今さら聞けない!UVインクジェットプリンタとは?

いまやサイン業界を席巻するUVインクジェットプリンタ。 気になってはいるけれど、実際どんな仕組みやメリットがあるのか、そしてどう皆さんのビジネスに役立つのかをわかりやすく紹介します。 導入を検討されている方は、きっとUVプリンタの機能に納得するはずです!

この記事はこんな方におススメです!

UVインクジェットプリンタの概要を知りたいという方
UVインクジェットプリンタを使うとどんなことができるのか知りたい方
今後UVインクジェットプリンタの購入を検討していてより具体的なメリットを知りたい方
読み終わるまで約5分

溶剤とUVの比較


UVインクジェットプリンター特長

UVプリンタと溶剤プリンタを比較すると、以上のような特長と課題点があります。
では、なぜこのような差がでるのか見ていきましょう。

UVプリントの仕組み


瞬時にインクが硬化するというのは、これまでの溶剤プリンターなどにあったインクの乾燥による待機時間が大幅に短縮されます。
「これまでの残業が減った」、「短納期に対応できるようになった」、というお声から事業の業務改善にも役立つケースがございます。


1台で様々なメディア(印刷物)、素材に対応

UVインクジェットプリンタはメディアを選ばずに、プリントできるというのも大きな特徴です。紙状のものだけでなく、金属やアクリル、革や木といったものにもプリントが可能。
ノベルティなどの立体のメディアにもプリントができるので、実は皆さんがいつも手にしているものはUVインクジェットプリンタでプリントされたものがたくさんあります。
※プリンタ機種のタイプによって対応メディアが異なります

また様々な素材にこのような表現ができる理由の一つに、プライマーと呼ばれる下地処理を行う技術があります。
プライマーがメディアとインクの間に入ることでインクの定着をサポートしています。


UVインクジェットプリンター用途例①

UVインクジェットプリンタでできる用途例

UVインクジェットプリンタは様々な用途に対応していることに加え、デザインの選択肢も豊富なため、色々な用途に利用可能です。
なかにはこのような用途もございます。

5層プリント


UV5層プリント例

こちらはインクの層を作る技術を応用したウィンドウフィルム。
通常一枚のフィルムに表裏のデザインを行おうとすると、裏から片方のデザインが透けてしまいます。
しかし、層を作ることで表と裏のデザインをはっきりと映し出すことができ、窓の外と中から違った表現を見た人に届けることができます。
弊社の製品(UCJV330/300)ではこうした5層プリントを一度のプリントで行うことができ、スピーディかつ多様な表現ができます。

2.5Dプリント

2.5Dプリントと呼ばれるインクを部分的に厚盛りして凹凸感を出すことで立体的な表現ができるプリント方法です。
存在感のあるデザインで付加価値が付くプリントとなっております。
こうした付加価値のある成果物を作成することで、これまでにない収益性を創造するのがUVプリントの魅力です。
より詳しい用途例はこちらをチェック

課題を補うために



ここまでの内容を振り返ると至らない点がなさそうなUVインクジェットプリンタ。
しかし、メディアを折るとインクが割れてしまうため、メディアの取り扱いには注意が必要です。
またロール型のUVインクジェットプリンタにおいては、インクが厚くなることで強度を補うためにラミネートをかけることがありますが、その際にシルバリングと呼ばれる気泡が発生してしまうことがあるため、この点も注意しましょう。
弊社ミマキエンジニアリングでは、インク開発でこの弱点を克服しています。
耐久性の高いインクセットや、シルバリングをなくすためのラミネート機器で課題をカバーしてます。

インクについてより知りたい方はこちら


UVインクジェットプリンタの種類

あなたに合ったUVインクジェットプリンタはどのように選んだらいいのでしょうか?
今回は作る成果物から考えていきます。
UVインクジェットプリンタは大きく分けてロール式、フラットベッドに分かれています。
ロール式であれば看板などのサイン産業、フラットベッドであれば金属やアクリルといった折り曲げられないメディアに最適です。
そして大きさ。スマホのケースなどのノベルティを作るのであれば卓上サイズのプリンタがおすすめです。
より大きい成果物や量産を考えるのであれば大型のフラットベッドが良いでしょう。


UVインクジェットプリンター種類

ロール型UVインクジェットプリンタ



主にポスターや大型の看板、ウィンドウフィルムなどの製造を得意としています。


小型フラットベッドUVインクジェットプリンタ



ノベルティーやキャラクターグッズを製造するのを得意としています。
小型といってもサイズ展開は豊富にあり、成果物を一度に大量生産したい場合にも使うことができます。


大型フラットベッドUVインクジェットプリンタ



大型のメディアにプリントすることを得意としています。
サイズによっては3m程度の板に直接プリントできるものも。
また小型フラットベッドUVプリンターに入るサイズのものでも、より大量生産を行う場合の選択肢になります。


まとめ

UVインクジェットプリンタは
・乾燥時間が短く業務効率化に繋がる
・様々なメディアに対応できて多用途
・付加価値のあるプリント表現が可能

ここまでご覧いただきありがとうございました。
こちらの記事はUVインクジェットプリンタの製造を行っている、弊社ミマキエンジニアリングが自社の製品を用いてご紹介しております。
業界の方からはありがたいことにたくさんのご支持をいただいておりますが、まだ知らなかったという方はぜひとも各種SNS をチェックしてみてください!




対応製品

Return to Content

ページの先頭へ戻る