ソルベントプリンタ(溶剤プリンタ)について解説。特長や用途、おすすめの選び方などについてご紹介いたします。
この記事はこんな方におススメです!
サイン用途で新しいプリンタを検討中の方
他社製品との比較段階で、ミマキのソルベントインクジェットプリンタの特長をとらえたい方
ソルベントプリンタとは?
顔料を有機溶剤に分散したインクでプリントするプリンタになります。
別名、溶剤プリンタとも言われており、特にサイングラフィックス市場で使用されているプリンタです。
UVインクやラテックスが伸びている業界の中でも、国内の市場の大半はソルベントプリンタになります。
ソルベントプリンタの特長
優れた耐候性
ソルベントプリンタの特長は屋外のサインにも用いられる丈夫さが挙げられます。
雨、雪などに強く、光による色あせ、劣化も少ないため、屋外看板でも非常に高い耐久性能を発揮します。
用途
ソルベントプリンタは耐候性を活かして、屋外の広告に使用される用途が特に多いです。
メディアの素材は塩ビやターポリンがメインとなります。
近年では店舗の内装など、屋内での用途で付加価値をつけて事業を拡大しているお客様もいらっしゃいます。
また、カット機能のあるプリンタであれば、パッケージや店舗のポップといった、プリント&カットが必要な用途にも対応できます。
屋外、屋内のサイン
パッケージ、POP、ステッカー
選び方
生産性
機種によって対応できるメディアの幅やスピードが異なります。
ミマキエンジニアリングのソルベントプリンタは横幅のサイズを豊富に展開しています。
ラベル、POP、ステッカーを店舗で内製化したいという方には幅の小さめなモデル、サイン用途で大きなメディアに印刷を検討されている方は大きめのモデルがおすすめです。
また製作するものが比較的小さいものでも、大量、高速に生産する場合は大型のモデルという選択肢もあります。
近年の流れとしては、より高速・高画質で業界でも初となる機能を搭載したハイエンドモデルが特にお客様に反響を頂いております。
カットの機能の有無
制作する対象によってカット機能があると飛躍的に作業効率が上がります。
例えばサイン用途だけでなく、パッケージやステッカーを受注、販売する場合はカッティングマシンを新たに買う手間、スペースを新たに確保する必要がないため省スペースと高効率化を一度に実現できます。
またこれまでカッティングマシンを使われてきた方は、プリンタとカッティングマシンを別にすることで、常時プリントをし続ける事ができます。
これらの点に関しては、生産性の優先度や設置スペースなどによって検討していきます。
カッティングマシンを別に購入する場合、当社のCG-130ARなどがおすすめです。
ミマキ独自のテクノロジー
ノズルチェックユニット、ノズルリカバリーシステム
NCU(ノズルチェックユニット)でノズルの状態を自動で検知します。ノズル抜けを発見した場合は自動でクリーニングを行います。クリーニングでも解消されない場合、NRS(ノズルリカバリーシステム)が自動で不良ノズルを他のノズルで代替するため、修理を待つことなく作業を継続できます。
DAS(Dot Adjustment System)
印刷品質を左右するドット位置、フィード量をプリンタが自動で調整する機能。
手間やオペレータによる調整のバラツキもなく、プリントが行えます。
こだわりの機能
ミマキのハイエンドモデルには X軸Y軸枚葉カットで後工程作業を短縮する「XYスリッター」、メディアが3本ついた状態でも軽い力で回すことが可能なメディアチェンジャーなど、オペレーションで大変便利な機能を取り揃えております。省人化や安定性を求める方には特におすすめの機能です。
導入事例
株式会社中川ケミカル様 JV330-160を導入
当社はシートメーカーで自社製品と組合わせ、表現の一つとしてインクジェットプリンターを活用しています。
JV330-160は今まで出せなかった色が表現できる高い再現性があります。導入から半年、トラブルなく安定稼働しています。
熊沢印刷工芸株式会社様 JV330-160を導入
当社は塩ビフィルムや透明フィルムなど、多彩なメディアを臨機応変に入れ替えてさまざまな案件に対応しているので、ロールを3本まで取り付けられる「メディアチェンジャー」は大変重宝しています。
業界最速で名の通った機械を上回る速さで、かつ高画質も両立していました。
有限会社美工様 JV330-160を導入
MimakiのRIP「RasterLink」は、自分でカスタムしやすいんですよ。細かい指定も可能で、細部まで自由に調整できます。
あとはサポートですね。インクジェットプリンタは生産稼動率が高く、サービスを呼ぶケースが時折あります。とにかくMimakiのレスポンスは圧倒的に速い。これは昔から一貫しており、安心感が違います。
ミマキのソルベントプリンタのラインナップ
カット機能あり
カット機能なし
なぜミマキなのか
当社は、2002年に世界初のエコソルベントインクジェットプリンタ「JV3-130S/-160S」を市場に投入して以来、高画質・短納期を求めるお客様のニーズに応えるべく、常に「新しさと違い」にこだわり、新たな価値を持ったプリンタを市場に投入することで、業界をリードしてまいりました。
ミマキのプリンタは単にプリントできるだけでなく、その先の付加価値を提供し、より大きな利益を皆様にもたらす最高の選択肢です。
導入の流れ・お問い合わせ
ご紹介したプリンタは全国のミマキエンジニアリングの営業所にて見学、サンプル製作が可能です。
来訪ご希望の方はページ下部のお問い合わせよりお申込みください。
ミマキエンジニアリングでは営業担当がお客様をサポートいたします。
お見積り、補助金を使ったお得な購入方法を知りたいなど、ご要望がございましたらお気軽にご相談ください。