カッティングプロッタ「CG-AR Series」新登場
~コストパフォーマンス・カット性能・ユーザビリティで新しさを提供~
"Stay sharp" More profit per cut
産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタを手掛ける株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/池田 和明)は、カッティングプロッタの新製品として、カット可能範囲の異なる3サイズ「CG-60AR(カット可能範囲:幅606mm)」、「CG-100AR(同:幅1,070mm)」、「CG-130AR(同:幅1,370mm)」を発表いたします。
当社は1988年にサイン業界向けの高精度カッティングプロッタ「CGシリーズ」を発売して以来、30年以上にわたり世界中のお客様から高い評価をいただいております。短納期を求められる仕事が増える中、スピードはもちろんのこと、多様化するカット素材に対する正確なカッティングや、初めての方でも使いやすい操作性など、さまざまなご要望をいただいてきました。
今回発表する「CG-ARシリーズ」は、お求めやすい価格でありながら、より進化したカット性能と幅広いカット素材への対応力を併せ持ち、ユーザビリティを高めた最新のカッティングプロッタのエントリーモデルです。
基本性能は、クラス最高カット圧550gとカッティングスピード従来機比※1 105%を実現。カット圧を従来機より50g増やすことで、カット可能な素材の種類が増えました。塩ビシート、蛍光・反射シート、ゴムシートなど、さまざまなシートに対応しています。さらに、新しく厚紙の全カットに対応。専用オプション※2 を使用することで、普通紙から厚紙まで高品質に切り抜くカットが可能です。加えて罫引きツールを使用すれば、折り線作図が可能になります。これらの機能により、従来では実現できなかったペーパークラフトやパッケージの作成を可能とし、加工できる素材の拡大だけでなく、用途の拡大を実現しました。
また、さまざまなお客様にお使いいただけるよう“使いやすさ”を重視した機能を追加。Windowsプロッタードライバ対応により、カッティングプロッタへのデータ出力が簡単になりました。Adobe Illustrator※3 などのデザインソフトを使用せずに、Microsoft Word※3 で直接データを送信し、カットすることができます。これにより、一般的なオフィスプリンタから出力する感覚で、簡単に文字や図形をカット作図することができます。※4
加えて、離れた場所からマシン操作、稼働状況の確認ができる「Mimaki Remote Access(以下:MRA)」に対応。同一セグメントのLAN環境内であれば、スマートフォン※5 やパソコンからマシンのパネル操作、エラーチェック、カット進捗など稼働状況の確認ができます。離れた場所からでも安心してカッティングプロッタを稼働させることで、お客様が求める作業環境を提供します。
そして、エントリーモデル新搭載「IDカット機能」※6 で、さらに使いやすさを向上させます。「IDカット機能」とは、当社プリンタと連携することで、Print&Cutを効率よく行う機能です。プリントされたID付きトンボを読み取ることで、IDに含まれたデータを自動でカットします。パソコンからのデータ送信は1回で完了し、プリントしたシートをカッティングプロッタにセットすれば自動カットの完了です。エントリーモデルながら無人運転も可能にするコストパフォーマンスを実現しました。
従来機にはなかった“使いやすさ”を選択いただくことで、さまざまなお客様が効率的な出力体制を構築することができます。
「CG-ARシリーズ」は、この1台で、圧倒的なコストパフォーマンスでお客様のビジネスを強力にサポートし、今までカッティングプロッタをご利用のお客様にも、ご利用でないお客様にも使いやすい、限界を超えたエントリーモデルカッティングプロッタです。
各機種は2022年4月の販売開始を予定しており、本体価格(税込)は、「CG-60AR」が198,000円、「CG-100AR」が338,800円、「CG-130AR」が393,800円です。ステッカー、ラベル、ポップや看板などサイン用途のほか、カーラッピングやウォールデコレーション、ペーパークラフト、パッケージなど幅広い用途を対象に、「CG-AR Series」発売後、1年間で10,000台の販売(全世界)を見込んでいます。
ミマキエンジニアリングは「新しさと違い」を経営ビジョンに掲げ、お客様に新たな価値を生み出すイノベーター企業として邁進し続けてまいります。
※1 CG-SRIIIシリーズ
※2 台紙テーブル、カッティング台紙、厚紙切り刃、罫引きツールはオプション品(別売)となります。
※3 本記事に記載されている会社名、商品名は各社の商標または、登録商標です。
※4 カット順制御、トンボカット等の詳細機能のご利用は、プラグインカッティングソフトウエア「FineCut/Coat9 for Illustrator®」をご使用ください。
※5 iPhone対応、Android後日対応予定
※6 IDカット機能を使用するには、当社プリンタJV330 Series、JV300Plus Series、JV/UJV100 Series(別売)が必要になります。
◎概要
- クラス最高カット圧550gを実現し、カット可能な素材の種類を拡張
- 最大カッティングスピードを従来機比105%高速化し生産性を向上
- 厚紙カット用オプション品追加でA3サイズまでのパッケージ製作に対応
- Windowsプロッタードライバに対応し、専用ソフト不要でカットが可能に
- 「Mimaki Remote Access(MRA)」で離れた場所から本体の稼働状況の確認やパネル操作が可能に
◎主な特長
1. クラス最高カット圧550gと従来機比105%の高速化を実現
10gから550gまでカット圧が選択でき、ノーマルカット、全カット、ハーフカットといった3種類のカッティングが可能です。塩ビシート、蛍光・反射シート、ゴムシートなど、多様な素材のカッティングに対応しています。
2. 厚紙カット用オプション品追加でA3サイズまでのパッケージ製作が可能に
台紙テーブル、カッティング台紙、厚紙切り刃、罫引きツールといった厚紙カット用オプション品をご利用いただくことで、普通紙から厚紙までの高品質な全カットが可能になりました。この一台で、ペーパークラフト製作やパッケージ製作などにご利用いただけます。
制作一例
3. Windowsプロッタードライバに対応し専用ソフト不要でカットが可能に
Microsoft Word、Excel、PowerPointなどの使い慣れたソフトウェアを使い、一般的なオフィスプリンタから出力する感覚で、簡単にカットできるようになりました。
4. 「IDカット機能」搭載で効率的にプリント&カット
プリント時にRasterLink7によるデータ識別IDをプリントすることで、カット時にプリントしたIDから自動でカットデータを読み込んでカットを開始できる機能です。従来は、カットデータごとにトンボのスキャンとカットデータ指定をオペレーターが手作業で行っていましたが、「IDカット機能」を使うことで異なるデータでも無人連続カットが可能となります。マシンがカット作業を行っている間、オペレーターは別の作業を並行して進めることができます。
5. ワイヤレスでプリンタ/プロッタ操作が可能になる「Mimaki Remote Access(MRA)」
スマートフォン※5、パソコンからリモートでカッティングプロッタの状態確認が可能になります。離れた場所から本体の稼働状況やパネル操作が可能になるため、より効率的に作業を進めることができます。
◎仕様
CG-60AR | CG-100AR | CG-130AR | ||
---|---|---|---|---|
セット可能ロールシート幅 | 90~740 mm | 90~1,250 mm | 90~1,550 mm | |
カット可能範囲 ※7 | 606 mm × 51 m | 1,070 mm × 51 m | 1,370 mm × 51 m | |
最大速度 | カット時:73 cm/s、移動時(45°方向):103 cm/s | |||
設定可能速度 | 1~10 cm/s(1 cm/s ステップ調整)、10~73 cm/s(5 cm/s ステップ調整) | |||
機械的分解能 | X軸:2.5 μm、Y軸:5 μm | |||
プログラムステップ | 25、10 μm(MGL-IIc) / 100、50 μm(MGL-Ic1) | |||
反復精度 ※8 | ± 0.2 mm / 2 m | |||
精度保証範囲 | 586 mm × 2 m | 1,050 mm × 2 m | 1,350 mm × 2 m | |
最大圧力 | 550g | |||
設定可能圧力 | カッター | 10~20g(2gステップ)、20~100g(5gステップ)、100~550g(10gステップ) | ||
ペン | 10~20g(2gステップ)、20~100g(5gステップ)、100~150g(10gステップ) | |||
罫引き | 10~20g(2gステップ)、20~100g(5gステップ)、100~550g(10gステップ) | |||
カット可能シート ※9 ※10 |
塩ビシート、ゴムシート、蛍光シート、反射シート、 コートボール紙(オプション台紙使用時) |
|||
使用可能ツール ※11 | 偏芯カッター、市販手書き用ボールペン、罫引きツール | |||
コマンド | MGL-IIc / MGL-Ic1 | |||
インタフェース | USB、RS-232C、Ethernet | |||
受信バッファ容量 | 約27MB標準(ソーティング有効時は約17MB) | |||
動作環境 | 5℃~35℃、35~75%Rh 結露しないこと | |||
電源容量 | AC100V~240V 1A 50/60Hz | |||
消費電力 | 168W以下 | 228W以下 | ||
外形寸法 (W×D×H) | 1,010 × 355 × 355 mm (1,010 × 580 × 1,160 mm)※12 |
1,510 × 580 × 1,160 mm | 1,810 × 580 × 1,160 mm | |
重量 | 17kg (27kg)※12 |
35kg | 43kg | |
自立スタンド | オプション | 標準装備 |
※7 使用ソフトにより最大送り長に制限があります。
※8 反復精度詳細条件については取扱説明書をご参照ください。
※9 蛍光シート、反射シートはそれぞれ専用刃をお使いください。
※10 厚手のコートボール紙ではカットの品質や精度が低下するおそれがあります。
※11 市販手書き用ボールペンは Φ8-9でクランプされる部分にでっぱりやテーパーの無いものをお使いください。
※12 自立スタンドオプション装着時。
※13 記載の仕様、デザイン、寸法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります。
株式会社ミマキエンジニアリングについて
ミマキエンジニアリングは、産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタおよびそのインク、ソフトウェアの開発・製造・販売・保守を⾏っています。サイングラフィックス、インダストリアルプロダクツ、テキスタイルアパレルの市場に向け、プリント工程のトータルソリューションを提供することにより、お客様に常に「新しさと違い」をお届けするイノベーターを目指しています。
企業・IRサイト:https://ir.mimaki.com/
製品サイト:https://japan.mimaki.com/
お問い合わせ
報道関係者様からのお問い合わせ先
株式会社ミマキエンジニアリング
営業本部インサイドセールスグループ 広報チーム
〒389-0512 長野県東御市滋野乙1628-1
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