「JV330-130」を導入いただいている株式会社エシック様の事例が、看板業界情報誌『看板経営』 No. 33(2024年6月号)に掲載されました。
以下に掲載された記事を原文のままご紹介いたします。
高画質・ハイスピードにとどまらないJV330の優れたユーザビリティ
現場目線の追求とアフターフォローで培われた信頼感
埼玉県川口市を拠点にサイン製作・施工を展開するエシック。従業員3人という少数精鋭だからこその細やかな配慮と小回りの良さを武器に、1995年の会社設立から約30年にわたって主要取引先である広告代理店や地元企業からの信頼を獲得してきた。2023年5月には、ミマキエンジニアリングの低溶剤機のフラッグシップモデル「JV330-130」を導入。加えて、フラットベッドUV機「UJF-6042MkII e」やカッティングプロッタ「CG-130FXII」など、主力マシンのほぼ全てを同社製品で揃える。その信頼感はどこから来ているのか。アートディレクターの藤井直美氏へのインタビューで解き明かしていく。

アートディレクターの藤井直美氏
― まず、JV330-130を知ったきっかけから教えてください
他社機からの買い替えを検討している時におすすめされたのが発端でした。従来のマシンでは、ベタの色再現が安定しないという悩みを抱えていたんです。大型看板の出力時に繋ぎ目が目立ってしまい、クレームに発展した経験もありました。そんな中、同機の色再現性、発色の良さは他社機と比べて圧倒的でした。フラッグシップモデルですので、イニシャルコストは安くありませんでしたが、「ミマキさんであれば安心できる」と感じ、思い切って導入しました。
― そこまでの確信を持てる要因は、どこにあったのでしょうか?
実は以前に、ミマキさんのエコソルベント機を使用していた時期があったんです。その時から、画質とスピードは文句なしだったので、後継機であるJV330-130であれば、よりきれいに早く出力できるのではという期待感がありました。
また、当社ではこのほかにも、カッティングプロッタや卓上UV機をミマキさんで揃えており、いずれも使い勝手が良かったのはもちろん、仮にトラブルを起こしてしまっても、必ず即日で訪問してきてくれたり、遠隔サポートで対応してくれたんです。積み上げてきた営業スタッフさんとの関係性もあり、導入に当たっての不安もありませんでした。
― では実際に稼働させてみて、印象はいかがでしょうか?
想定以上の出来栄えに驚かされるばかりです。画質・スピードともに申し分なく、品質を向上させつつ従来の1.2倍ほど作業効率がアップしました。特に赤色のベタなど、濃淡の強い色がきれいに出る印象です。もちろん、淡いフェミニン系の色でも全く問題ありません。色域が広く安定感もあるので、サイン製作の現場により特化した私たちのような会社にとって、最適と言えるマシンだと思います。

サインで多用する赤色などのベタはもちろん、優しく淡い色彩が再現できるのも330 Seriesの強みだ
― このほか、有効活用されている機能があれば教えてください
ユーザー目線で言うと、ハンドルを回すだけで簡単にロールを交換できる「メディアチェンジャー」は大変助かっています。少人数で仕事をこなしている都合上、1人で交換しなければならないケースも多く、腕力のない私にとっては一苦労でしたが、この機能のおかげでとても楽になりました。ほかにも、インクが2Lの大容量になった点も、交換の手間を減らせて大満足です。
1点だけ、強いて要望を挙げるならば、「XYスリッター」の機能をさらに万能化してもらえると、より嬉しいですね。当社では、出力時に余ったメディアの端材を使って、プレートサインなどの製品をつくり、ごみを減らしながらECサイトで販売する事業も行っています。枚葉カットできる「XYスリッター」があらゆる素材への対応力をもっと向上できれば、親和性は高まるはずなのですが、正直なところまだ十分に活用しきれていません。より良い使い方を模索していきたいですね。
― 今後、導入を考えている設備はいかがでしょうか?
大判プリンタの状況をPCやスマホで見える化できるクラウド型ツール「PICT」の話を聞いて、強い興味を持っています。遠隔から1台ごとのインク使用量や在庫管理、稼働状況を知れるのは非常に魅力的です。マシンのさらなる効率アップに繋げられると思うので、本格的に導入を考えたいです。

JV330-130
企業・団体プロフィール
- 名称株式会社エシック
- 業種看板の制作・施工、ステッカーの制作・販売、デジタルサイネージ設計・製作・施工
- 住所埼玉県川口市東領家2丁目23番地8号
- 電話番号048-229-2973
- URLhttps://ethic.tokyo/