サイン市場向けエコソルベントインク搭載大判インクジェットプリンター
/カッティングプロッター
「JV300-130 Plus」/「CJV300-130 Plus」
/「CG-130FXII Plus」販売開始のお知らせ
省人化&効率化による働き方改革と環境負荷低減を実現した次世代製品
株式会社ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、代表取締役社長/池田 和明)は、看板市場向けエコソルベントインク搭載の大判インクジェットプリンター「JV300-130 Plus」「CJV300-130 Plus」、カッティングプロッター「CG-130FXII Plus」を2019年9月末より販売開始いたします。
1996年に当社が世界で初めて水性顔料を搭載した大判インクジェットプリンターを開発し、それ以降革新的な産業用プリンターを世界に送り出してまいりました。2002年に発売した溶剤インクジェットプリンター「JV3 Series」は多くのお客様に支持され、看板市場で業界スタンダードマシンとしての地位を確立。2008年に発売した「CJV30 Series」は、従来カッティングプロッターが担っていたカット機能をプリンターに持たせることで、省スペース&効率化を実現しました。2014年に発売した「JV/CJV300 Series」は、発売当初から市場では根強い人気を誇り、「CJV300 Series」は2018年度の国内プリント&カット複合機販売台数においてトップシェアを獲得(※1)しております。
今回発売する「JV300-130 Plus」「CJV300-130 Plus」「CG-130FXII Plus」は、無人連続カットを可能にする新機能「IDカット機能(※2)」と、ネットワークケーブルを通じてプリンターにデータ送信可能な新接続方式「Ethernet接続(※3)」を追加することで、省人化&効率化を実現しました。2019年4月に施行された働き方改革法案により、働き方改革は大企業だけでなく中小企業にとっても重要な経営課題の一つとして認知されております。厚生労働省が発表している「働き方改革実現に向けた取り組み」にもあるように、「長時間労働の是正」を行うためこれまで以上に効率的な生産環境を整えることが必須です。省人化&効率化を実現する「IDカット機能」と「Ethernet接続」は、働き方改革実現に向けた労働環境整備の一助としてご活用いただけます。
また、「JV/CJV300-130 Plus」にエコインクカートリッジ(※4)システムを採用し、プラスチックケースを再利用してお客様ご自身で中身のインクパックを入れ替えることで、プラスチック使用量軽減による環境保全とインク単価の低減を両立させています。
さらに、「JV/CJV300-130 Plus」の「Ethernet接続」に対応した新たな独自画質コントール技術「MAPS4」が、バンディングを抑えた美しいプリントをサポート。巻取り装置を一新することで高品質の巻取りによる安定した生産が可能です。
「JV300-130 Plus」「CJV300-130 Plus」「CG-130FXII Plus」は、これまで培った技術を受け継ぎつつ、先にご紹介した新たなミマキテクノロジーを「Plus」することで、働き方改革と環境負荷低減を実現する次世代製品です。
なお本製品は、2019年8月29日より開催されるSIGN & DISPLAY SHOW 2019に出展展示いたします。
※1 当社調べ
※2 IDカット機能はCJV300-130 PlusとCG-130FXII Plusに搭載。JV300-130 PlusはCG-130FXII Plusと組み合わせてお使いいただくことで利用可能
※3 Ethernet接続はJV300-130 PlusとCJV300-130 Plusに対応
※4 600mlエコカートリッジはSS21インクのC,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Orの8色に対応
◎概要
- 省人化&効率化をプラスして働き方改革を実現
- エコロジー&エコノミーをプラスしてインクコスト低減と環境への配慮を両立
- 高画質&安定性を実現する新機能をプラス
◎主な特長
1. 省人化&効率化をプラスして働き方改革を実現
IDカット機能搭載で省人化かつ効率的なプリント&カット
連続したカット作業を自動で行える「IDカット機能」を新たに搭載いたしました。「IDカット機能」は、プリントされたID付きトンボをスキャンして、カットデータ読み込みとカットを自動で行う機能です。従来は、カットジョブ毎にトンボスキャンとカットデータ指定をオペレーターが手作業で行っていましたが、「IDカット機能」を使うことで無人連続カットが可能となり、マシンがカット作業を行っている間、オペレーターは別の作業を並行して進めることができます。
JV300-130 Plusは別売のCG-130FXII Plusとの組み合わせでIDカットを利用可能
JV300-130 Plusは、ID付きデータをプリント後にCG-130FXII PlusでIDカットを利用できます。
Ethernet対応で自由かつ効率的な作業環境を構築
RIP用パソコンとの接続方法に、新しく「Ethernet」接続が追加となりました。従来のUSB接続とは違い、ネットワークケーブルを通じて接続する方式のため同一ネットワーク内のパソコンからプリンターへの接続が可能となります。事務室のパソコンでデータ編集を行い、作業部屋のプリンターに直接プリントデータを送るなど、より自由かつ効率的な作業環境を構築いただけます。
2. エコロジー&エコノミーをプラスしてインクコスト低減と環境への配慮を両立
エコインクカートリッジ搭載
SS21のインクカートリッジを440mlカートリッジから、600mlの「エコカートリッジ」に変更することで、インクコストを従来比15%削減します。
600ml エコカートリッジ | 440ml カートリッジ | |
---|---|---|
販売価格(税抜) | ¥16,200 | ¥14,000 |
インク単価(ml) | ¥27/ml | ¥31.8/ml |
「エコカートリッジ」は、プラスチックケースを再利用してお客様ご自身で中身のインクパックを入れ替えていただける仕組みです。
近年、産業現場において『環境の価値』に対する関心が高まっており、当社でも、「Mimaki Green Technology」というコンセプトで環境負荷の少ない製品開発を推進しております。
2017年に発売したUV硬化インクジェットプリンター「UCJV300 Series」では、VOC(※5)レスで環境に優しいインクとして、UV硬化インクをサイン市場に提案してきました。今回発売するエコソルベントインクジェットプリンター「JV300-130 Plus」「CJV300-130 Plus」でも、環境への負荷を抑える取り組みとして、プラスチック使用量を削減できるエコカートリッジシステムを採用しております。
※5 VOC(Volatile Organic Compounds)揮発性有機化合物
3. 高画質&安定性を実現する新機能をプラス
Ethernet接続に対応した新たな画質コントロール技術「MAPS4」
通常、パスの境界は直線になるため少しのズレにより、横シマが出るバンディングや、色ムラの原因になります。「MAPS4」(Mimaki Advanced Pass System 4)ではパスの端を拡散させ、境界線をグラデーションのようにすることでバンディングや色ムラの発生を軽減し美しいプリントを実現します。
MAPSあり
パスの境界を拡散させるためバンディングや色ムラを軽減して美しい画質を実現。
MAPSなし
パスの境界線でバンディングが発生。横スジや色ムラが入るため著しく画質を損なう。
新設計巻取り機構を採用
巻取り機構を一新することで、メディア搬送の安定性が向上し、従来は40kgまでだった対応メディア重量が45kgになりました。さらに、メディア巻取り時の端面蛇行を防止する端面ガイドを標準装備しており、安定した高品質の巻取りを実現しています。
◎展示会に出展
「JV300-130 Plus」「CJV300-130 Plus」「CG-130FXII Plus」は、2019年8月29日から開催されるSIGN & DISPLAY SHOW 2019にて展示いたします。皆様のご来場、心よりお待ちしております。
【展示会名】 SIGN & DISPLAY SHOW 2019(https://www.tokobi.or.jp/sds/)
【日 程】 2019年8月29日(木) ~ 31日(土) 10:00 ~17:00
【会 場】 東京ビッグサイト 青海展示棟 Aホール
【ブース番号】 11
【入 場 料】 500円
【入場券お申し込み】 https://japan.mimaki.com/news/event/entry-333928.html
ページ下の『展示会情報』から無料招待券を申し込みいただけます。
◎仕様
- 販売予定価格 1,900,000円(税別)
- 販売開始 2019年9月末
- 販売予定台数 100台/年(日本国内)
- 新機能
・Ethernet接続
・エコインクカートリッジシステム
・MAPS4
・新設計巻取り機構
項目 | JV300-130 Plus | |
---|---|---|
プリントヘッド | オンデマンドピエゾヘッド(2ヘッドスタガ) | |
プリント分解能 | 360dpi、540dpi、720dpi、1,080dpi、1,440dpi | |
最大作図幅 | 1,361mm | |
最大メディア幅 | 1,371mm | |
インク | 種類/色 | エコソルベントインク ・SS21(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Or,W) ・ES3(C,M,Y,K,Lc,Lm,W) 水性昇華インク ・Sb54(Bl,M,Y,K,Lbl,Lm) |
容量 (※6) |
SS21:600mlインクカートリッジ / 2Lインクパック(Wは220mlカートリッジのみ) ES3:440mlインクカートリッジ(Wは220mlカートリッジのみ) Sb54:440mlインクカートリッジ / 2Lインクパック |
|
循環 | MCT(Mimaki Circulation Technology)によるホワイトインク循環(※7) | |
メディア厚み | 1.0mm以下 | |
ロール重量 | 45kg以下 | |
適合規格 | VCCIクラスA / FCC クラスA / IEC 62368-1準拠ETL / CEマーキング(EMC指令、低電圧指令、機械指令、RoHS指令)/ CB認証 / REACH / エナジースター / RCM / EACマーク |
|
インターフェイス | USB 2.0 / Ethernet 1OOOBASE-T | |
電源仕様 | 単相(AC100~120V / AC220~240V)×2 50/60Hz ±1Hz | |
消費電力 | 1,440W×2以下(AC100V系) 1,920W×2以下(AC200V系) |
|
動作環境 | 使用可能温度:20℃~30℃、湿度35~65%Rh(結露なきこと) | |
外形寸法(W×D×H) | 2,525mm×700mm×1,392mm | |
重量 | 170kg |
※6 2Lインクパックのご利用には別売りオプションのMBIS3(Mimaki Bulk Ink System 3)が必要です。
※7 MCTはホワイトインクでのみ作動します。
- 販売予定価格 2,680,000円(税別)
- 販売開始 2019年9月末
- 販売予定台数 60台/年(日本国内)
- 新機能
・IDカット機能
・Ethernet接続
・エコインクカートリッジシステム
・MAPS4
・新設計巻取り機構
項目 | CJV300-130 Plus | |
---|---|---|
プリントヘッド | オンデマンドピエゾヘッド(2ヘッドスタガ) | |
プリント分解能 | 360dpi、540dpi、720dpi、1,080dpi、1,440dpi | |
最大作図幅 | 1,361mm | |
最大メディア幅 | 1,371mm | |
インク | 種類/色 | エコソルベントインク ・SS21(C,M,Y,K,Lc,Lm,Lk,Or,W,Si) ・ES3(C,M,Y,K,Lc,Lm,W) 水性昇華インク ・Sb54(Bl,M,Y,K,Lbl,Lm) |
容量 (※8) |
SS21:600mlインクカートリッジ / 2Lインクパック(W,Siは220mlカートリッジのみ) ES3:440mlインクカートリッジ(Wは220mlカートリッジのみ) Sb54:440mlインクカートリッジ / 2Lインクパック |
|
循環 | MCT(Mimaki Circulation Technology)によるホワイトインク循環(※9) | |
メディア厚み | 1.0mm以下 | |
ロール重量 | 45kg以下 | |
適合規格 | VCCIクラスA / FCC クラスA / IEC 62368-1準拠ETL / CEマーキング(EMC指令、低電圧指令、機械指令、RoHS指令)/ CB認証 / REACH / エナジースター / RCM / EACマーク |
|
インターフェイス | USB 2.0 / Ethernet 1OOOBASE-T | |
電源仕様 | 単相(AC100~120V / AC220~240V)×2 50/60Hz ±1Hz | |
消費電力 | 1,440W×2以下(AC100V系) 1,920W×2以下(AC200V系) |
|
動作環境 | 使用可能温度:20℃~30℃、湿度35~65%Rh(結露なきこと) | |
外形寸法(W×D×H) | 2,525mm×700mm×1,392mm | |
重量 | 167kg |
※8 2Lインクパックのご利用には別売りオプションのMBIS3(Mimaki Bulk Ink System 3)が必要です。
※9 MCTはW,Siでのみ作動します。
- 販売予定価格 980,000円(税別)
- 販売開始 2019年9月末
- 販売予定台数 300台/年(日本国内)
- 新機能
・IDカット機能
項目 | CG-130FXII Plus | |
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セット可能シート | サイズ | 90~1,580mm |
ロール重量 | 18kg以下 | |
ロール外径 | φ200mm以下 | |
カット可能範囲(※10) | 1,300mm×51m | |
オートカット範囲(※11) | 最大1,425mm | |
最大速度 | 140cm/s(ペンアップで45°方向) | |
設定可能速度 | 1~10cm/s(1cm/sステップ)、10~50cm/s(5cm/sステップ)、 50~100cm/s(10cm/sステップ)(※12) |
|
機械的分解能 | 5μm | |
プログラムステップ | 25μm、10μm(MGL-IIc)、100μm、50μm(MGL-Ic1) | |
反復精度 | ±0.2mm(フィルムの温度による伸縮を除く) | |
精度保証範囲(反復精度) | 1,300mm×10m | |
カッター応答回数 | 15回/s | |
最大圧力 | 500g | |
設定可能圧力 | カッター | 10~20g(2gステップ)、20~100g(5gステップ)、100~500g(10gステップ) |
ピン | 10~20g(2gステップ)、20~100g(5gステップ)、100~500g(10gステップ) | |
ペン | 10~20g(2gステップ)、20~100g(5gステップ)、100~150g(10gステップ) | |
カット可能シート | 塩ビシート(厚さ0.25mm以下)、蛍光シート、反射シート(※13) | |
パウンシング可能用紙 | 普通紙(厚さ0.06mm~0.13mm)(※14) | |
使用可能ペン | カッター、水性ボールペン、油性ボールペン、市販ボールペン(※15) | |
適合規格 | VCCIクラスA / FCC クラスA / IEC 60950-1準拠ETL / CEマーキング(EMC指令、低電圧指令、機械指令、RoHS指令)/ CB認証 / REACH / RCM / EACマーク |
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コマンド | MGL-II c / I c1 | |
インターフェイス | RS-232C・USB | |
受信バッファ容量 | 30Mバイト標準(ソーティング有効のときは20Mバイト) | |
動作環境 | 使用可能温度:5℃~35℃、湿度:35~75%Rh(結露なきこと) | |
電源容量 | AC100V~240V 1A 50/60Hz | |
消費電力 | 100W以下 | |
外形寸法 (W×D×H) | 1,825×700×1,217mm | |
重量 | 62kg |
※10 使用ソフトにより最大送り長に制限があります。
※11 切り落とし可能なシート幅です。
※12 シートサイズによって制限されます。
※13 蛍光シート専用刃(SPB-0007)、反射シート専用刃(SPB-0006)使用時。
※14 専用パウンシングツール使用(オプション)。
※15 直径8mm~9mmの市販品のペンです。ペン先位置がばらつきますので、精度・画質は保証外です。
◎お問い合わせ
報道関係者様からのお問い合わせ先
株式会社ミマキエンジニアリング
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