「TS330-1600」は印刷品質・印刷速度・操作性、どれを取っても期待を上回るマシン:株式会社ウィングコーポレーション様

課題
改善
インクジェットで綿タオルに印刷したいが、前後設備導入や水の使用等ハードルが高い。
昇華転写プリンタの導入でパイル地のポリエステルタオルにプリントを開始。「TS330-1600」を導入後は生産効率と印刷品質が上がり満足している。

導入した製品

「TS330-1600」は印刷品質・印刷速度・操作性、どれを取っても期待を上回るマシン

(株)ウィングコーポレーションは、福井県にあるオリジナルタオルの企画・製造・販売を行う会社だ。小ロットから大量生産まで幅広く対応しており、地元のみならず、ネット販売を駆使して全国からも根強い人気を誇っている。
今回は、「TS330-1600」導入の経緯や導入後の感想について、(株)ウィングコーポレーションの飛田社長・販売部 飛田マネージャー・生産部 岩岡氏に、話を聞いた。


TS330-1600:株式会社ウィングコーポレーション様

TS330-1600導入の決め手

  • 印刷スピードが速く、生産性が高い
  • 印刷品質が良い
  • アフターフォローの充実


タオル販売の開始、そしてインクジェットプリンタの導入へ


当社は創設当初、ライターやボールペンへの名入れの仕事をしていて、材料の仕入れや商品の企画開発はしていましたが、直接的には顧客への販売窓口を持っていなかったんですね。そこで、自社ブランドで、自分たちで仕入れから加工、ネット販売までできる商材を取り扱おうという話になり、タオルへの印刷・販売事業を始めました。

取引業者さんに大阪・泉州のタオルの加工業者を紹介してもらい、そこで仕事の基本からノウハウまで教えてもらう一方、材料等の仕入れも行い、良好な提携関係を築きました。その後、その会社がフルカラーのインクジェットプリンタを導入したと聞いて、じゃあうちもプリンタを導入しようかなと検討するようになったんです。

そもそもタオルの販売を始めた当初は、スクリーン印刷を利用していて、引っ越しや年始に使う挨拶タオルと呼ばれるものを作っていました。そこから2~3年してオリジナルタオルに幅を広げたあと、ミマキの「TS100-1600(以下、TS100)」を導入しました。「TS330-1600(以下、TS330)」は、TS100の増設機として導入した形です。


シルクスクリーン印刷機

TS100・TS300導入の決め手は、圧倒的な発色の良さ


インクジェットで綿タオルに印刷する方法があることは前から知っていましたが、前後処理設備の導入や水を大量に使用するなどの問題もあったため、二の足を踏んでいたんです。

すると昇華転写という印刷方法が出てきて、版の作成も必要ないし、ポリエステル素材だけど吸水性の高いパイル地のタオルにも印刷できるということで、これはいいぞと思い、昇華転写ができるプリンタを探すようになりました。

導入前は複数社の選択肢がありましたが、実際に各社の実機で同じデザインをプリントすると、ミマキの発色の良さが圧倒的だったんですよね。この発色の良さを見てしまったら、もうミマキ以外選択肢はないかなという感じで、TS100の導入を決めました。

ミマキさんのマシンの印刷品質にはTS100導入後も非常に満足しており、TS330の導入時はほぼミマキ一択でした。また、アフターフォローに関しても営業マンやサービスマンの対応に十分満足していたので、そこも購入を後押ししましたね。

TS330導入で生産性が飛躍的に向上

TS100を導入したあと、順調に仕事が忙しくなって一台だけでは仕事を賄えなくなりました。増設を検討したいとミマキの担当の人に話を持ち出したら、今年出たばかりの新製品がありますよとTS330シリーズを紹介してもらったのが導入のきっかけです。

正直、TS100には、ヒーターがついていない点に物足りなさを感じ始めていました。早く印刷するとインクが乾かないので、ゆっくり印刷するしかなかったんですよね。また、このタイミングで運悪くベタ塗りが多い印刷が立て込んで、これは困ったぞと。

その点では、TS330はヒーターがついていますし、印刷スピード、印刷物の鮮明さ、対応インクの幅広さ、どれを取ってもかなり満足しています。実際TS330を導入してから、TS100一台だけのときと比較して圧倒的に生産性は上がりました。本当に、お世辞抜きでミマキの対応力はすごいですよね。

TS330は印刷品質も使い勝手も高く評価できる

TS330でデザインを印刷すると、転写紙にプリントされた時点できれいに出力されていることが明確に分かるくらい、印刷品質が高いです。

あと、TS100だと二人がかりでメディアをセットして紙をピンと張るのに苦労することも多いですが、TS330はメディアの端を山形にカットしてくれる「V字カット」に対応しているので、メディアの中心を的確に紙管へ取り付けることができ、準備しやすくなりました。搬送ずれ等によるセットのやり直しもなくなったので、メディアを節約するという点でも助かっています。

インクもライトマゼンタ・ライトブルーに対応して表現力が高くなったことに加えて、インクパックの容量が1Lから2Lにサイズアップしてインクの交換頻度が下がったのが地味に助かる点です。

大きなデメリットは今のところありませんが、まあ強いて言えば、サイズが大きいので場所を取ることですかね(笑)


TS330-1600

TS330はこれからも使い倒したい機器


現状、TS330は稼働する日と稼働しない日にムラがあるので、もっと毎日フル稼働してもらってどんどん使い倒したいと思っています。というのも、まだオリジナルタオルの受注に波があり、グッズ系などもう少し広く提供できるようになれたらと試行錯誤しているところです。

また、ネット販売の受注がいまの売り上げの9割を占めていて、まだまだ受け身の状態が続いているので、こちらから積極的に仕事を取りに行ける仕組みづくりをしていきたいと思っています。


オリジナルタオルの企画・製造・販売

株式会社ウィングコーポレーション 社屋外観

企業・団体プロフィール

  • 名称株式会社ウィングコーポレーション
  • 業種名入れ・オリジナルタオルの加工・販売、印刷業(スクリーン印刷・パット印刷・オフセット印刷・転写印刷)、ライター・ボールペン等の輸入販売、ライター・ボールペン等への広告印刷、ノベルティ商品の輸入販売
  • 住所福井県福井市問屋町1丁目6番地
  • 電話番号0120-93-9292 / 0776-25-3100
  • URLhttps://wing-towel.com/

導入した製品

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