株式会社ペン益塗装店(三重県桑名市):UCJV300-160

課題
改善
手塗りの塗装がメインだが、外注していた看板製作の発注が増加し、納期対応や細かなデザイン変更の効率を考えて内製化が必要になった。熟練社員の引退が迫っており、機械による標準化も目指していた。
インクジェットプリンタの導入はミマキのUCJV300-160が初めて。短納期の仕事が多く、乾燥時間が必要ないUVプリンタは作業効率が良くお客様にも喜ばれている。カッティング機能も魅力で、1台2役をこなせることで設置スペースを削減できた上、ビジネスの幅も広がった。

ビジネス広げる1台2役のUCJV300
内製化により力を発揮


営業部の佐藤公俊氏

営業部の佐藤公俊氏

UCJV300-160導入の決め手

  • 1台2役で省スペース
  • 短納期に対応する速乾性
  • 仕事の幅を広げる白インク

「ライン看板」の生産体制を整備


(株)ペン益塗装店は創業大正7年(1918年)という100年起業塗装店。三重県桑名市で、住宅塗装をベースに、防水加工や、工場のメンテナンス塗装、社寺塗装など、幅広い種類の塗装を請け負ってきた。建築業許可証も持っており官公庁をはじめ、 地元の上場企業との取引も多いという。

同社は本業の塗装に加え、近年では看板製作やその施工も受注するようになった。塗装はもともと手作業が中心だが、徐々に機械化を進める中で、2018年夏、UV硬化型インクジェットプリンタ(IJP)「UCJV300-160」を導入した。


塗装は手作業が多い職人仕事

塗装は手作業が多い職人仕事

塗装業は基本的に今でも手塗りが中心、型紙を使って社名やロゴマークなどを、壁面や屋根、壁、ファサードなどに塗り付けることも多い。同社の社員数は6人と少ないが少数精鋭で、全員が営業から製作、施工(施工管理)までをこなす職人エキスパート集団だ。

ペン益塗装店がある桑名は、大手ベアリング企業が本社を置く工場城下町で、その下請け企業の工場が軒を連ねる。同社の得意先の多くは、工場内外の塗装や塗り直しでその技術を発揮し地元では知られた存在となっている。

これらの工場は、そこで生産品や機械名、機種名を示す「ライン看板」が必要で、これをペン益塗装店が受注している。「ライン看板」の依頼は30年ほど前からあり、従来は外注していた。塗装の本業ではない部分でもあり「パートナー企業に任せることで十分」という考えもあったからだ。


「ライン看板」は工場システムの一部となっている

「ライン看板」は工場システムの一部となっている

「IJPが欲しい」というのは現場からの声だった。発注数量が増加し、納期対応や細かなデザインの変更などを考えたときに、手元でプリントを管理できる体制が必要になってきた。

同社社員はエキスパートぞろいだが、高齢の社員の引退も迫っており、手仕事から機械による標準化を目指したいという思いもあったという。


1台2役は大きなアドバンテージ


「UCJV300-160」は速度が求められる仕事に強い

「UCJV300-160」は速度が求められる仕事に強い

ペン益塗装店のIJP導入はこれが初めて、他社も含めさまざまな機種を検討したが、UV硬化型インクを搭載した「UCJV300-160」を選定した。

同社営業部の佐藤公俊氏は「速度が求められる仕事も多いので、乾燥時間無しのUVインクは作業効率がいいと考えました」という。また、ガソティング機能も魅力で、これまでできなかった2つの加工方法を1台で叶えてくれる理想的なマシンだった。
1台2役は、設醤スペースが少なくて済むため、入れ替えではないまったくの新規導入の場合、大きなアドバンテージとなる。


佐藤氏は「私は以前、デザイン会社に勤務しており、大判プリンタはミマキというイメージがありました。また、営業の方の説明が最初から的確で、必要な性能を満たしていると理解できました。外注先のプリンタもミマキ製であったため、実はかなり安心して導入しました」と振り返る。導入後は、まったく躓きなく、スムーズにプリントできたという。

最も多い「ライン看板」の製作は、メディアにプリントして、ラミネート加工し、ポリカーボネートの素材に貼り合わせるというもの。作業自体はそれほど難しくないというが、とにかく納期が短い。遅くとも2~3日中には納品し、施工しなければならず、中には翌日や「今日持ってきてほしい」という依頼もある。


得意先の工場は新たな機器の導入が多く、ラインの組み換えも頻繁。「工場への見学や来客、監査があるので、看板も含めて見栄えを良くしたい」というクライアントもおり、突発的な見学や来客も多い。ライン表示は、ISO認定などで義務付けられているケースも多々あり、「商談を円滑にする道具」として、大手企業と取引のある工場では当たり前になっている。


透明素材も含めたさまざまなメディアにプリントしている

透明素材も含めたさまざまなメディアにプリントしている


ミマキの「LA-160W」でラミネートすることも多い

ミマキの「LA-160W」でラミネートすることも多い


広がったビジネスの幅


「UCJV300-160」の導入は、「ライン看板作成」だけが目的ではない。「一般的な商業用看板やディスプレイにも、同社のビジネス領域を広げたい」という思いがあった。

外装の塗装を請け負うと、壁や屋根だけでなく看板やディスプレイもまとめてリフォームしてほしいという声がある。実際、タクシー会社のリフォームでは看板も含めてすべて取り換えた。また、風力発電を導入した企業には、風車の羽にその企業のロゴをプリントとカットで表現する仕事も受注した。

さらに「UCJV300-160」は白インクを搭載していることから、白を下地に透明素材への鮮やかなプリントができることも特長。同社では今後、徐々に商業施設や店舗などのウインドウディスプレイで使用される透明素材を使ったグラフィックの仕事も増やしていきたいという。


サンプル製作した「BABY ON BOARD」のステッカー

サンプル製作した「BABY ON BOARD」のステッカー


ウインドウディスプレイの練習に自社工房の扉へ装飾

ウインドウディスプレイの練習に自社工房の扉へ装飾




<導入製品>
プリント&カット対応UVインクジェットプリンタ:UCJV300-160
ウォームラミネーター:LA-160W


企業・団体プロフィール

  • 名称株式会社ペン益塗装店
  • 業種建築塗装事業(各種建築塗装・各種防水塗装・看板製作施行等)
  • 住所三重県桑名市今中町9-1
  • 電話番号0594-23-1880
  • URLhttps://www.penmasu.com/

導入した製品

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