「TS330-1600」4台でテキスタイル生産体制を強化
生産スピード30%向上と材料コスト20%削減を実現
イタリアのエッレ・エッレ社は、テキスタイルおよびサインディスプレイ分野の印刷において高い信頼を得ており、大判プリントや広告バナー、店舗向けのディスプレイなど、イベント業界のさまざまな用途に向けた高品質な印刷物の製作を得意としています。
1992年に創業し、イタリア北部ベルガモのアルツァーノ・ロンバルドに本社を置く同社は、イタリアならではのものづくりへのこだわり、技術革新、そして持続可能な生産への取り組みを通じて成長してきました。イベントや広告、店舗装飾のビジュアル制作からスタートしたエッレ・エッレ社は、現在では、プリント市場の変化を先取りしながら、事業領域を広げています。
イベントやスポーツウェアなどの市場で、パーソナライズ、高速生産、環境への配慮に対するニーズが高まる中、エッレ・エッレ社は将来を見据えた生産体制の強化が課題となっていました。競争力を維持するための鍵となったのが、サステナビリティを損なうことなく、生産規模の拡大に対応しながら、高い品質と幅広い対応力を実現できる技術です。
こうした要件を満たすため、エッレ・エッレ社は長年にわたる技術パートナーであるミマキを選択。ミマキのデジタルプリントソリューションの第3世代となる設備を導入し、新たなステージへと歩みを進めました。
イタリアのエッレ・エッレ社、デジタルテキスタイル・サインディスプレイ印刷事業の成長に向けミマキの技術を採用
変化し続けるイベント・スポーツウェア市場のニーズに対応
イベント業界やスポーツウェア業界には、それぞれ特有の課題があります。ブランドが競争力を維持するためには、人目を引くデザイン、耐久性、印刷ごとの色差を抑えた高い色再現性、そして短納期への対応が求められます。さらに、昇華転写工程における消費電力や素材の廃棄を中心に、環境負荷への懸念も高まっていました。
そこでエッレ・エッレ社は、生産工程の強化を進め、高品質なテキスタイル製品に加え、イベントやスポーツウェア市場のニーズに応える革新的で持続可能なソリューションを提供することで、他社との差別化を図りました。
同社が初めてミマキのプリンタを導入したのは2010年。その後もミマキのプリンタの拡充を続けており、直近では「TS330-1600」を4台導入しています。
エッレ・エッレ社のオーナー、ジャンルカ・ロータ氏は次のようにコメントしています。
「ミマキを選んだ理由は、プリンタの性能だけではありません。私たちと同じビジョンを共有できるパートナーだと感じたからです。ミマキの技術は業界の変化とともに進化し続けています。だからこそ、私たちはミマキと長期的なパートナーシップを築いていけると考えています。」
サインディスプレイおよびイベント分野のさまざまな用途に向けて、高品質な印刷物の製作を手がける同社は、変化し続ける市場ニーズに対応するため、最先端技術を取り入れています。
新しいミマキ製プリンタの導入は、段階的かつ計画的に進められました。TS330-1600は、小ロットのサンプル製作から大量のスポーツウェア生産まで幅広く対応できる点が評価され、採用されました。
また、RIPソフトウェアにはミマキの「TxLink4」を導入。ジョブ設定の自動化や手作業の削減に加え、高い色再現性を確保できることで、ワークフロー全体の効率化につながりました。
これらの設備投資による効果は、すぐに表れました。エッレ・エッレ社は生産能力を大幅に拡大し、少人数での24時間稼働が可能になりました。また、プリントの鮮やかさと安定した色再現性は、顧客からも高く評価され、他社との差別化につながっています。
さらに、廃棄物の削減やセットアップ時間の短縮も実現し、導入後6か月以内の段階で、リピート受注は30%増加しました。MAPS4やノズルリカバリーシステムをはじめとするミマキのコア技術は、生産効率とプリントの安定性向上に大きく貢献するとともに、同社のサステナビリティ目標の達成も支えています。
ジャンルカ・ロータ氏は、次のように付け加えています。
「私たちのお客様は、革新性だけでなく、企業としての責任ある姿勢も重視しています。ミマキの昇華転写技術と環境に配慮したインクによって、生産目標を達成するだけでなく、環境意識の高い現代の消費者に響く、未来を見据えたブランドづくりにもつなげることができています。」
事業の成長と顧客満足度の向上
競争の激しい市場において、エッレ・エッレ社は、カスタマイズ対応、高い品質、そして短納期を強みに成長してきました。ミマキの先進技術を導入したことで、同社は継続的な技術革新を進めながら、イタリアのプリント業界における確固たるポジションをさらに強化しています。
また、ミマキのプリンタによって印刷速度、品質、対応力が向上したことで、小売・イベント分野において、より複雑でクリエイティブな案件にも対応できるようになりました。高い精度とオリジナリティを求める顧客層も広がり、事業のさらなる成長につながっています。
今回の取り組みを振り返り、ロータ氏は次のように述べています。
「ミマキの技術を導入して以来、業務効率と顧客満足度の両面で大きな改善が見られました。現在では、鮮やかで耐久性が高く、カスタマイズ可能なプリント製品を、より速く、より高い精度で生産できるようになっています。また、インクの廃棄削減と資源効率の向上により、生産スピードを30%向上させるとともに、材料コストを20%削減することができました。何よりも、私たちの創造性をさらに高め、お客様が求める高い品質基準に応えられるようになったことが大きな成果です。」
ミマキの「TS330-1600」4台への投資により、エッレ・エッレ社では、インクの廃棄削減と資源効率の向上によって、生産スピードを30%向上させるとともに、材料コストを20%削減することができました。
ミマキのプリント技術を生産の中核に据えることで、エッレ・エッレ社は、現在のプリント業界が求めるニーズに応えるだけでなく、その未来を切り拓く存在となっています。今後もミマキの技術を活用しながら、イタリアならではのものづくりの品質を体現する、高品質で環境に配慮したプリント製品を提供し続けていきます。
企業・団体プロフィール
- 名称エッレ・エッレ社
- 業種スポーツウェアの製造・カスタマイズ、イベント・スポーツイベント向け広告物の製作、各種テキスタイル製品のデジタルプリント・縫製
- 住所Viale Piave, 86, 24022 Alzano Lombardo(BG), Italy
- 電話番号+39 035 470 527
- URLhttps://elleerre.it/en/
