Tシャツプリントの方法と種類|それぞれの特長をご紹介!

オリジナルTシャツの製作やその事業を始める際、『プリント方法がいろいろあって、どれを選んだらいいのかわからない』という方も多いのではないでしょうか?

プリントTシャツの用途や仕上がりは、プリント方法の種類によって変わります。
今回は、各プリント方法の特長や違いをわかりやすくご紹介します。


Tシャツプリント方法の種類


オリジナルTシャツのプリント方法は、大きく分けて3つがあります。
シルクスクリーンプリント」「ラバー転写プリント」「インクジェットプリント

また、インクジェットプリントといっても、
ガーメントプリント(DTG)やフルカラー転写プリント(DTF)、昇華転写プリントなどといった種類があります。

では、それぞれの方法について、特長をみていきましょう!

※各プリント方法をクリックすると該当箇所の閲覧ができます。
※下記内容は独自の調査に基づいたもので、内容を保証するものではありません。



1. シルクスクリーンプリントとは

シルクスクリーンプリントの印刷方法

衣類の生地表面に当てたメッシュ状の版にインクを伸ばし、版画のように転写させる印刷方法。
プリントする前に製版(版を作る工程)作業があり、1色ごとに版を作る必要があります。
色ごとに版を変え順番に印刷していきます。インク調合作業により、指定色の印刷が可能です。
アパレルなどで大量生産時のTシャツ製作において、最も代表的な方法の1つです。

新しいデザインをプリントする際は、新しい版の作成が必要となり、色数が増えると色数分の製版代がかかります。
そのため、単色または色数少ないシンプルなデザインを、大量にプリントするのが得意です。


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シルクスクリーンTシャツプリント

シルクスクリーンプリント(2版使用:黒&赤)


シルクスクリーンTシャツプリント

文字サイズや太さに下限はありますが、文字のドットや線ははっきりした印象。(シルクスクリーンプリント、生地:綿、文字サイズ(幅):(Mimaki M部分)32mm (d部分)7mm )


シルクスクリーンプリントの特長

シルクスクリーンプリントの「強み」 シルクスクリーンプリントの「にがて」
■大量生産
製版代がかかるため、Tシャツ生産枚数が多いほど1枚あたりにかかる製版代の負担額を減らすことができる。

■特殊カラー表現
様々なインクが使用可能(金銀/蛍光/ラメ/発泡など)。色数分の版を作れば多色使いのプリントもできる。

■生地への汎用性
インクの調合作業は必要だが、生地への沈みが少なく、生地の上にインクをのせて熱乾燥で定着させるため、生地色に影響されにくい。

■様々な素材対応
(綿/ポリエステル/ナイロン など)
■少量生産
製版代がかかるため、Tシャツ生産枚数が少ないほど1枚あたりにかかる製版代の負担額が高くなる。

■即日生産
印刷前に、1色ごとの製版とインクの調合(季節などの影響もある)などが必要。印刷後には、版の洗浄作業をし、リピートに備えた版の保管場所も必要となる。

■複雑なデザイン(フルカラー)
写真やグラデーションなどのフルカラー印刷、細かいデザインの再現がにがて。



2. ラバー転写プリントとは


ラバー転写プリントの印刷方法

カッティングプロッタでデザイン(デジタルデータ)に沿ってカットしたラバーシートを、熱圧着で生地に貼り付ける方法。
単色のラバーシートをカットして圧着する方法「単色ラバー転写プリント」と、
インクジェット対応のラバーシートにフルカラー印刷したものをカットして圧着する方法「フルカラーラバー転写プリント」があります。

輪郭が複雑で細かいデザインの場合、カス取り作業に時間を要するため、単純なデザインが得意です。
版を作る必要がなく、1枚ごとに違う名前や番号を入れる際などにも使われています。

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単色ラバー転写プリント


文字の輪郭や曲線もはっきり・くっきりした印象。(単色ラバー転写プリント、生地:綿、文字サイズ(幅):(a部分)50mm)




フルカラーラバー転写プリント


生地の質感ではなく、ラバー素材の質感により光沢感があります。(フルカラーラバー転写プリント、生地:綿、文字サイズ(幅):(Mimaki M部分)26mm (d部分)7mm)


ラバー転写プリントの特長

ラバー転写プリントの「強み」 ラバー転写プリントの「にがて」
■1枚からプリント/即日生産
製版不要で、デジタルデータを使用して1枚からプリントできる。

■番号や名前、単純なロゴに最適
1枚ごとに番号・名前変更が可能。

■特殊カラー表現
様々なラバーシートが使用可能(金銀/蛍光/ラメ/発泡など)。

■隠蔽性
ラバーシートを貼り付けるため、生地色や生地の素材が変わっても同一の仕上がりになる。様々な素材にも対応(綿/ポリエステル/ナイロンなど)。

■フルカラープリント(フルカラーラバーの場合)
写真・グラデーションなどフルカラーのデザインができる。
■大量生産
カットした後手作業で余分な場所を取り除く工程(カス取り)があり、デザインによっては大量生産は不向きな場合がある。製作枚数が増えても1枚当りのコストを抑えにくい。

■複雑なデザイン
小さい文字や細い線、細かな輪郭の場合、カットが困難な場合があり、またカス取り作業にも時間を要する。

■ラバーシートの在庫
様々な色を使用する際は、各色の在庫が必要な場合がある。



3. インクジェットプリントとは


インクジェットプリントの印刷方法

専用インクジェットプリンタを使用してデザイン(デジタルデータ)をプリントする方法。
衣類に直接プリントする方法「ガーメントプリント」や、
専用フィルムにプリントと糊付けを行い転写シートを作成し、熱圧着で生地にデザインのみを転写する方法「DTF(Direct to Film)」、
転写紙にプリントし、プレス機で熱と圧力を加えて生地にデザイン(インクのみ)を転写する方法「昇華転写プリント」などがあります。
フルカラー印刷なので、グラデーションのあるイラストや写真などデザインの幅は大きいです。

版を作る必要がなく、様々なフルカラーデザインを1枚から製作することができます。
新しい商品やデザインのお試しも手軽に行うことができ、小ロット多品種生産が得意です。


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ガーメントプリント


文字とカラーは柔らかい発色で、プリント表面はインクの質感が少し残った印象。(ガーメントプリント、生地:綿、文字サイズ(幅):(Mimaki M部分)28mm (d部分)4mm)



DTFプリント


文字ははっきり、カラーの発色も良く、プリント表面は貼り付けたような質感。(DTFプリント、生地:綿、文字サイズ(幅):(Mimaki M部分)28mm (d部分)4mm)




昇華転写プリント


黒色&カラーの発色が良く濃い印象で、プリント表面は生地の風合いを残した質感。(昇華転写プリント、生地:ポリエステル、文字サイズ(幅):(Mimaki M部分)28mm (d部分)4mm)


インクジェットプリントの特長

インクジェットプリントの「強み」 インクジェットプリントの「にがて」
■1枚からプリント/即日生産
製版不要のデジタルプリントのため、手軽に1枚から必要な分だけプリントできる。

■フルカラープリント
色数に制限なく写真・グラデーションなどフルカラーのデザインができる。

■バリアブル印刷
カッティングプリントのように1枚ごとに名前・番号のような可変情報をプリントすることができる。

■生地の質感(昇華転写の場合)
生地を染めるので、プリント部分は生地の質感を残しやすい。
■大量生産
製作枚数が増えても1枚当りのコストを抑えにくい。

■特殊カラー表現
特殊カラーの表現が難しい(金銀/ラメ/発泡など)。

■インクの汎用性
インクの種類により使用できる生地に制限がある。昇華転写の場合、ポリエステル系素材のみプリント可能。



目的にあった方法でTシャツ製作をしてみよう



各プリント方法について、どんな用途や目的に向いているのか、もう一度要点を確認してみましょう。


1. シルクスクリーンプリント
 ・製版が必要で、単色または色数少ないシンプルなデザインを、大量にプリントするのが得意
 ・生地への沈みが少なく、生地の上にインクをのせて熱乾燥で定着させるため、生地色に影響されにくい
 ・特殊カラーの表現ができる(様々なインクが使用可能(金銀/蛍光/ラメ/発泡 など))


2. ラバー転写プリント
 ・製版不要でデジタルデータを使用し、1枚ごと違う番号、名前、ロゴなどを入れるのが得意
 ・ラバーシートを貼り付けるため、生地色や生地の素材が変わっても同一の仕上がりになる
 ・特殊カラーの表現ができる(ラバーシート(金銀/蛍光/ラメ/箔 など)が使用可能)


3. インクジェットプリント
 ・写真・グラデーションなどのフルカラーデザインを1枚からプリントでき、多品種小ロット生産が得意

 ・製版不要でデジタルデータを使用するため、即日生産も可能
 ・バリアブル印刷ができる(名前・番号のような可変情報のプリント可能)
 

実際、プリント方法を選択する際は、プリントするTシャツの数量や、どのようなデザインをプリントしどんな仕上がりにしたいか、どの生地を使用したいかなどを考慮してみてはどうでしょうか。
または、Tシャツ製作事業を考えている方は、プリントする際の必要な設備や作業工程、Tシャツ以外にも作成できるアイテムがあるのかなどで考えてみるのも良いかもしれません。




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