可能性を伸ばすUV硬化インク
LUS-350
株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/池田 和明)は、プリント後の堅牢性(硬さ)を備えつつ柔軟性(柔らかさ)にも優れ、これまで難しかった真空成形品や伸縮材料への加飾を実現する、UJF-7151 plus、JFX200-2513に搭載可能なUV硬化インク『LUS-350』の販売を2016年5月より開始いたします。
今回発表する『LUS-350』は、堅牢性と柔軟性を合わせ持つ高機能UV硬化インクです。加熱時に最大350%の伸縮が可能となり、また常温に戻るとインクが硬くなることでUVインクならではの優れた堅牢性を発揮します。これまで成形後にスクリーン印刷等で加飾が必要とされていた真空成形品も、平面でプリントを施した後に成形することができるため、自動車パーツや成型看板等も美しく仕上げることができます。『LUS-350』は、より幅広いアプリケーション作成を可能にし、お客様のビジネスの幅を広げるサポートをいたします。
◎主な特長
●最大350%伸縮可能なUVインク
『LUS-350』はプリント後、約120~200℃で加熱しているときに最大350%の伸縮が可能となります。また、熱が冷めるとインクは硬くなり、加熱時に成型した形を保ちつつ高い堅牢性を発揮します。UV硬化インクの特性である堅牢性(硬さ)と、延伸性(柔らかさ)の相反した特性を兼ね備えることで、耐久性と美しさを併せ持つプリントが実現します。
●真空成形品へのプリントが可能に
これまで成形後にスクリーン印刷等での加飾が必要とされていた、真空成形品やTOM成形品などへの成形前のプリントが可能になります。平面でプリント後に成形してもインクが割れないため、自動車パーツや成形看板、モックアップなどの作成に最適です。
図1:自動車パーツイメージ
図2:成形看板イメージ
●繊細なテクスチャも、美しさをそのままに成形
繊細なデザインのテクスチャも、プリントの美しさをそのままに伸縮可能。さらに、2層、3層プリントを施され、インクが厚く盛り上がったプリント部分も、インク割れすることなく綺麗に成形することができます。
図3:真空成形イメージ
●成形可能なクリアインクをラインナップ
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、ホワイトに加え、他社には無いクリアインクをラインナップ(※1)。クリアインクによるテクスチャ表現や、グロス仕上げにより、カラーだけでは得られない質感や表現が可能になります。
※1:2016年4月19日現在、UJF-7151 plusにて搭載可能
◎主な仕様
対応機種
対応機種名 | 対応ファームウエア | 対応インクセット |
---|---|---|
UJF-7151 plus | Ver.1.6以降 | ブラック、マゼンタ、イエロー、シアン、ホワイト、クリア |
JFX200-2513 | Ver.2.0以降 | ブラック、マゼンタ、イエロー、シアン、ホワイト |
※LUS-350に対応したファームウエアをインストールしてください。ファームウエアのインストールは当社サービスマンにご用命ください。
UV硬化インク LUS-350
色 | 品番 | 供給形態 | 価格(税別) |
---|---|---|---|
ブラック | I-LUS35-K-BA-1-KW | 1Lインクボトル | 26,000円 |
マゼンタ | I-LUS35-M-BA-1-KW | ||
イエロー | I-LUS35-Y-BA-1-KW | ||
シアン | I-LUS35-C-BA-1-KW | ||
ホワイト | I-LUS35-W-BA-1-KW | ||
クリア | I-LUS35-CL-BA-1-KW |
対応RIPソフトウエア
対応RIPソフトウエア名 | 対応バージョン |
---|---|
RasterLink6 | Ver. 4.14以降 |
◎お問い合わせ先
株式会社ミマキエンジニアリング
グローバルマーケティング部 所 康武
長野県東御市滋野乙1628-1
TEL:0268-64-2281 / FAX:0268-80-0041