シルバーインク搭載プリント&カット対応インクジェットプリンタ
『Mimakiのハイスペックエントリーモデル』
~エントリーモデルが省機能とは限らない~
株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/小林 久之)は、新開発SS21シルバーインクを搭載可能で、プリントとカットを1台で行える、ソルベントインクジェットプリンタ「CJV150-75/107/130/160」の販売を2014年10月より開始いたします。
CJV150は、エントリーモデルでありながら、当社の技術を詰め込み、高い性能を備えた高機能モデルです。ステッカーやラベル、パッケージ用途で特にご要望が多かったシルバーインクを新開発し、製作物に高い価値を与えます。また、当社の特許を含む画質コントロール技術が高画質を実現します。さらに、多様なニーズに応える様々なプリント&カット機能を搭載しております。美しく、速く、お客様に最適なソリューションをご提供いたします。
◎概要
- 高付加価値を実現するシルバーインク
・高輝度を実現したSS21シルバーインクを新開発
・648色の充実したメタリックカラーコレクション - オレンジ、ライトブラックインクが可能にした豊かな表現力
・コーポレートカラーや食品などの鮮やかな色彩を表現するオレンジインク
・グレースケール画像の色転びや、トーンジャンプのない美しいグラデーションを表現するライトブラックインク
- ミマキ独自の画質コントロール技術
・高い着弾位置精度を実現する『波形コントロール』
・ドットサイズを最適化する『3Wayインテリジェントヒーター』
・バンディング、色ムラを軽減する『MAPS3』 - 多様なニーズに応えるプリント&カット機能
・ロール1本の連続カットが可能な『連続トンボ読取り機能』
・切り残しをなくし、美しくカットする『オーバーカット、コーナーカット機能』
・長尺モノのカットも正確に行う『中間トンボ機能』
・カット後にプリントを行うことで剥がれやカット不良を防止する『カット&プリント機能』
◎主な特長
1.高付加価値を実現するシルバーインク
1)高級感のあるシルバー、メタリック表現
新開発のSS21シルバーインクは従来のシルバーインクに比べ約1.67倍(※1)の輝度を実現しました。輝度が上がることにより、鏡面のような美しい輝きを放つ高級感のあるシルバーとメタリック表現が可能になります。
※1:当社調べ ES3シルバーインクと比較
2)簡単な操作で高級感あるメタリック表現が可能
648色のメタリックカラーコレクションを『RasterLink6』から簡単に出力可能。コレクションを元にIllustratorのスウォッチから色を選択するだけでメタリックカラーの指定は終了。簡単にSS21シルバーインクが実現する高級感のあるメタリックカラーをご使用いただけます。
2.オレンジ、ライトブラックインクが可能にした豊かな表現力
1)オレンジインク
SS21のオレンジインクを新開発。プロセスカラーとして追加することでPANTONEカラーを近似色で約94.8%(※2)カバーしました。色域を拡大することで、コーポレートカラーの再現や、食品のみずみずしさの表現が可能になります。
※2:当社調べ(2014年9月)
2)ライトブラックインク
新開発のSS21ライトブラックインクは、グレースケール出力時に色転びや、トーンジャンプのないグレーバランスを実現します。モノクロデータの忠実な色再現や、スムーズなグラデーション表現が可能になります。
3.ミマキ独自の画質コントロール技術
1)波形コントロール技術
インクは色によって比重、粘度が異なります。吐出時の波形を最適にコントロールすることで、インクを真球に近い状態で真っ直ぐに吐出。真円に近い形でメディアに着弾させることで高画質を実現します。高い着弾精度を活かし、最小4plから最大35plのドットサイズを印刷条件に合わせて自動で選択することで、高画質で美しいプリントから、生産性を求められる高速プリントまで状況に応じて最適なプリントを可能にします。
2)ドットサイズを最適化する『3Wayインテリジェントヒーター』
メディアの温度が適正でないと、高精度で吐出したインクも最適なサイズで定着しません。
CJV150は当社が特許を取得している3Wayインテリジェントヒーターを搭載し、メディアをプリントに最適な温度に保つことで高画質を実現します。3つそれぞれのヒーターの役割は右下の図をご参照下さい。
■特許番号■ 日本:4889059 米国:8,444,262 中国:ZL 200910222559.8
3)安定した高画質プリントを可能にする『MAPS3』
通常、パスの境界は直線になるため少しのズレにより、横シマが出るバンディングや、色ムラの原因になります。「MAPS3」(Mimaki Advanced Pass System 3)ではパスの端を拡散させ、境界線をグラデーションのようにすることでバンディングや色ムラの発生を軽減します。
4)高速プリントを実現する純正SS21インク
当社の技術を集結させたソルベントインク『SS21』は、メディアへの浸透性と溶剤の揮発性のバランスが良く高い乾燥性を実現しております。それにより、高速モードで使用してもにじみが発生しにくく、高濃度でのプリントが可能です。乾燥速度が速いので、プリント速度の速いモードでもブロッキング(巻取り時にインクの未乾燥が原因で発生するメディアの張り付き)が起きにくく、高い生産性を可能にします。
4.多様なニーズに応えるプリント&カット機能
1)連続トンボ読取機能
RasterLink6で配置したトンボを自動で読取り自動補正を行いながら正確に輪郭をカットします。ロール1本のメディアを巻き取りながら正確にカットできる為、無人で大量に生産が行えます。
2)オーバーカット、コーナーカット機能
カットの開始点と終了点をオーバーラップさせるオーバーカット機能を使えば、厚いメディアや粘り気のあるメディアでも切り残し無くカットできます。また、開始点と終了点だけでなく、全ての角をオーバーラップするコーナーカット機能を搭載。シャープなカットが可能です。
3)中間トンボ機能
中間トンボを付け、位置補正を複数回行うことで、長尺の画像でも正確に輪郭をカットできます。
4)カット&プリント機能
熱転写ラバーシート等薄いメディアを使うときに起こりやすい「剥がれ」や「カット不良」を防ぐ「カット&プリント機能」も搭載。先にカットを行ってからプリントすることで、作業効率がアップします。
5.「仕事を止めない」連続運転ソリューション
1)自動でノズル抜けを検出、解決する
『NCU(Nozzle Check Unit)』
ノズルの状態をセンサーが自動で検知します。ノズル抜けを発見した場合は自動でクリーニングを実行しノズル抜けの解消を行います。クリーニングでもノズル抜けが解消しない場合は、『NRS』が自動でノズルリカバリーの設定を行いプリントを再開。連続出力時のノズル抜けによるメディアのロスを最小に抑えます。ノズルの状態を確認するタイミングは転送ファイルごと、または時間単位で設定が可能です。
2)生産性を維持するための
『NRS(Nozzle Recovery System)』
クリーニングしても改善されないノズルトラブルはサービスマンによる修理が必要になり、それが終わるまではプリンタを停止する必要がありました。NRSは問題のあるノズルを別のノズルで代替してプリントを再開できるため、サービスマンの修理を待つこと無くプリントを再開。生産性を維持できます。(※3)。
※3:プリントモードによってNRSを使用できない場合があります。
◎主な仕様
CJV150-75 | CJV150-107 | CJV150-130 | CJV150-160 | ||
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プリントヘッド | オンデマンドピエゾヘッド | ||||
プリント分解能 | 360dpi、540dpi、720dpi、1,080dpi、1,440dpi | ||||
最大作図幅 | 800mm | 1,090mm | 1,361mm | 1,610mm | |
最大メディア幅 | 810mm | 1,100mm | 1,371mm | 1,620mm | |
インク | 種類/色 | エコソルベントインク ・SS21(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Or,W,Si) 水性昇華インク ・Sb53(Bl,M,Y,K/Dk,Lbl,Lm) ※CJV150-75にSb53インクの搭載はできません。 |
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容量 | SS21:440mlインクカートリッジ / 2Lインクパック(W,Siは220mlカートリッジのみ) Sb53:440mlインクカートリッジ / 2Lインクパック |
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循環 | MCT(Mimaki Circulation Technology)(W,Siのみ) | ||||
メディア厚み | 1.0mm以下 | ||||
ロール重量 | 40kg以下 | ||||
適合規格 | VCCIクラスA / FCC クラスA / UL 60950-1準拠ETL / CEマーキング(EMC指令、低電圧指令、機械指令) / CB認証 / RoHS対応 / REACH・エナジースター・(CCC取得予定)/RCM |
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インターフェイス | USB 2.0、LAN(イベントメール用) | ||||
電源仕様 | 単相(AC100~120V / AC220~240V) | ||||
消費電力 | 100V系:1.44kVA×1以下 200V系:1.92kVA×1以下 | ||||
動作環境 | 使用可能温度:20℃~30℃、湿度35~65%Rh(結露なきこと) | ||||
外形寸法(W×D×H) | 1,965mm× 700mm×1,392mm |
2,255mm× 700mm×1,392mm |
2,525mm× 700mm×1,392mm |
2,775mm× 700mm×1,392mm |
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重量 | 126kg | 142kg | 157kg | 168kg |
※2Lインクパックをご利用いただくには別売りオプションのMBIS3(Mimaki Bulk Ink System 3)が必要です。
※記載の仕様、デザイン、寸法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります。
◎販売価格
CJV150-75 148万円(税別)
CJV150-107 168万円(税別)
CJV150-130 198万円(税別)
CJV150-160 228万円(税別)
◎販売開始
2014年10月
◎販売目標
1,500台/年間
◎お問い合わせ先
株式会社ミマキエンジニアリング
グローバルマーケティング部 所 康武
長野県東御市滋野乙2182-3
TEL:0268-64-2281 / FAX:0268-64-2285