LED-UV方式大型フラットベッドインクジェットプリンタ「JFX200-2513」国内販売開始のお知らせ

製品情報

LED-UV方式大型フラットベッドインクジェットプリンタ


JFX200-2513 ロゴ

= Mimakiの技術を継承したエントリーモデル =



 株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/小林 久之)は、サイングラフィックス業界に向けて、よりお求めやすい価格を実現したLED-UV方式大型フラットベッドインクジェットプリンタのエントリーモデル「JFX200-2513」の国内販売を2014年4月より開始いたします。当社独自技術により、クリアインク使用時に悩ましかった「埃の付着」を極小化し、より滑らかで光沢感のあるグロス仕上げが可能になりました。本製品は日本以外の地域で2013年12月から先行して販売しております。


◎概要


JFX200-2513
  • 高付加価値プリントを実現する「クリアインク」
  • 高品質なプリント技術を継承したローコストモデル
  • 「美しく」 新開発プリントヘッドとミマキ独自のヘッドコントロール技術でハイクオリティプリント
  • ユーザー視点で考えた利便性
  • 省電力・長寿命のLED-UV方式とボトル供給方式のインクでエコに貢献

◎主な特長


1.クリアインクの高付加価値が「武器」になる

プリント物に光沢感を持たせて意匠性を高めるために使用されるクリアインク。その有用性の反面、作業現場の埃がインク硬化前に付着し、成果物を台なしにするといった問題がありました。JFX200-2513に搭載されたMCC(Mimaki Clear Control)は、クリアインクの吐出と紫外線の照射を一度に行うことで、埃が付着する未硬化の時間を最小にし、埃が少なく美しいグロス調のクリアを実現しました。部分的に使用し意匠性を高める事はもちろん、全面に使用していただくだけでも高付加価値を与えられる仕上がりに。また、クリアインクとカラーインクと同時に出力することで、カラー+ホワイトの2層プリントと同じ生産性を維持したまま高付加価値を実現します。

■部分的にグロス調プリント
部分的にグロス調をプリントすることで意匠性が高く、見る人の目を引きつけるプリントが可能。右の写真のように食品のみずみずしさの表現、下の写真のようなクリアインクのみでの高級感溢れる表現が可能になります。


クリアインクのみでの高級感溢れる表現:蝶

食品のみずみずしさの表現:握り寿司

■全面にグロス調プリント
全面にグロス調でプリントすることで写真のような表面に光沢がある高級感あふれるプリントが可能になります。
人の目を引く屋内外のサイン等を作成する場合、意匠性を発揮できるこの全面グロス調プリントは大きな武器になります。


全面グロス調:高い光沢を実現し、目を引く表現が可能、クリア無し:光が拡散するので光沢感はあまり無い

2.ミマキ独自のヘッドコントロール技術で高精細、高画質プリント


・バンディングを軽減
MAPS2(Mimaki Advanced Pass System2)により、パスの境界を分散することでバンディング(※1)の少ない高画質プリントを実現いたします。また、境界線以外の部分でもインクの吐出するタイミングをずらすことで色ムラを軽減し滑らかなプリントを実現いたします。
※1:バンディング パスの境界で発生する帯状の横ムラ


MAPS2(Mimaki Advanced Pass System2)

・高画質プリントを実現するバリアブルドット機能
色ごとに異なる比重、粘度のインクをプリントヘッドから吐出する際に、ヘッドの駆動波形をコントロールすることで真円に近い状態で真っ直ぐ飛ばし、高い着弾精度を実現している当社の技術を応用し、一度に3種類のドットサイズにインクを打ち分けるバリアブルドット機能を搭載。粒状感のない高精細で高画質なプリントを実現いたしました。


バリアブルドット

3.ユーザー視点で考えた利便性

・必要な機能を前面に配置
操作パネル、吸引バルブ、インク供給システムをフロント面に配置しました。本体の操作、メディア吸引のON/OFF、インクの交換、メディアの交換など、プリント作業に必要な操作を全て本体前面で行えます。


JFX200-2513 操作パネル、吸引バルブ、インク供給ユニット

・レイアウトピンで簡単配置
フラットベットにメディアをセットする際には、シビアな位置合わせが必要でした。そこで本機には、その煩わしさを解消するピンをご用意。ピンを基準にメディアを固定して傾きを解消することで、ズレなくプリントを行えます。


レイアウトピンあり:ズレなく印刷が可能 レイアウトピンなし:ズレてしまって台なしに・・・

ギャップピン

・メディア厚み自動測定
メディアの厚みをキャリッジ内にあるギャップピンで自動計測します。定規やノギスで厚みを測定する必要がなく効率的に仕事を進められます。


メディアジャムセンサー

・メディアジャムセンサー搭載
事故防止のため、精密なメディアジャムセンサーを搭載しました。作業者の安全を守ることはもちろん、手動で入力したメディアの厚みが誤っていた場合や、メディアが歪んでキャリッジに干渉する場合には自動停止し、キャリッジを安全な場所に移動させます。


4.3×6板、4×8板へのダイレクトプリントが可能


プリント可能範囲が2,500mm×1,300mmなので、看板製作で多く使用されている3×6板(910mm×1,820mm)、4×8板(1,220mm×2,440mm)へのダイレクトプリントが可能。また、高さ50mmまでのメディアへのプリントが可能なので仕事の幅が広がります。


2,500mm×1,300mm、高さ50mmに対応

5.素材、用途に合わせて選べるインク

インク種類 色設定 特長
LH-100 C/M/Y/K/W/Cl 耐擦過性や耐薬品性が高く、発色、色彩再現性に優れた硬質UV硬化インク
LUS-150 C/M/Y/K/W/Cl(※2) 素早い硬化性と150%まで伸びる柔軟性を持つUV硬化インク

※2:クリアインクはLH-100インクになります。

6.Mimaki Green Technology Mimaki Green Technologyロゴ

・有害物質の発生を抑制
VOC(※3)が殆ど発生せず、オゾンの発生原因となる短波長の紫外線照射が必要無いUV硬化インクを採用することで特別な排気設備を必要とせず、作業者にも環境にも優しい仕様になっています。
※3:VOC(Volatile Organic Compounds)揮発性有機化合物

・LED-UV方式
紫外線の光源にLEDを採用し、メタルハライドランプの約5倍以上の長寿命を実現。LEDなので発熱量が少なく消費電力も少ない上に、熱変形や熱変色しやすいメディアにも安心してプリントが可能です。

・インクの供給は1Lボトル交換方式
1Lボトル交換方式によるインク供給で、カートリッジ方式に比べ廃棄物排出量の低減に貢献します。

◎主な仕様

項 目JFX200-2513 仕様
プリントヘッドオンデマンドピエゾヘッド
最大プリントサイズ2,500mm×1,300mm
プリント速度カラー4色(C/M/Y/K)4色+白/クリア(C/M/Y/K+W or Cl)
High Speed25.0㎡/h(300×450HQ,6P,Bi)12.5㎡/h(300×450HQ,12P,Bi)
Production18.0㎡/h(600×600dpi,8P,Bi,Hi)9.0㎡/h(600×600dpi,16P,Bi,Hi)
Standard12.5㎡/h(600×900dpi,12P,Bi,Hi)6.2㎡/h(600×900dpi,24P,Bi,Hi)
High Quality3.4㎡/h(1200×1200dpi,16P,Uni,Hi)1.7㎡/h(1200×1200dpi,32P,Uni,Hi)
インク供給方式1Lボトル交換方式
インク循環MCT (Mimaki Circulation Technology)(ホワイトインクのみ)
メディアサイズ2,500mm × 1,300mm
高さ50mm以下
重量50kg/㎡以下
インターフェイスUSB2.0
電源仕様単相AC200~240V 12A以下
消費電力2.88kVA
動作環境使用可能温度:15℃~30℃、湿度:35~65%Rh(結露なきこと)
外形寸法(W×D×H)/ 重量4,400×2,450×1,250mm / 650kg

※記載の仕様、デザイン、寸法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります。

◎オプション

品名価格(税別)備 考
イオナイザキット 405,000円 静電除去キット
オプションブロア接続キット 5月発売予定 5月発売予定
バキュームユニット(1φ‐200) 656,000円 単相・200-240V, 30A, 1.9kw(※4)
バキュームユニット(3φ‐200) 720,000円 三相・200-240V, 30A, 3.4kw(※4)
バキュームユニット(3φ‐400) 787,000円 三相・380-480V, 20A, 3.4kw(※4)

※記載の仕様、デザイン、寸法、価格などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります。
※4:取り付けには別途オプションブロア接続キットが必要になります。

◎日本販売価格

780万円(税別)

◎販売開始

2014年4月

◎展示会出展情報

JP2014 情報印刷産業展に展示いたします。

名  称JP2014 情報印刷産業展  >>公式ホームページ
開催期間2014年5月15日(木)~ 2014年5月17日(土)
開催時間15日(木) 10:00~17:00
16日(金) 9:30~17:00
17日(土) 9:30~16:00
会  場インテックス大阪5号館  >>交通アクセス
お問い合わせ先株式会社ミマキエンジニアリング 東京支社
JPマーケティング部
TEL:03-5420-8680 / FAX:03-5420-8686

◎お問い合わせ先

株式会社ミマキエンジニアリング
グローバルマーケティング部 所 康武
長野県東御市滋野乙2182-3
TEL:0268-64-2281 / FAX:0268-64-2285


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