株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/池田 和明)は、大判フラットベッドUVプリンタ「JFX220-2515」を発表いたします。
本製品は、ミドルレンジの大判フラットベッドプリンタです。新開発した印刷基材の吸引固定機構「ANCHOR TECHNOLOGY(アンカーテクノロジー)」により、基材をスムーズにセットでき、印刷準備にかかる時間を大幅に短縮しました。プリンタ本来の生産能力を最大限に引き出し、限られた時間でより多くの仕事に応えられる生産環境を提供します。
「JFX220-2515」は、9月23日(水)より米国・ラスベガスで開催される国際展示会「PRINTING United Expo 2026」において、世界初出展いたします。
当社は2013年、大判フラットベッドUVプリンタ「JFX200-2513」を発売しました。看板や展示会パネルなどに多く使用される4×8判(1.2m×2.4mサイズ)の基材へダイレクト印刷できる同製品は、多くのサイン制作事業者に採用されました。その後もJFX200シリーズはハードウェア・ソフトウェアの両面から生産性や表現力、使いやすさを向上させ、世界中のサイン制作事業者のプリントビジネスを支えてきました。
このたび、そのJFX200シリーズをフルモデルチェンジし、生産性と表現力をさらに進化させた「JFX220-2515」を発表します。
新開発の「ANCHOR TECHNOLOGY」により印刷準備作業を大幅に効率化
従来のフラットベッドプリンタでは、印刷テーブル上の吸着穴から空気が漏れることで固定力が低下するため、基材が置かれていない範囲の吸着穴をテープなどでふさぐ「マスキング」作業が必要でした。基材のサイズによってはテーブルの広い範囲をマスキングする必要があり、印刷前の準備に手間を要していました(図1)。
JFX220-2515に新たに搭載した「ANCHOR TECHNOLOGY」は、基材が置かれた部分を効率よく吸引して固定する新開発の吸着テーブル機構です。従来必要だったマスキング作業を不要にすることで、印刷準備にかかる時間を大幅に短縮します。また、段ボールやアクリル板など反った基材もしっかり吸着固定でき、安定した印刷ができます(図2)。
図1. 左:マスキングした従来機テーブル 右:ANCHOR TECHNOLOGY搭載の本製品
図2. 反りのある基材の吸着例
印刷準備時間の短縮に加え、本製品はプリントの表現力も進化しました。新たにUV蛍光インク(イエロー・ピンク)に対応し、標準CMYKインクだけでは再現が難しい、鮮やかで目を引く色彩表現を可能にします。
イベント会場や商業施設のサインや店頭POPでは視認性を高めるアイキャッチカラー、販促什器やディスプレイではブランドカラーを際立たせる表現など、さまざまなアプリケーションで印象に残るグラフィックを生み出します。(図3)
図3. 蛍光インクを使った制作物例
また、本製品は従来機で高く評価されてきた高画質を継承しながら、生産性もさらに向上しました。サインやPOP制作など、白・クリアインクを使用しないプリントビジネスに向け、標準CMYK専用のインクセットを選択できます。このインクセットでは、印刷速度は白・クリアインクを含むインクセットと比較して約2倍*1となる56㎡/h(4×8判ボード約17枚/時*2)の高速印刷を実現します。
高速印刷時でも青や赤などの濃色を均一かつ鮮やかに再現し、高い生産性とプリント品質を両立します。入れ替え頻度の高いサインやキャンペーンPOPなど、短納期や大口受注にも、スピーディーに対応できます。
*1 「JFX220-2515」のCMYKセットHigh-SpeedモードとCMYK+白・クリアセットHigh-Speedモードの比較
*2 基材のセット時間を除く印刷速度を比較
さらにJFX220-2515は、さまざまな基材や形状への印刷、高付加価値なグラフィック表現を可能にする機能を搭載し、アプリケーションの幅を広げます。(図4)
- 厚みのある建材や既製品へのダイレクトプリント
最大101.6mm(4インチ)の厚みの基材に直接印刷できます。さまざまな厚みの基材に柔軟に対応し、ボードやパネル印刷にとどまらない多様なアプリケーションの制作を可能にします。 - 段差のある素材にも対応する「LDモード」
曲面や凹凸面のある素材にも印刷できるLD(Long-Distance)モードを搭載しました。最大20mm*の深さまで印刷でき、立体物への印刷にも対応します。 *ヘッドから印刷面の距離 - 立体感のあるテクスチャー表現
最大5mmのインク厚盛り印刷により、これまで以上に大きな凹凸を持たせたテクスチャー表現が可能です。視覚だけでなく触覚にも訴える、付加価値の高いサインやアート制作に活用できます。
図4. 広がるアプリケーションの例
「JFX220-2515」は10月より販売開始、本体価格は1,028万円(税別)を予定しております。
本製品は、9月23日より米国・ラスベガスで開催される「PRINTING United Expo 2026」をはじめ、各国の主要展示会にて順次公開予定です。
| 展示会名 | 国・都市 | 開催日 | 場所 |
|---|---|---|---|
| PRINTING United Expo 2026 | アメリカ・ラスベガス | 9月23日~25日 | Las Vegas Convention Center |
| Sign Istanbul 2026 | トルコ・イスタンブール | 9月23日~26日 | Istanbul Expo Center |
| The Print Show | イギリス・バーミンガム | 9月29日~10月1日 | NEC Birmingham |
| Fakuma International Trade Fair for Plastics Processing | ドイツ | 10月12日~16日 | Messe Friedrichshafen GmbH |
| All in Print China | 中国・上海 | 10月12日~16日 | Shanghai New International Expo Centre |
| SIGN & DISPLAY SHOW 2026 | 日本・東京 | 10月21日~23日 | 有明GYM-EX |
| Viscom Italia | イタリア・ミラノ | 10月28日~29日 | Allianz MiCo Milano |
ミマキエンジニアリングでは、『新しさと違い』を経営ビジョンに掲げ、常に新たな技術革新に取り組んでおります。素材をとらえる技術と視線をひきつける表現力を追求し、その先の新たなビジネスまで引き寄せる価値を提案してまいります。
主な仕様
| 項目 | JFX220-2515 | |
|---|---|---|
| プリントヘッド | オンデマンドピエゾヘッド(4ヘッドスタガ配列) | |
| プリント分解能 | Y: 300、600、1,200 dpi X: 300、450、600、900、1,200 dpi | |
| インク | 種類/色 | 硬質UV硬化インク:ELH-100(C, M, Y, K, Lc, Lm, W, Cl) 柔軟UV硬化インク:ELS-120(C, M, Y, K, Lc, Lm, W, Cl) 蛍光UV硬化インク:EFS-150(Fp, Fy) プライマー:PR-200 *UV硬化インクと組み合わせて使用 |
| 販売形態 | 1Lボトル(ELH-100, ELS-120, PR-200, EFS-150) 250mlボトル(ELH-100, ELS-120, PR-200) | |
| 最大作図範囲 | 2,500×1,500 mm | |
| メディア | 吸着可能サイズ | 最大 2,500×1,930 mm |
| 最大厚み | 101.6 mm(4 inch) | |
| 重量 | 50 kg/㎡以下(集中荷重無きこと) | |
| 吸着エリア分割 | 25 mmピッチ吸着孔単位 | |
| 適合規格 | VCCIクラスA / FCC クラスA / IEC 62368-1準拠 ETL / CEマーキング(EMC指令、低電圧指令、機械指令、RoHS指令)/ CB認証 / REACH / RCM / KC / UKCA | |
| インターフェイス | Ethernet 1000BASE-T | |
| 電源仕様 | 単相 AC200-240±10% 12A以下、単相 AC200-240±10% 10A以下 | |
| 消費電力 | INLET1: 2.88 kVA以下、INLET2: 2.33 kVA以下 | |
| 設置環境 | 使用可能温度 15~30℃ 精度保証温度 20~25℃ 相対湿度 35~65%Rh(結露なきこと) 温度勾配 ±10℃/h以下 粉塵 一般事務所相当 | |
| 外形寸法(W×D×H) | 4,400×2,520×1,490 mm | |
| 本体重量 | 920 kg | |
※記載の仕様、デザイン、寸法などは、技術改善等により予告なく変更する場合があります
株式会社ミマキエンジニアリングについて
ミマキエンジニアリングは、産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタおよびそのインク、ソフトウェアの開発・製造・販売・保守を⾏っています。サイングラフィックス、インダストリアルプロダクツ、テキスタイルアパレルの市場に向け、プリント工程のトータルソリューションを提供することにより、お客様に常に「新しさと違い」をお届けするイノベーターを目指しています。
企業・IR情報: https://ir.mimaki.com/
製品情報: https://japan.mimaki.com/
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