「JV100-160」を導入いただいている株式会社エヌズサイン様の事例が、看板業界情報誌『看板経営』 No. 33(2024年6月号)に掲載されました。
以下に掲載された記事を原文のままご紹介いたします。
サイン・ディスプレイ事業のスタートアップに最適な1台
JV100-160が圧倒するコストパフォーマンスに迫る
2023年7月に新しく設立された千葉県佐倉市のサイン製作会社、エヌズサイン。共同代表の西尾大吾氏と根本裕章氏が長年勤めた展示・イベント装飾企業の廃業に伴い、その前職で培った人脈をもとに旗揚げした。「2023年の年明けを過ぎた頃に、急に会社をたたむと知らされ、これからどうしようと困惑したものです。そんな折に、お客さんから個人で仕事を受けてくれないかと頼まれ、だったら顧客を困らせないためにも、気心のしれた2人で起業しようと思い至りました」と西尾氏は語る。何も設備を持たない会社立ち上げまでの半年間は、今まで長く付き合ってきた協力会社に本当に助けてもらいましたと話す。社名は、両氏の苗字からイニシャルを取ってエヌズサインと名付けた。
起業から1年が経とうとする現在、同社では設計会社やデザイン事務所の仕事を数多く手がける。具体的には、大手百貨店や商業施設の広告物、展示会関連の掲示物に加え、最近はオフィスエントランスの切り文字も受注が増えているそうだ。「30年近くの現場経験から、繊細な貼り施工でも仕上がりには自信があります」と西尾氏。そして、少数精鋭の2人だからこそ、突発的な案件にも製作から施工まで一貫して対応できる点がクライアントの信用へと結び付いている。
そんな同社が最初の設備として導入したのは、低溶剤機のエントリーモデル「JV100-160」とラミネートマシン、カッティングプロッターの3種。その全てがミマキエンジニアリングの製品で固められている。「前職の経験から、ミマキさんはユーザーの困りごとに、とても親身になってくれます。何かあれば、すぐ駆け付けてもらえますし、私たちのようなスタートアップ企業にとって、こんなに心強いサポートは他にはないです」と根本氏も話す。ここからは、JV100-160の詳しい導入背景や使い勝手、最大の魅力について両氏に聞いていく。

左から根本裕章氏と西尾大吾氏
― まず、JV100-160の導入を決めた経緯を教えてください
根本:ミマキさんの東京支社ショールームでJV100-160を最初に見た際は、オレンジやライトブラックまで積んでいる点を踏まえても、想像以上にとても発色が高くなったと驚きました。
デザイナーなどを顧客に抱える当社はPANTONEで色を指定される依頼も多く、今までですと高発色の黄色や橙色は再現できないものだとお客さんに断りを入れていました。そういった従来の課題が、この1台を導入すれば、一気に解決できるのではと期待感が募るばかりでした。
西尾:当社では、短納期の案件を多く抱えるため、一刻も早い内製化は絶対に欠かせない要素でした。プリンターはもちろん、ラミネーター、プロッターまで一通りはそろえたいと考えていたところ、ちょうどミマキさんが「3種の神器キャンペーン※」を展開していたのは渡りに船でした。そもそも、以前から信頼を寄せていたメーカーだけに乗らない手はありません。大幅なイニシャルコストの削減だけでなく、私たちの少しでも早く稼働させたいという気持ちも考慮してくれて、発注から2週間足らずで一式が取りそろったのは嬉しかったですね。
※JV100-160の導入コストが抑えられ、CG-130FXII Plusに加え、LA-140W Plusとのセット購入でさらにお得となる過去に開催のキャンペーン

主に塩ビ粘着シートと経師紙を出力しているJV100-160の設置シーン。同機に加えて、カッティングプロッター「CG-130FXⅡ Plus」とウォームラミネーター「LA-140W Plus」を3種の神器キャンペーンを活用して設備導入した
― それでは導入後の使い勝手はいかがでしょう
西尾:JV100-160はインクの乾きが早いとともに、インクの消費量も少なく済みますね。体感で、30%以上はランニングコストが抑えられています。その理由として他社機に比べ、ワンショットの量が少なくても高濃度を出せるからだと思います。臭いも早く飛ぶ点を踏まえると、そうでなければ説明が付かないですからね。
根本:実際、導入後はサンプル出しの段階から一度もやり直しがなく、色にこだわりを持つお客さんからも簡単にOKをもらえるようになりました。自ずと任せていただける仕事の幅が広がっているのはもちろん、もうこれで「この色味が限界なんです」って言わなくて済むと安堵していますよ(笑)。モデルさんの顔が全面に出るような広告でも、すんなりと通るようになったのは大きいです。
― イニシャルとランニングともに費用対効果の高さを感じているようですね
西尾:顧客の約7割が設計・デザイン事務所ですから、ただ単に安いというだけではプリンターを導入できません。クライアントに納得してもらえる出力物を提供できるのは大前提です。
せっかく一念発起して起業したからには、お客さんに喜ばれる仕事がしたい、その反面でスタートアップ時の設備投資は抑えたい。JV100-160は、その両方をカバーできる1台だと実感しています。サイン業界の現行機で、これ以上のスペックを持つエントリーモデルは他にはないと思います。

アルミ複合板にシート貼りした不動産の壁面サイン。これまではくすみがちだったオレンジが発色よく忠実に表現されている
― 今後の展望はいかかでしょう
根本:昨今、さまざまな材料が価格高騰するなか、出力物のライニングコストを大きく抑えられるのは嬉しいポイントです。やはり顧客に対して価格を引き上げず、利益を確保できるのに越したことはないです。これに加えて、短時間で出力して施工できるJV100-160のポテンシャルも生かし、もともと強かった展示・イベント関連での仕事をより一層に増やしていきたいと考えています。
企業・団体プロフィール
- 名称株式会社エヌズサイン
- 業種サイン製作
- 住所千葉県佐倉市稲荷台2丁目6番地サンヒルズ稲荷台102号