テストカットの確認・調整方法を教えてください

  • 下記の手順にて、適切なテストカットが出力されているか必ず事前に確認してからデータをカットしてください。

テストカット(セイホウケイ)を確認

(「セイホウケイ」の表示方法)
・ローカルモード→[FUNC1]を数回押し、「セイホウケイ」を表示してENTER
・ツール条件の設定が適切であれば、テストカット結果が以下のようになります。



・正方形の角が丸くなっていない
・正方形の角が尖っておらず、かつ、めくれた状態になっていない
・外側/内側2つの正方形を剥がした時、切れていない部分等がない
・ベース紙が切れていない


 


     適切なテストカット              不適切なテストカットの例  


  適切なテストカット 不適切なテストカット
形状

角が直角になっている

角が尖っている

→ オフセット値が大きすぎる

角が丸い

→ オフセット値が小さすぎる


1.    テストカットの状況に合わせて、カット条件の設定値見直し等の対処方法を確認してください。
  設定値の変更方法等の詳細は、CG-60SRIII/CG-100SRIIIの『取扱説明書』のツール条件の設定方法をご参照ください。


症状 原因 対処方法 参照
切れていない部分がある

速度(SPEED)が速すぎるため、 

刃先が浮き上がっている。

ツールホルダーのツマミを締める → 2.
SPEEDを遅くして試す → 5.
刃先の出し量が小さい 刃先の出し量を調整する → 4.
シートのベース紙が切れている 圧力(PRESS)が強すぎる PRESSを弱くする → 6.
刃先の出し量が大きい 刃先の出し量を調整する → 4.
角が丸い / 尖っている オフセット(OFFSET)の値が不適切 カッター毎のOFFSETに設定 → 3.
角がめくれている 刃先の出し量が大きい 刃先の出し量を調整する → 4.
カット圧力が高い カット圧力を調整する → 6.
[ホセイアツオフセット値]が大きい ホセイアツオフセット値を調整する → 7.

 


2.    カッターホルダーを固定する。
  ・ツマミを時計方向に回し、確実に固定してください。
   [!] カッターホルダーは確実に固定してください。
    カッターホルダーの固定が緩いと、正確なカット(作図)品質を得ることができなくなります。



3.    オフセット値を調整
オフセット値は刃の種類毎に決まった値になります。オフセット値の値は替刃ケースに記載されておりますのでご確認ください。
例) SPB-0030 塩ビシート用低圧刃(標準添付品)の場合




4.下記の条件を目安に、刃先の出し量を確認してください。


※ただし、フィルムの厚さ<台紙の厚さのとき



参考:刃先の出し量=0.3mm~0.5mm (切れない場合は交換してください。)
[!] 台紙にカッター跡が若干付く程度を目安に圧力調整してください。


5. カット速度(SPEED)が速すぎませんか?
   現在の設定値されている速度よりも低く(遅く)設定して改善されるか試してください。


6. カット圧力(PRESS)が高すぎませんか?
刃やシートによって条件が変化します。高圧力ほど良く切れるという訳ではありません。必ず圧力を確認してください。


7. ホセイアツオフセット調整方法
(「ホセイアツオフセット」の表示方法)
・ローカルモード → [FUNC1]を数回押し、「設定」を表示して[ENTER]
→ [FUNC1]を数回押し、「ホセイアツオフセット」を表示して[ENTER]


※補正圧オフセットとは
角(角度120°以下)をカットする際のめくれ防止として、自動的に低い圧力(約5g未満)でカットするため、カッターがシートにダウンする時などの圧力が弱いために切残しが発生することが有ります。
このような切残しが発生する場合、角をカットする際の圧力を上げるための設定を行います。 (設定値範囲 : -9 ~ +9)
圧力が高すぎてカット線分のつなぎ目が目立つ場合、圧力を下げることで目立たなくすることができます。


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