“新しい価値”を追求したフラグシップモデル エコソルベントインクジェットプリンタ「JV330-130/160」「CJV330-130/160」発表

製品情報

“新しい価値”を追求したフラグシップモデル
エコソルベントインクジェットプリンタ

Give your creativity a Glow up


330 Series:「JV330-130/160」「CJV330-130/160」 エコソルベントインクジェットプリンタ

 産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタを手掛ける株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/池田 和明)は、大判インクジェットプリンタの「330 Series」を新製品として世界同時発表いたします。

 当社は、2002年に世界初のエコソルベントインクジェットプリンタ「JV3-130S/-160S」を市場に投入して以来、高画質・短納期を求めるお客様のニーズに応えるべく、常に「新しさと違い」にこだわり、新たな価値を持ったプリンタを市場に投入することで、業界をリードしてまいりました。
 今回発表する大判インクジェットプリンタの「JV330-130/160」「CJV330-130/160」は、「Give your creativity a Glow up(想像力に輝きを)」をキャッチコピーに、当社が20年以上にわたり蓄積してきた技術力を結集させ、新しい価値を追求し、筐体の設計・開発を一から行いました。そしてサイングラフィックス市場のお客様から愛される“3”を冠する新たなモデルとして、市場に誕生いたします。エントリーモデル「100 Series」、スタンダードモデル「300 Series」に加えて、お客様のニーズにあわせてラインアップに加えたミドル・ハイエンドモデルです。見る者を圧倒する画質と高生産性に加えて、お客様の省作業・省人化をアシストする高付加価値機能を備えております。

 印刷条件ごとにインクの着弾の順番を変更させる印刷技術「Mimaki Weaving Dot Technology(MWDT)」を新搭載しました。この技術により、プリントヘッドのわずかな個体差や調整の微妙なズレから生じる意図しないスジやムラを抑制させます。また、色管理をするための標準フォーマットである入力プロファイル「Deep Color Natural」をこのたび新しく用意しました。このフォーマットを用いることによって、市場実績のある当社エコソルベントインク「SS21」の広い色域を余すことなく活用し、従来では共存しづらかった鮮やかなベタ※1表現と自然なグレー階調、自然な肌色を同時に表現できます。
 印刷速度は4色搭載時(C,M,Y,K)の標準モードで21.0㎡/h、8色搭載時(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Or)で13.2㎡/hと高い生産性を誇り、当社のフラグシップモデルにふさわしい高画質に加え、高生産性でお仕事の効率化を推進します。

 お客様の省作業・省人化をアシストする高付加価値機能として、「XYスリッター」と「メディアチェンジャー」の2つの機能を標準搭載いたしました。
 「XYスリッター」とは、印刷後に連動し、縦横全辺をカットする機能で、印刷したメディアを取り外すことなく自動で裁断加工が可能になります。これにより、後工程作業を大幅に短縮するとともに、今まで手作業で行っていたカット作業のスペースの削減ができます。
 「メディアチェンジャー」は、最大3本までメディアを同時に取り付けることができ、軽い力でハンドルを回すだけでメディアを交換できる機能です。メディア交換の手間を軽減し、より効率的な作業環境づくりに貢献します。

 同一セグメントのLAN環境内であれば、スマートフォン※2やパソコンからマシンのパネル操作、エラーチェックなど稼働状況の確認ができる「Mimaki Remote Access(MRA)」に対応。離れた場所からでも安心してプリンタを稼働させることで、お客様が求める作業環境を提供します。

 このほか、新しくなった機構では、大容量の2Lインクパックを外すことなく撹拌(かくはん)可能な、インク供給ユニットと、メディア巻取精度の向上のため、これまで片側のみに搭載されていた駆動モーターを左右両側に搭載することで、巻取にかかるバランスが安定したメディア巻取装置により、安全で長時間の連続稼働を実現します。
 またMAPS4(Mimaki Advanced Pass System 4)※3、NCU(Nozzle Check Unit)※4、NRS(Nozzle Recovery System)※5、DAS(Dot Adjustment System)※6など、安定稼働をサポートする当社の印刷機能を各種継承しています。

 新機種の「JV330」はプリント専用機で、「CJV330」はプリント&カッティング機です。それぞれ最大対応メディア幅の異なる-130(最大幅1,370 mm)と-160(同1,620 mm)をラインアップしています。
 「JV330-130/160」および「CJV330-130/160」は2022年4月の販売開始を予定しており、本体価格はそれぞれJV330-130:280万円(税別)/308万円(税込)、JV330-160:300万円(税別)/330万円(税込)、CJV330-130が310万円(税別)/341万円(税込)、CJV330-160が330万円(税別)/363万円(税込)で、屋内外の大型看板や広告などのサイングラフィックス用途を対象に、シリーズ全体で年間1,500台(全世界)の販売を見込んでいます。

 ミマキエンジニアリングでは、「新しさと違い」を経営ビジョンに掲げ、常に新たな技術革新を目指し、お客様が求める「美しさと速さ」の実現を追求し続けてまいります。

※1 1色でムラなく塗りつぶすこと
※2 iPhone対応、Android後日対応予定
※3 MAPS4:パスの境界線をグラデーション調に印字することで、バンディング(横縞)や色ムラ、光沢縞を軽減する機能
※4 NCU:ノズルの状態をセンサーで自動検知し、ノズル抜けを発見した場合は自動クリーニングを実行する機能
※5 NRS:ノズルクリーニングでも解消されないノズルトラブルがある場合に自動で不良ノズルを他ノズルに代替し、安定した画質でプリントを継続させる機能
※6 DAS:従来手作業で行っていたドット位置補正や送り量補正を自動化する機能




概要


  • 高画質で高精細なサイングラフィックスを実現
  • 高速化した印刷速度で短納期のお仕事にも対応
  • X軸Y軸枚葉カットで後工程作業の短縮ができる「XYスリッター」
  • 3本のメディアを取り付けることができ、メディア交換が容易になる「メディアチェンジャー」
  • ワイヤレスでプリンタ操作が可能になる「Mimaki Remote Access(MRA)」


製品ラインアップ




主な特長


1. 高画質で高精細なサイングラフィックスを実現

高画質を表現する新ドロップ技術「Mimaki Weaving Dot Technology(MWDT)」(特許出願中)では、より正確な着弾を実現するため、プリントヘッドの個体差やスタガ調整による影響が画質に出ないように、吐出順序を最適化しました。これにより、濃色をムラなく鮮やかに再現し、美しい写真表現を実現します。


高画質を表現する新ドロップ技術「Mimaki Weaving Dot Technology(MWDT)」(特許出願中)

新入力プロファイル「Deep Color Natural」は、サイングラフィックス業界向けに扱いやすいプロファイルを追求しました。屋外・屋内サインで目を引く鮮やかなベタや、深みのある赤、ニュートラルグレー、自然でなめらかな肌色などを表現します。


新入力プロファイル Deep Color Natural:より鮮やかなベタ表現を実現

新入力プロファイル Deep Color Natural:自然なグレーを再現

2. 高速化した印刷速度で短納期のお仕事にも対応


4色搭載時の標準モードで21.0㎡/h、8色搭載時で13.2㎡/hと高い生産性で短納期のお仕事にも対応。4色搭載時の高速モード30.0㎡/hを使用して、900×1800mmのサイン(塩ビ)を出力する場合、1時間当たり約10枚の出力が可能となります。


印刷速度:JV330 Series, CJV330 Series

3. X軸Y軸枚葉カットで後工程作業を短縮する「XYスリッター」


高精度なカッティング技術により、インラインでX軸・Y軸枚葉カットが可能です。今まで印刷後にカット作業を行っていたスペースが不要となり、省スペースかつ効率的にカット作業を行うことができるため、より短納期の仕事にも対応でき、お仕事の幅を広げます。


X軸Y軸枚葉カットで後工程作業を短縮する「XYスリッター」

インラインで枚葉カットが可能です


XYスリッターなし/XYスリッターでの作業:カットの手間を短縮できます

4. 最大3本のメディアを取り付け可能で効率的な作業ができる「メディアチェンジャー」


最大3本のロールメディアをセットしておくことで、メディア交換の手間を大幅に削減します。複数のメディアをセットでき、省スペースかつ効率的な作業環境を構築できます。軽い力でハンドルを回すだけでメディアの交換が行えるため、どなたでも安心してお使いいただけます。


最大3本のメディアを取り付け可能で効率的な作業ができる「メディアチェンジャー」

メディアが3本ついた状態でも軽い力で回すことが可能です


最大3本のメディアを取り付け可能で効率的な作業ができる「メディアチェンジャー」

メディアの保管スペースも削減


5. ワイヤレスでプリンタ操作が可能になる「Mimaki Remote Access(MRA)」


スマートフォン※2、パソコンからリモートでマシンの状態確認が可能になります。離れた場所から本体の稼働状況やパネル操作が可能になるため、より効率的に作業を進めることができます。


ワイヤレスでプリンタ操作が可能になる「Mimaki Remote Access(MRA)」



製品仕様


項目JV330-130/CJV330-130JV330-160/CJV330-160
プリントヘッドオンデマンドピエゾヘッド(2ヘッドスタガ配列)
プリント分解能600dpi、800dpi、900dpi、1,200dpi
インク種類/色SS21(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Or,W)
容量SS21:2Lインクパック(ホワイトは500mlのみ)
廃インク2Lインクタンク
プリントギャップ手動3段階(2.0/2.5/3.0mm)
最大作図範囲1,360mm1,610mm
メディア最大幅1,370mm1,620mm
厚さ1mm以下
ロール外形φ250mm以下
最大搭載数3本
ロール重量1本:最大45kg以下
3本:合計90kg以下
紙管内径2 inch / 3 inch
メディア裁断ヘッド部カッターによる自動裁断 ※7
インターフェイス推奨 Ethernet 1000 BASE-T / USB2.0 Hi-speed
電源仕様本体:単相AC100~120/200~240V±10%、50/60Hz±1Hz×2
消費電力最大1,440W以下×2 / 最小4.5W以下(スリープ時)
適合規格VCCIクラスA / FCC クラスA / IEC 62368-1準拠ETL /
CEマーキング(EMC指令、低電圧指令、機械指令、RoHS指令)/
CB認証 / REACH / エナジースター / RCM / EAC / KC / UKCA
外形寸法(W×D×H)2,920mm×1,215mm×1,305mm3,170mm×1,215mm×1,305mm
本体重量JV330-130: 358kg
CJV330-130: 363kg
JV330-160: 368kg
CJV330-160: 373kg

※7 カット形状はV字カットか直線カットになります
※8 記載の仕様、デザイン、寸法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります
※9 本記事に記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です


株式会社ミマキエンジニアリングについて

ミマキエンジニアリングは、産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタおよびそのインク、ソフトウェアの開発・製造・販売・保守を⾏っています。サイングラフィックス、インダストリアルプロダクツ、テキスタイルアパレルの市場に向け、プリント工程のトータルソリューションを提供することにより、お客様に常に「新しさと違い」をお届けするイノベーターを目指しています。
企業・IRサイト: https://ir.mimaki.com/
製品サイト: https://japan.mimaki.com/



お問い合わせ


報道関係者様からのお問い合わせ先

株式会社ミマキエンジニアリング
営業本部インサイドセールスグループ 広報チーム
〒389-0512 長野県東御市滋野乙1628-1
TEL:0268-80-0078 / FAX:0268-80-0041
MAIL:press@mimaki.com

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