- メディアが左右にずれる場合、下記をご確認ください。
1
設置環境が仕様内であるか確認してください
特に温湿度を確認してください。雨の日などはメディアの伸縮が大きくなりメディアがずれる原因となります。仕様内且つ温湿度の変化の少ない環境でご使用ください。
[Q:マシンの設置環境は?]
2
ピンチローラ位置は正しいか
[1]
ピンチローラの位置が、白いシールの位置と合っているか確認してください。白いシールの位置と合わせることで、グリッドローラの位置とピンチローラの位置が合い、メディアを正常に搬送できるようになります。
[2]
ピンチローラ4つが全てメディアを抑えているか確認してください。ピンチローラの数が少ないと、安定した搬送が出来ません。
[3]
左右端のピンチローラがメディアの端から5mm以上内側であることを確認してください。
3
クランプ力は左右で等しいか
クランプ力は左右で等しくないと安定して搬送できません。
目安として、厚紙をご使用の場合は右端と左端は強モード、内側の二つは弱モード、薄紙をご使用の場合はクランプ力をすべて弱モードで使用してください。
4
ピンチローラが変形していないか
ピンチローラにゴミや汚れがついていたり破損、変形している場合、搬送が正常に行なえない場合があります。ゴミや汚れは確実に取り除いてください。変形している場合は弊社コールセンターまでご連絡ください。
5
グリッドローラに紙片が巻きついていないか
紙詰まりの後など、グリッドローラに紙片が巻きついていることがあります。電源をOFFにしてから、グリッドローラーを回しながら紙片を取り除いてください。この時、指を挟んだり傷つけないようご注意ください。
6
メディアセットは適切か
メディアセットが適切でない場合、左右のテンションの差などから搬送がずれる場合があります。 下記を確認してください。
[1]メディアの端が下図のようにずれていないか
[2]メディアセットの際にまっすぐ取り付けたか
【良い例】
後ろから見ると、左右のテンションに差がなく、更にメディアを送り出した時にメディアのロール端とエッジが合えばまっすぐセットできています。
【悪い例】
後ろから見ると、メディアの左右どちらかが弛んでいたり、メディアを送り出した時にメディアのロール端とエッジがずれている場合はまっすぐに取り付いていません。再度メディアセットし直してください。
メディアセットの方法は『取扱説明書』をご参照ください。
[3]プレフィードを行なったか
プレフィードを確実に行ってください。ロール紙は、巻き取られた状態からカット中時のように弛んだ状態になることで、周囲の環境変化により少なからず伸縮します。これにより、カット開始時と終了時で位置関係がずれてしまったり、用紙が蛇行や斜行しやすくなります。
詳細は『取扱説明書』を確認してください。
[4]用紙検出時にメディアが浮いていないか
メディアが浮いてしまっている場合、用紙を再セットしてください。
[5]メディアがロールの状態で弛んでいないか
メディアのロールへの巻き直しを繰り返しますとメディアの伸縮により弛みが発生し、メディアセットの際に左右に均等にテンションをかける事ができなくなり、搬送がずれる場合があります。
7
メディアは仕様内か
メディアの重さ、厚さ、幅が仕様内であるか確認してください。仕様外のメディアを使用すると搬送が安定しない場合があります。
[Q:セット可能なメディアは?]
また、重いメディアを使用する際は[シートセッテイ]で[オモイ]を選択してください。
8
連続カットをしている場合
連続カットをしていると、用紙がだんだんと斜行してくる場合があります。この場合、ホールド機能にて用紙のズレを直してからカットを継続できます。
詳細は『取扱説明書』を参照してください。
9
カットしたパターンが外れていないか
下図のようにカットしたパターンが外れてくると搬送に影響します。
[Q:パターンがすぐに外れるのですが]を参照し、対策してください。