テスト作図が正常に印字されないのですが。

  • テスト作図の異常例として下記のa~gの様な現象が挙げられます。

【a】バラ抜け
数本の抜けがまばらに抜ける状態
(クリーニングなどで抜けの位置が移動する時など)
・何らかの原因でインク経路内又はノズル内に空気が入ってしまい、その空気がなかなか排出されない時などに起こりやすい現象です。





【b】特定箇所のノズル抜け
常に同じ箇所のノズルが抜けている状態
・ノズル内に異物が入り込んでいる可能性があります。(異物:ホコリ、糸くず、インクの硬化物等)
※ヘッドギャップを2.0mm以上で使用したり、鏡などUV光を反射しやすいメディアを使用した場合に発生する現象です。
※メディアとヘッド面が衝突した場合などに、ノズルに傷が付いたり、ヘッド面が擦れて異物を擦り込んでしまう事例もあります。





【c】ドカ抜け
隣合うノズルが大きな塊になって数本同時に抜けている状態。
インク経路中で気密漏れが起きている可能性があります。





【d】混色(1)
色が混ざっている状態
混色した色が比較的濃い場合、ノズル面にインクミストやインク滴が付着している可能性があります。





【e】混色(2)
混色した色が完全に混ざった色をしており、まとまった範囲で混色している場合
・クリーニング時などに、キャップ内で混色した廃インクがノズルの中に逆流している恐れがあります。
・ワイパ・キャップの汚れが考えられます。







【f】飛行曲がり(1)
吐出されたインクが前後左右にばらつく状態
※各吐出ラインはほぼ平行に吐出されている。
・ノズル面が糸くずの様なゴミや、インクの膜等で汚れていることが考えられます。
・ヘッドギャップを2.0mm以上で使用したり、反射しやすい印字物に印字すると発生する現象です。




【g】飛行曲がり(2)
飛行曲がり1に比べ、吐出されたインクが不安定な状態
(不安定な状態:カール状、点線、半吐出、大きく曲がった線、等)
・ノズル面又はノズル内に異物が入り込んでいる可能性があります。
(異物:ホコリ、糸くず、インクの硬化物等)
※ヘッドギャップを2.0mm以上で使用したり、鏡などUV光を反射 しやすいメディアを使用した場合に発生する現象です。
※メディアとヘッド面が衝突した場合などに、ノズルに傷が付いたり、ヘッド面が擦れて異物を擦り込んでしまう事例もあります。




【復旧手順】
1
インク残量を確認して下さい。
インク残量表示にはインク残量有りと表示されていても実際にカートリッジの中が空になっていないか、又は残量表示に比べ、実際のカートリッジ内の残量が極端に少なくないか、ご確認下さい。
・220ccカートリッジの場合:カートリッジを手で持って軽く振り、インクが十分残っているか確認して下さい。
・600ccカートリッジの場合:重量を測定し、インクが十分残っているか確認して下さい。


2
クリーニング(Hard)を一回行ってください。


3
[ステーションメンテ]にて、キャリッジを移動し、ノズル抜け・ノズル異常が発生しているキャップ上にインクが溜まっていないことを確認してください。
(溜まっていた場合は弊社テクニカルコールセンターにご連絡ください。)




※写真はUJF-3042 / UJF-3042FX 4色+白インクの場合


4
ワイパボトルに廃インクが溜まっている場合は、廃インクを廃棄してください。


5
日常のお手入れを参照し、キャップ周りの清掃、ワイパの清掃、ノズル洗浄(ノズル面の洗浄液漬け)を実施して下さい。


6 再度クリーニングを実行してください。


7
ここまでで復旧しない場合は、弊社テクニカルコールセンターにご連絡ください。


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