インクジェットプリンタでステッカーを作る方法とプリンタの選び方

ミマキのインクジェットプリンタで、オリジナルステッカーを一枚から簡単に制作! ステッカーの制作過程やプリンタの選び方について分かりやすくまとめました。

こんな方におすすめの記事です

オリジナルステッカーの内製化を検討している方
既にステッカーを制作しており、より生産性の向上や、効率化を目指してマシンを探している方
今後ステッカーを小ロット・多品種で制作したい方

「ステッカー 印刷」などで調べているとステッカーの発注サイトが出てきてしまう。
しかし、この記事はステッカーを印刷できるプリンタをお探しの方に、特に注目の記事になります。

ステッカーとシールの違いは?

ステッカーは粘着面が付いた塩化ビニル製のシート(塩ビシート)上にプリントし、主に金属・ガラス・樹脂の表面に貼り付けるもの。
紙やフィルムでできたシールとは違い、光や温度変化で劣化しづらいため、店舗の壁・窓ガラスの装飾や車・自転車に貼り付けて使用し、宣伝・誘導効果をもたらします。
カフェの装飾や、車のボディに貼り付けられたものを想像すると分かりやすいです。


カフェのステッカーの例
自転車ステッカー例

ステッカーを印刷(プリント)する方法


街にあふれているステッカー製作方法は多岐にわたりますが、大きく分けるとアナログ印刷とデジタル印刷に分かれます。



デジタルプリントによるステッカーの制作過程


デザインをプリントソフトに読み込み、塩ビシートにプリントしカットします。
以下の動画ではミマキのプリント&カット機CJV150-75を使用し、ステッカー作成の一連の流れをご紹介します。

プリント&カットの選択肢

プリント&カットマシンは文字通り一台のマシンでプリントとカットを行うことができ、スペースの小さな場所でも運用が可能です。
お客様の中にはプリントはプリンター、カットはカッティングマシンと分ける例もあります。
こちらは機器をスペースを取るものの、プリントとカットを分業化できることで、生産力が向上します。
お客様の作業環境や、現在使用中の機器に合わせて選択されています。

溶剤インクとUVインクの違い

プリント、カットで機種を決めたら次はインクプリンタの選択肢があります。
大きく分けてミマキのプリンタには、溶剤インクとUVインクの2つのラインナップがあります。
UVインクのプリンタには機種名の最初に「U」がつきます。
違いは以下のようにまとめられます。


UVソルベント比較

溶剤インクとUVインクをよりわかりやすくご紹介した記事は以下になります。
ソルベントプリンタ(溶剤プリンタ)の選び方
今さら聞けない!UVインクジェットプリンタとは?

用途例

溶剤インクとUVインクのそれぞれで得意なステッカーが異なります。
各用途に合わせて、どちらのインクが搭載されたプリンタが使われるか見ていきましょう。


ブランド・チームステッカー
溶剤インク◎ UVインク○

異なるデザインもインクジェット印刷なら1デザインを少量から制作可能です。
溶剤インクのプリンタのほうが耐候性に優れているため、ステッカーに適した選択となります。


製品のラベル
溶剤インク○ UVインク◎

ボトルやノベルティのオリジナルラベルにも最適です。
在庫リスクがなく、すぐに作成できるため、限定デザインなどにも対応できます。
記念日に名入れのラベルを加えるといった需要も実現できます。
UVインクのプリンタではクリアインク等、より高付加価値のプリントが可能です。


Tシャツ作成
溶剤インク◎ UVインク×

ソルベントのインクジェットプリンタではTシャツの作成もできます。
ラバー転写という方法で、こちらも小ロットからオリジナルのデザインを作成するのに向いています。
溶剤インクのプリンタでフィルムにプリント、その後フィルムを熱圧着することで作成できます。


ミマキのインクジェットプリンタでステッカーを作るメリット


1.高耐候性のインク

ミマキの溶剤インクは屋外耐候性に優れており、業界でも好評を頂いております。
雨、雪などに強く、光による色あせ、劣化も少ないため、屋外看板でも非常に高い耐久性能を発揮します。
UVインクもプリントする素材により、耐久性を得られるものもあります。

2.ホワイト・クリアインクによる表現力

ホワイトインクで、より色鮮やかさを表すことができます。
またクリアインクを使って艶やかな光沢で高級感を高める「グロス仕上げ」や、高級感のある艶消し効果を得られる「マット仕上げ」など成果物に付加価値を与えることが可能です。

3.豊富なカッティング補助機能

様々なデータを自動で連続カットするIDカット機能や、メディアの無駄を減らすゼロマージントンボなど、効率をUPする機能も備えています。


CJV150-75、UCJV300-75、UCJV330シリーズ


ミマキエンジニアリングではプリント&カット対応の機種を豊富にご用意。
定番の安定性を持つソルベント(溶剤)プリンタから最新のUVプリンタまでお客様のニーズに合わせて製品を展開しております。


CJV150‐75

CJV150-75 : プロ仕様のエントリーモデル ・エントリーモデルでも8色対応 ・シルバーインク

UCJV300‐75

UCJV300-75:UVインクで更に表現豊か ・マット、グロス自在に表現できるクリアインク ・高隠ぺい性の白インク ・最大5層プリントで両面プリント効果

UCJV330‐160

UCJV330シリーズ:更なる高意匠性の表現力 ・透かし印刷 ・2.5D印刷


より質感を追求してみたい方へ


UVインクジェットプリンタは高級感を出したいといった、より質感を追求する方に向いています。
一部分だけ厚盛の装飾を加える、光により、スケルトン部分が浮かび上がる透かし印刷、艶消し効果を得られる「マット仕上げ」などといった特別感を演出し、趣向品や化粧品のラベル作成に有効です。
詳しくはこちらをご覧ください。


導入事例


ミマキのインクジェットプリンタでグッズ製作 
株式会社ドラマ様
他社のプリンタも検討はしましたが、やはり印刷品質と生産スピードにこだわるとミマキしかないという結論に至りました。


カピタ株式会社様
「始めた当時は『本番ではオフセット印刷だけれど、サンプルは少量なのでデジタルでお願いします』という発注が多かったのですが、最近では『質感が気に入ったから、本番もインクジェットでお願いします』という注文が増えました」


導入の流れ・お問い合わせ


ご紹介したプリンタは全国のミマキエンジニアリングの営業所にて見学、サンプル製作が可能です。
来訪ご希望の方はページ下部のお問い合わせよりお申込みください。
ミマキエンジニアリングでは営業担当がお客様をサポートいたします。
お見積り、補助金を使ったお得な購入方法を知りたいなど、ご要望がございましたらお気軽にご相談ください。



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