小型フラットベッドカッティングプロッタ
『アイディアをすぐにカタチに』
株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/小林 久之)は、小型ながら偏芯カット、タンジェンシャルカット、レシプロカット、罫引きが行えるA2ノビサイズのフラットベッドカッティングプロッタ「CFL-605RT」の販売を2015年2月より開始いたします。
オリジナルグッズは、市場の少量多品種化によりUVプリンタを使用したオンデマンドプリントの需要が増えております。今回発表する『CFL-605RT』は、当社のカッティング技術を詰め込み、パッケージに使用されるコートボール等のカット、曲げに必要な罫引き線の加工、緩衝材に利用される発泡材のレシプロカットが1台で行え、試作の作成、オンデマンドのパッケージ生産を後押しします。また、当社のUVインクジェットプリンタ「UJF-6042」と組合せてお使いいただくことで製品へのプリント、パッケージへのプリント、パッケージのカットと製品化までの作業をトータルで行え、試作サンプルの作成、小ロットの生産が行えます。
◎概要
- オンデマンド生産をサポートする1台4役
・偏芯カット
・タンジェンシャルカット
・レシプロカット
・罫引きローラー - 組合せでパッケージのオンデマンド化を実現
別売の『UJF-6042』と組み合わせることで、製品へのプリント、パッケージへのプリント、パッケージ、緩衝材のカットまでを一貫しておこなえ、商品のオンデマンド生産を実現します。
◎主な特長
1.オンデマンド生産をサポートする1台4役
1)偏芯カッター
1mmまでの素材は偏芯カッターでカット(※1)。カット圧を30~1,000gで調整して最適なカットが行えます。
2)タンジェンシャルカッター
2mmまではタンジェンシャルカッターで押し切り(※1)。反射シートや各種ゴム等もカットできます。
3)レシプロカッター
10mmまでの素材を刃を上下に振動させながらカット(※1)。厚みのある発泡材やダンボールのカットに最適です。
4)罫引きローラー
先端が丸い形状のローラーで折り目を付けて美しいパッケージを仕上げます。圧力を500~1,500gの範囲で変更でき、素材に合わせた罫引きが可能です。
※1:素材によりカット可能な厚さは変化します。
2.組合せて広がるオンデマンドソリューション
これまで製品に合わせたパッケージの試作サンプルを作成する場合、印刷本紙で行うにはデザイン案の絞込み、外注先との打合せ、外注先での作成等々、時間と費用がかかっていました。
CFL-605RTに別売のUJF-6042を組合せることで、製品のプリントから、パッケージの制作、緩衝材作成までを一貫して行えます。試作サンプルの作成、極小ロットの生産をオンデマンド化し、少量多品種の展開を容易にするとともに、完成までのコストとリードタイムを削減します。
【UJF-6042】
UV硬化インクを使用したA2サイズまでプリント可能なフラットベッドプリンタです。製品へのプリントはもちろん、パッケージのプリントにもご使用いただけます。
[例]USBメモリへのプリントとパッケージの作成
◎主な仕様
項目 | CFL-605RT | |
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有効作図範囲 | 610mm×510mm | |
駆動方式 | X/Y/Z/Θ軸:DCサーボモータ | |
最大速度 | XY:423mm/sec(45°方向) Z:30mm/sec | |
静的精度 | 反復精度 | 0.2mm以下(メディアの伸縮は除く) |
距離精度 | 移動量×±0.2%以下、または±0.1mm以下のどちらか大きい方 | |
原点再現性 | 0.1mm以下 | |
カット可能 メディア厚 | 偏芯 | 1mm以下 ※1 |
タンジェンシャル | 2mm以下 ※1 | |
レシプロ | 10mm以下 ※1 | |
メディア固定方法 | バキュームユニットによる吸着固定 | |
受信バッファ容量 | 30MB | |
コマンド | MGL-Ⅱc3 | |
インターフェイス | USB 2.0(High Speed) 、RS-232C、Ethernet | |
動作環境 | 使用可能温度 5~35℃、35~75%RH (但し 結露なきこと) 精度保証温度 12~25℃、45~65%RH (但し 結露なきこと) |
|
電源仕様 | 単相AC100V-120V/200-240V、50/60HZ | |
消費電力 | 500W以下 | |
外形寸法(W×D×H) | 1,320mm×1,045mm×1,100mm | |
重量 | 97kg(ブロワー20kg含む) |
※1 素材によりカット可能な厚さは変化します。
※2 記載の仕様、デザイン、寸法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります。
◎販売価格
185万円(税別)
◎販売開始
2015 年2月
◎販売目標
350台/年間(全世界)
◎お問い合わせ先
株式会社ミマキエンジニアリング
グローバルマーケティング部 所 康武
長野県東御市滋野乙2182-3
TEL:0268-64-2281 / FAX:0268-64-2285