エイントホーフェン大学(オランダ)

課題
改善
サインコースは実技演習を重視した教育を行っているので、プロと同じ環境を整えたい。
学生の習熟度に応じてJV33・JV5・JFシリーズなどを使った授業を展開。プロの現場にも対応できる実技が身につくと評判に。

~ミマキ製品を用いたグラフィックアート教育~



エイントホーフェン大学(オランダ)では、グラフィックアートのカリキュラムの一環として、2年前の2007年に「サインコース」を開設した。開設の当初から人気を博し、毎年およそ50名が受験して25名が入学する。3年間の教育課程においては、ミマキ製のインクジェットプリンタやカッティングプロッタを実際にオペレーションする"実技演習"に重点をおき、プロの育成に余念がない。また、2010年には、第一期生が卒業学年となる3年生に進級し、デジタル画像データの編集手法やプロファイル制作を学んでいく。


学生には、多くのミマキ製品があてがわれ、例えば初級者はエントリーモデルであるJV33シリーズでオペレーションの基礎を学び、マシン操作に慣れた学生は上位機種であるJV5シリーズで技能を高めている。一方で、カッティングプロッタやUV硬化フラットベッドプリンタであるJFシリーズもカリキュラムに取り入れられ、特にJFシリーズでは、白インクやクリアコートを用いたダイレクトプリントの実技に学生の人気が集中している。


1年次に学生は、マニュアル操作によるごくシンプルなカッティング手法を学ぶところからスタートし、年間を通じた講義や実技によってマシンへの理解を徐々に深めながら、技能を修得していく。エイントホーフェン大学では地域のサイン事業者との連携を密にしており、卒業年次である3年次には、1週間のうち4日がこれらサイン事業者へのインターンシップ(見習い研修)にあてられ、学生達はより高度で実践的な技能を修得していく。また卒業検定では、"プロ品質"であることに重点が置かれた課題に取り組み、これをパスした者がエイントホーフェン大学を巣立っていく。


講師 ロナルド・デン・ベッカー氏のコメント


「インターンシップにご協力いただいている皆様をはじめとした、企業のニーズに合わせた教育課程の確立が何よりも重要だと考えています。また、本校では上級生から選抜されたチューターによる指導制度や、業界屈指のミマキ製品を取り入れた実技によって、非常に質の高い教育が行えているとの自負もあります。


昨今、本校の"サインコース"のような教育課程は他校でも急速に増えてきています。他校に負けないためにも、私どもは学内でのミマキ製品による実技訓練とインターンシップでの実地訓練に焦点を当てて、よりハイレベルな人材育成に取り組んでいきたいと考えております。」


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