「低消費電力」と「3つの機能をプラス」で更なる進化を遂げた エントリーモデルUVプリンタUJV100-160Plusの発売を発表 ~UVはMimaki。CO2排出削減と多用途を追求したサステナブル製品の決定版~

製品情報

エントリーモデルのUV硬化型インクジェットプリンタ「UJV100-160Plus」

UJV100-160Plus|製品情報



 産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタを手掛ける株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/池田 和明)は、サイングラフィックプリント用途に向けて、「低消費電力」と「3つの機能をプラス」で更なる進化を遂げたエントリーモデルのUV硬化型インクジェットプリンタ「UJV100-160Plus」の発売を発表し10月下旬より全世界で販売開始いたします。

 近年、世界的なエネルギー需要のひっ迫によってエネルギー価格の高騰が続いています。特に日本・ドイツをはじめとする先進国はエネルギーの多くを海外からの供給に依存しているため、エネルギー高騰による経済活動への影響は多大です。エネルギー高騰は企業活動において利益の低下や価格競争力の喪失に直結する可能性があるため、企業においてはエネルギーの効率的な利用が求められます。
 エネルギーの効率的な利用はそのコストに加えCO2排出を低減できます。環境保護と気候変動対策により多くの地域でCO2排出に関する法規制が導入される中、消費者の環境に対する関心も高まり、環境に優しい製品やサービスがより支持される傾向にあります。企業がCO2排出削減に取り組むことは、顧客からの支持を獲得し、市場競争力を向上させる手段となってゆきます。

 サイングラフィックス市場では、溶剤インクを使用するエコソルベントプリンタ、水性ベースのラテックスプリンタ及びUV硬化型プリンタが広く利用されています。その中でもエコソルベントプリンタとラテックスプリンタは、熱によるインクの乾燥を必要とするため比較的消費電力が多く、プリント事業者の電力コスト負担に直結します。

 この度当社が発表する「UJV100-160Plus」は最大消費電力0.5kWと、市場のエコソルベントプリンタやラテックスプリンタと比較し消費電力を約20%以下に抑えられ*、プリント事業者の電力コストとCO2排出量の削減に貢献します。             
 また、「UJV100-160Plus」は従来機「UJV100-160」の基本機能を持たせたまま更に3つの機能をプラスし、お客様の仕事の幅の拡大、ランニングコスト低減、作業効率向上を実現いたします。
*当社調べ

3つのプラス機能
 ①ランニングコストを低減するインクセーブ機能
 ②仕事の幅を広げる最大3層印刷機能
 ③当社カッティングプロッタとの連携性アップにより作業効率が向上

 低ランニングコストと多彩な表現、及び誰でも簡単にプリントできる「UJV100-160Plus」はサステナブルなサイングラフィックプリンタのエントリーモデルの決定版です。本体価格は202.2万円(税別)で年間1,000台の販売(全世界)を見込んでおります。

 UJV100-160Plusの発売と同時に、当社はクラウド型プリンタステータスモニターツール「PICT」を当社プリンタ製品をご使用のお客様向けにウェブサイトからのダウンロードによる提供を開始いたします。「PICT」は離れた場所からでもPCやモバイル端末でお客様のプリンタの稼働状況や実績を見える化することで、お客様のプリント業務効率の向上と運用管理をサポートします。

PICTの特長
 1.当社ウェブサイトからのダウンロードによる提供。PCとモバイル端末からWebブラウザで利用可能。
 2.保有している全プリンタの稼働状況が視覚的に分かり、仕事の効率が向上。
 3.プリンタの稼働とインク使用量実績が1台ごと及び指定グループで可視化され、メンテナンス計画、インクの在庫管理、生産計画の立案に役立つ。


PICT

 ミマキエンジニアリングでは、『新しさと違い』を経営ビジョンに掲げ、常に新たな技術革新を目指し、お客様が求める「美しさと速さ」の実現を追求し続けてまいります。




概要


  1. 消費電力量を約20%以下に抑え(市場ラテックスプリンタ、エコソルベントプリンタ比)、「3つの機能をプラス」したエントリーモデルUVプリンタ「UJV100-160Plus」を10月下旬に全世界で販売開始
  2. プラス機能① 簡単な操作でプリントのインク消費量を削減する「インクセーブ機能」
  3. プラス機能② 「引き戻し印刷機能」で最大3層のプリントにより多彩な表現が可能
  4. プラス機能③ 当社製カッティングプロッタとのシームレスな連動により作業性と生産性が向上

主な特長

1. ランニングコストを低減するインクセーブ機能

プリントデザインのカラーバランスを保ったままインク消費量を最大50%削減。当社のプリント出力ソフトウェア「RasterLink7」の簡単な操作でインク削減レベルを設定できるため、色調整のための専門知識や専用機材が不要。


図1 インクセーブ機能のレベル設定毎の濃度差イメージ

2. 仕事の幅を広げる多層印刷機能


一度プリントした基材を引き戻して追い刷りする「引き戻し印刷機能」で最大3層印刷に対応。従来機では最大2層印刷に対応しておりますが、白→カラーの印刷か、カラー→白の印刷をプリンタ導入の際にインクカラー配列により決定する必要がありました。
UJV100-160Plusでは、新たに追加した引戻し印刷機能により、インクカラー配列に関わらずどちらも印刷可能です。さらに下記の①,②のような3層印刷でプリントの用途と付加価値を提供します。

①カラー→白→カラー    昼夜でも鮮やかな色彩の電飾看板に応用


図2 昼光による見え方 図3 後方光源による見え方

②白→カラー→クリア    多彩な表現のウィンドウグラフィックに応用


図4 白・カラー・クリアインクを使用したウィンドウグラフィックイメージ

3. 当社カッティングプロッタとのシームレスな連動により作業効率が向上


従来ラベルやステッカーの生産時は基材へプリント後、当社のカッティング専用のソフトウェア「Finecut9」を起動しカットデータを出力する必要がありました。この度「RasterLink7」から当社のカッティングプロッタ「CG-ARシリーズ」へカットデータを直接出力できるようになり、カット作業のオペレータの作業効率が向上。出力PCにデザインソフトが入っていなくてもプリントとカットの連動が可能となります。


図5 RasterLink7とCG-ARシリーズの接続図

4. クラウド型プリントステータスモニターツール「PICT」


①プリンタの稼働状況を視覚的に表示し、空いているプリンタが一目で分かる


図6 プリンタの稼働状況の表示サンプル

②プリンタの稼働とインク使用量実績をプリンタ1台ごと及びグループ単位で可視化。


図7 プリンタ1台の稼働履歴画面

図8 同インク種のプリンタグループのインク消費量とコスト画面

5. 誰でも安定した高画質でプリントできるサポート機能(従来機と同機能)


①ドット位置。フィード自動補正機能:DAS(Dot Adjustment System)
②色むらや光沢縞を軽減し滑らかな印刷を実現:MAPS(Mimaki Advanced Pass System)
③自動ノズル検出(NCU:Nozzle Check Unit)、ノズルリカバリ機能(NRS:Nozzle Recovery System)
 不良ノズルの自動検出と自動クリーニングを行い、材料の無駄を未然に防止。また不良ノズルが直らない場合もサービスエンジニアによる修理を待たず、生産性を落とさずに出力を継続。お客様の仕事を止めません。



主な仕様


項 目UJV100-160Plus
プリントヘッドオンデマンドピエゾヘッド
プリント分解能360dpi, 720dpi, 900dpi, 1200dpi
インク種類/色UV硬化インク LUS-170 / C,M,Y,K,W,CL(クリア)
容量1Lボトル
最大作図範囲1,610mm
メディア最大幅1,620mm
厚さ1.0mm以下
ロール重量45kg以下
インターフェイスEthernet 1000 BASE-T, USB2.0 Hi-Speed
電源仕様AC100~120V/200~240V±10% 50/60Hz±1Hz
消費電力最大500W以下/最小4.5W以下
安全規格VCCI ClassA, FCC ClassA, IEC 62368-1 準拠 ETL,
CEマーキング(EMC指令、低電圧指令、機械指令、RoHS指令), CB認証,
REACH, エナジースター, RCM, EAC
外形寸法(W×D×H)2,775mm x 700mm x 1,475mm
本体重量167kg

※記載の仕様、デザイン、寸法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります



株式会社ミマキエンジニアリングについて


ミマキエンジニアリングは、産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタおよびそのインク、ソフトウェアの開発・製造・販売・保守を⾏っています。サイングラフィックス、インダストリアルプロダクツ、テキスタイルアパレルの市場に向け、プリント工程のトータルソリューションを提供することにより、お客様に常に「新しさと違い」をお届けするイノベーターを目指しています。
企業・IRサイト: https://ir.mimaki.com/
製品サイト: https://japan.mimaki.com/


お問い合わせ先

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株式会社ミマキエンジニアリング
営業本部グローバルマーケティング部インサイドセールスグループ
〒389-0512 長野県東御市滋野乙1628-1
TEL:0268-80-0078 / FAX:0268-80-0041
MAIL:press@mimaki.com

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