「JV330-160」の導入で、グッズや店内内装の製作を内製化
ゲームセンター運営やアニメグッズ作成、リユース事業などを手掛ける(株)ドラマ(本社/東京都世田谷区松原1-50-15 ル・ポー松原1F)。同社は2022年12月、アニメ関連グッズ製作に加えて、店舗の内装やポップ作成を内製化するためのソリューションとして、ミマキのエコソルベントインクジェットプリンタ「JV330-160」を導入した。
今回は、「JV330-160」導入の経緯や導入後の感想について、(株)ドラマのアニメ・イベント事業部アシスタントマネージャーの横山氏に、話を聞いた。
JV330-160導入の決め手
- 印刷スピードの速さ
- 使い慣れたRIPソフトの操作性
- 安定した高い品質
- サポート体制の充実度
- XYスリッターによる作業の効率化
印刷の品質とスピードがミマキのプリンタ導入の決定打
同社は1982年に古書リサイクル店として開業、その後レンタル事業やホームエンターテイメント事業、アミューズメント事業などを展開し、2018年からアニメ・ゲーム関連の企画やグッズ販売も行っている。
アニメ・イベント事業部では当初、コラボカフェを全国で展開し、飲食物をメインで提供していたが、コロナ禍の影響やニーズの高まりを感じ、グッズ製作への参入を始めた。
もともとは自社のECサイトでグッズを販売していたが、次第にポップアップショップなどの実店舗でもグッズ販売を展開するように。グッズ販売を始めた頃はすべて外注していたものの、繫忙期の追加注文や急ぎでの依頼が難しかったことから内製化の話が進み、JV330-160(以下、JV330)が導入された。
JV330の導入の決め手は、間違いなく生産スピードだと、アニメ・イベント事業部のアシスタントマネージャーである横山氏は話す。
「他社のプリンタも検討はしましたが、やはり印刷品質と生産スピードにこだわるとミマキしかないという結論に至りました。また、JV330はXYスリッターがついていることで店舗の内装やポップの作成にも生かせそうだなと思ったのも決め手のひとつです。ショールームにも行って、印刷物の品質を確認したうえで、スピード・品質ともに非常に良いと感じたため購入につながりました。JV330導入前から使っていた、ミマキのUVプリンタ「UJF-6042MkII e」で使い慣れたRIPソフト(RasterLink)でJV330を扱える点も魅力でした。」(横山氏)
横山氏が語る通り、JV330は高画質・高生産の両方にこだわった製品となっている。
さらに、作るものに合わせてメディアを変える必要があるので、最大3本のメディアをセットできて切り替えも簡単なメディアチェンジャーには大変助けられています、とも話す。
「現在、グッズ製作の約8割は内製化できています。特に缶バッジやアクリル系のグッズは、ほぼ全て社内で生産しているので、外注時に比べ大幅なコスト削減ができて大変嬉しいです。」(横山氏)
「例えば缶バッジの製作には、JV330で合成紙に面付けして出力し、CG-160FXII Plus(※カッティングプロッタ)による点線カットで切り抜く工程までミマキのマシンで行っていますが、導入から現在まで大きな不具合もなく順調に動いています。理想としてはさらに追加で機器を導入して、一人がプリンタを何台か並行して動かしながら業務を回している状態を作りたいですね。また、グッズ製作は予想よりもかなり順調に進んでいるので、グッズ関連以外も含めてすべて内製化しようという話も出てきています。次はバナーやタペストリー、透明メディアでのウィンドウ装飾などの内製化にも取り組みたいと考えています。」(横山氏)
JV330の導入後は期待以上の力を発揮
さらに、「先日新しい社員が入社しましたが、JV330は使い方さえ理解すれば誰でも同じレベルで生産できる点が大きな強みです。手作業だとどうしても個人差が出ますが、機械だと誰がボタンを押しても同じ結果が得られるので、生産性を担保できるのは非常に助かっています。操作でわからない部分があったとしても、ミマキのホームページやYouTubeの公式チャンネルで解決できることがほとんどなので、その点でも非常にありがたいですね」とも話す。
操作が楽で簡単なことに加えて、初心者と手慣れた人が同じレベルで商品を生産できる点も、導入後に実感したJV330の良さだろう。
また、マシンについてわからないことや不具合があった場合は、担当営業やコールセンターに電話をかけて解決するのが一般的だが、ミマキでは公式サイトやYouTubeに情報がまとまっている。そのため、電話で聞くほどのことではないが不明点がある場合や、電話が苦手な人も自力で解決しやすい点が魅力となっている。
「実際に作業をしながら操作を覚えてみると、やることは非常に簡単ですし、何かあれば電話一本でサービスエンジニアや担当営業の方が駆けつけてくれる安心感もあります。スムーズに社内でJV330を立ち上げて導入できました」(横山氏)
さらに、アミューズメント事業で利用する店内ポップや装飾もJV330で作っているため、そちらも他社に外注する手間や費用が省けたという。特に店内ポップは季節やイベントごとに違うデザインのものを短納期で作る必要があり、大きいものから小さいものまで幅広く自社で内製できる点は、JV330を導入した大きなメリットとなっている。
企業・団体プロフィール
- 名称株式会社ドラマ
- 業種アミューズメント事業・アニメイベント事業・メディアリユース事業
- 住所東京都世田谷区松原1-50-15 ル・ポー松原1F
- 電話番号03-5300-5300
- URLhttps://www.dorama.co.jp/