株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/野口 幹夫)は、テキスタイルアパレルおよびソフトサイン市場に向けて、新開発プリントヘッドを搭載し昇華転写紙向けに世界最速のプリントスピードを実現したインクジェットプリンタのフラッグシップモデル「TS500-1800」および新開発昇華転写インクSb300を2012年4月より発売開始いたします。
【高性能をめざした、昇華転写のフラッグシップモデル】
■世界最速転写紙プリント 150m2/h
■インク脱気モジュールMDM-20搭載
■重量メディアセット可能
【主な特長】
1.昇華転写紙プリントでハイスピードモード150m2/hを実現
圧倒的なプリントスピードの秘密は、新開発プリントヘッドにあります。プリントヘッド個数、ノズル数を増やし、効率的に噴射する6ヘッド3スタガ配列を採用。これまでにないスピードを実現しています。
2.インク内のガス(気泡)を除去するMDM-20搭載
インク脱気モジュール「MDM-20」をプリンタ本体内に搭載。このため、気泡が原因のノズル詰まりが軽減され、インク吐出精度が向上します。また、通常の脱気処理されたインクパックではなく、未脱気のボトルでのインク供給を可能にし、より安価にインクをお求めいただけるようになりました。
3.最大重量60キロのロールメディアが使用可能 - 長時間運転が可能
セットできるロールは最大直径300mm、重さ60kgまでOK。ロール交換の手間が少なく、長時間にわたって連続運転可能。大量プリントのオーダーに余裕で対応ができます。
4.ミスト回収フィルターがプリント本体内で発生しやすいインクミストを吸引排気
インクミストによる機器トラブルを未然に防ぎ、安定性が高まりました。
5.新発売インク「Sb300」 鮮やかな発色、優れた乾燥性
本製品と同時に新発売の昇華転写インク:Sb300は、よりお求めすい価格で提供いたします。
6.安心搬送…好評のAMF搭載により、安定したプリント品質を提供
独自のAMF(オートメディアフィーダ)機構の搭載により、昇華転写紙の安定した、繰り出し・巻き取りを実現しています。無人連続プリントでも、安心して本機を稼働させることができます。
パフォーマンスをフルに引き出す高性能RIPを標準添付
直観的でわかりやすい操作性
1.基本となる設定項目はアイコンで表示し、迷うことなく簡単に目的の操作が行えるようになりました。
2.目的のアイコンをクリックしたら同一ウィンドウ内で画面が切り替わるので、プリント条件の設定などの操作を戸惑うことなく行うことができます。
3.プリント実行中はメイン画面上でジョブの進捗状況を実際に確認することができます。
表現力を豊かにする色置換機能
1.RasterLink6のカラーチャート印刷機能で選んだ色をIllustratorのスウォッチパネルに登録が可能です。Illustratorより簡単に登録済のカラーを選べます。
2.カラーピッカーシステム:
実際に測定したカラーデータをもとにプロファイルから最も近いカラーを選び出しプリント出来ます。
※測色器は装置に付属していません。
プリントカラーのシミュレーション
1.Illustrator, Photoshopでプリントカラーのシミュレーションが可能です。実際にプリントしなくても仕上がりのカラーに近い色を画面上で確認していただけます。
(こちらの機能はMPM II(MimakiProfileMaste II)が必要です。)
【主な仕様】
TS500-1800 | ||
プリントヘッド | オンデマンド ピエゾヘッド (6プリントヘッド-3スタガ配列) | |
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プリントスピード | 150m2/h カラー:4色BMYK、モード:ハイスピード、 印刷モード:300x600dpi 2パスBI | |
最大出力幅 | 1,890mm | |
解像度 | 300/450/600/1200dpi | |
インク | 昇華転写インク:Sb300 (Bk,Bl,M,Y,Lbl,Lm) | |
メディア | 最大幅 | 1,910mm |
ロール重量 | 60kg以下 | |
ロール外径 | φ300mm以下 | |
電源仕様 | 単相 AC200~240V 20A以下 | |
外形寸法(mm) | 3810(W)x1400(D)x1700(H) | |
重量 | 750kg |