サイングラフィックス向け Roll to Roll UV硬化インクジェットプリンター
~高画質・高生産・安定稼働、全て価値あるクオリティ~
株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/池田 和明)は、高画質かつ安定稼働するRoll to Roll UV硬化インクジェットプリンター「UJV100-160」を、地域を限定して2020年3月より販売開始いたします。
「UJV100-160」は新開発ヘッドを2基搭載し、高画質かつ高い生産性、安定稼働を追求したUV硬化インクジェットプリンターです。地球を取り巻く環境問題や規制に配慮し、VOC(揮発性有機化学物質)フリーのUV硬化インクを採用しました。プリント後にUV照射することで即硬化するため、水性インクや溶剤インクで必要な乾燥時間を必要としません。さらに、UV硬化インクは受理層がない紙やPETフィルム、布などの市販メディアへ幅広く対応できるため、材料コスト低減に貢献します。
インクは新開発UV硬化インク「LUS-210」を搭載し、C,M,Y,K,W,Cl※1の6種類をご用意。インクセットはCMYK、CMYK+W、CMYK+WClの3つのバリエーションから選択頂けます。隠蔽性が高いホワイトインクや、光沢感のあるクリアインクの特色インクを組み合わせることにより、透明/有色メディアへのプリント、意匠性の高いニス引きプリントまで幅広い用途にご使用頂けます。
また、安定して高画質プリントを可能とする機能のNCU(Nozzle Check Unit)※2、NRS(Nozzle Recovery System)※3、MAPS4(Mimaki Advanced Pass System)※4に加え、新機能DAS(Dot Adjustment System)を新搭載いたしました。DASは、従来手作業で行っていたドット位置補正、送り量補正を自動化し、オペレータへの負担を軽減します。
「UJV100-160」は、高画質・安定稼働性・高生産性・ユーザビリティ向上のためのMimakiテクノロジーを結集させ、かつお求めやすい価格のエントリーモデルUV硬化インクジェットプリンターです。
※1 Cl:クリアインクは後日対応予定
※2 NCU:ノズルの状態をセンサーで自動検知し、ノズル抜けを発見した場合は自動クリーニングを実行する機能
※3 NRS:ノズルクリーニングでも解消されないノズルトラブルがある場合に自動で不良ノズルを他ノズルに代替し、安定した画質でプリントを継続させる機能
※4 MAPS4:パスの境界線をグラデーション調に印字することで、バンディング(横縞)や色ムラ、光沢縞を軽減する機能
◎概要
- Mimakiクオリティを実現する最新機能
・ドット位置、送り量自動補正機能
・安定した高画質プリントを可能とするMimakiテクノロジー - お求めやすい価格で高い生産性
・最高23㎡/h※5の高速プリント
・乾燥時間が不要のためプリント後に即施行、ラミネート加工が可能 - UV硬化インクによる多様なメディア対応力と付加価値プリント
・UV硬化インク採用で多種多様なメディアにプリント可能
※5 23㎡/h: 4C Draftモードでターポリンにプリントした場合
◎主な特長
1. Mimakiクオリティを実現する最新機能
ドット位置、送り自動補正機能「DAS」
従来は目視と手作業で行っていた作図調整(ドット位置補正、送り補正)を自動化しました。調整にかかるオペレータの手間と時間を削減し、調整のばらつきを防止します。
安定した高画質プリントを可能とするMimakiテクノロジー
MAPS4
通常、パスの境界は直線になるため少しのズレにより、横シマが出るバンディングや、色ムラの原因になります。「MAPS4」(Mimaki Advanced Pass System 4)ではパスの端を拡散させ、境界線をグラデーションのようにすることでバンディングや色ムラの発生を軽減し美しいプリントを実現します。
MAPSあり
パスの境界を拡散させるためバンディングや色ムラを軽減して美しい画質を実現。
MAPSなし
パスの境界線でバンディングが発生。横スジや色ムラが入るため著しく画質を損なう。
NCU&NRSでノズル抜けを自動検知して復旧可能
NCU(ノズルチェックユニット)でノズルの状態を自動で検知します。ノズル抜けを発見した場合は自動でクリーニングを行います。クリーニングでも解消されない場合、NRS(ノズルリカバリーシステム)が自動で不良ノズルを他のノズルで代替するため、サービスマンを待つことなく作業を継続できます。
2. お求めやすい価格で高い生産性
最高23㎡/hの高速プリント
乾燥時間が不要のためプリント後に即施行、ラミネート加工が可能
UV硬化インクは、プリント直後にUV光(紫外線)を照射することでインクが瞬時に硬化するため、乾燥工程が不要です。プリント後すぐに後加工や施工を行えるため、製作時間を短縮し生産性を高めるとともに、短納期の仕事にも即対応できます。
3. UV硬化インクによる多様なメディア対応力と付加価値プリント
塩ビやターポリンはもちろんのこと、受理層がない紙、PETフィルムから布地まで、多種多様な素材にプリントが可能です。また、透明PETフィルムに対してホワイトインクを使用した2層プリント、クリアインクを使用したニス引きプリントなどの付加価値印刷にも対応できます。
◎主な仕様
項 目 | UJV100-160 | |
---|---|---|
プリントヘッド | オンデマンドピエゾヘッド(スタガ配列) | |
プリント分解能 | 360dpi、720dpi、900dpi、1200dpi | |
インク種 | UV硬化インク LUS-210 | |
インクセット | CMYK / CMYK+W / CMYK+WCl | |
インク容量 | 1Lボトル | |
インクIC | インク使用開始時チャージ方式 | |
廃インク | ボトル式(2L) | |
プリントギャップ | 手動2段階(2/2.5mm) | |
最大作図範囲 | 1,610mm | |
メディア | 最大幅 | 1,620mm |
厚さ | 1mm以下 | |
ロール外形 | φ250mm以下 | |
ロール重量 | 45kg以下 | |
紙管内径 | 2,3 inch | |
メディア裁断 | ヘッド部カッターによる自動裁断 | |
巻取・繰出 | 巻取(自動巻取)・繰出(ホルダー) | |
インターフェイス | USB2.0 / Ethernet | |
電源仕様 | 本体:単相AC100~120/200~240V±10%、50/60Hz±1Hz | |
安全規格 | VCCI-classA, FCC ClassA, IEC 62368-1 準拠ETL, CEマーキング (EMC指令, 機械指令, RoHS指令, 低電圧指令), CB認証, RoHS対応, エナジースター, RCM, EAC | |
外形寸法(W×D×H) | 2,775mm×700mm×1,392mm | |
本体重量 | 167 kg |
※記載の仕様、デザイン、寸法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります。
◎販売開始
2020年3月
◎販売予定台数
2,000台/年
◎お問い合わせ
報道関係者様からのお問い合わせ先
株式会社ミマキエンジニアリング
経営企画本部IR広報部広報グループ 遠山 哲也
長野県東御市滋野乙1628-1
tetsuya.toyama@mimaki.com
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