してください。インクなどの 液体が跳ねて、皮膚に付着したり、目や口の中に入ったりするおそれがあります。 |
お手入れの手順
手 順 | 実施事項 |
「手順1」 | 廃インクタンク内の廃インク量を確認し、必要に応じて廃インクタンク交換をしてください。 |
「手順2」 | キャリッジ底面の清掃を実施してください。 |
「手順3」 | ワイパー周辺、キャップゴム等の清掃を実施してください。 |
「手順4」 | 保管洗浄を実施してください。 |
「手順5」 | 再度、廃インクタンクの廃インク量を確認してください。 |
「手順1~5」をクリックすると詳細手順がPDFまたは動画で表示されます。
※長期保管中もヘッドのノズル保護のため、ノズル詰まりを防ぐ機能が自動的に働き、廃インクタンクに
廃インクが蓄積します。廃インク量のカウントが80%を超えると「廃インクタンク確認」が表示され、
90%を超えると「廃インクタンク交換」と表示されて自動メンテナンス機能が動作しなくなります。
そのため、長期間マシンから離れる場合には、80%未満であっても廃インクタンクを交換する事を推奨
いたします。廃インクタンクを交換せずにカウントのみクリアすると、廃インクがあふれる恐れがあります。
廃インクタンクの交換とカウントのクリアは必ずセットで行ってください。
注意事項
ノズル保護、洗浄液経路の詰まりを防止するため、以下の内容をご確認ください。
1.主電源は常時「ON」でお使いください。
ヘッドのノズル保護のため、ノズル詰まりを防ぐ機能が自動的に働きます。
主電源を「OFF」のまま長時間放置すると、ヘッドのノズル詰まりの原因となります。
2.インクボトル残量をご確認ください。
洗浄動作の際に、洗浄液やインクの吸引を行います。
このとき、インクエンドまたはニアエンドを検出していると、洗浄動作が使えなくなります。
放置期間中の定期メンテナンスでもインクが消費されるため、残量が十分あるインクボトルを
予めセットしておく事をお勧めします。
3.プラテン上にメディアをセットしたまま放置しないでください。メディアが波打つ原因になります。
4.本機を使用しないときはクランプレバーを上げて、ピンチローラーとグリッドローラーを離しておいてください。
ピンチローラーを下げたまま長時間放置すると、ピンチローラーが変形する原因になります。
ピンチローラーが変形すると、メディアを正常にフィードできなくなるおそれがあります。