「JV330-130」を導入いただいている株式会社フラワー様の事例が、看板業界情報誌『看板経営』 Vol. 34（2024年8月号）に掲載されました。

以下に掲載された記事を原文のままご紹介いたします。

商業印刷会社が太鼓判を押す色の表現力、プロを驚愕させたJV330の性能
～新規事業の立ち上げで選ばれる理由～

東京・墨田に本社を構えるフラワーは、軽オフセットに端を発する印刷会社で、1989年の設立から一貫して、小ロットや特色への対応力の高さを自社の武器としてきた。2011年にはオンデマンド印刷機を取り入れ、写真をはじめとしたフルカラープリントを強化。デジタル印刷で金や銀の箔押しを実現するなど、その技術力に対する顧客からの評価は高く、同業の印刷会社からも数多く仕事を請け負う。2024年4月には、新しいビジネス領域へトライすべく、サインメディア事業部を創設。プリンター、プロッター、ラミネーターの設備一式を導入した。“オールミマキ体制”による新規事業の第一歩を追う。

---

---

― 今回、新しくサイン市場に参入された経緯から教えてください

---

印刷物の需要減少に歯止めのかからない昨今、私たちが今までやってきた事業を生かし、その裾野を広げられるものとは何か−。そこでたどり着いた先が、サインの領域でした。ちょうど、主要取引先からイベント関連の装飾物を一任できないかと相談されたのを受け、このタイミングで決断しない手はないと考えたのです。

設備導入に際しては、当社の強みである短納期を維持し、突発的な案件にも対応できるよう、サイン製作に欠かせないマシンを一通りそろえたいと思いました。だからこそ、全てを自社製品で提供可能かつ、導入実績を豊富に持つミマキさんでという考えに至ります。早速、連絡を入れてみたところ、とても懇切丁寧に説明をしてくれたのが印象的でした。

― なるほど、新規事業だからこそ設備は信頼のおける同一メーカーで固めたいと考えたのですね

そうですね。ミマキさんがサポートに手厚いとは同業者からも聞いていたので、そこを頼りにしてはいたものの、結果は予想以上でした。導入後にも、当社の事業内容をヒアリングし、「こんなこともできますよ」と提案してくれて、今まで外注に出していたシール関連はすぐに内製化を達成したんです。まるで、ウチの従業員のような貢献ぶりで驚きですよ（笑）

溶剤機は未知でしたが、このように手厚くサポートしてくれるので、今では非常に安心して使用できています。商業印刷に比べ、サイン関連は本当にメディアの種類が多く、そのプロファイルも無数にあるものの、こういう面倒な設定まで当たり前のように助けてくれます。

---

---

― それでは、実際にJV330-130を稼働されてみて使用感などはいかがでしょう？

正直、こんなに早いんだってびっくりしました（笑）。あくまで体感ですが、A1ポスターであれば5分くらいで出力できる印象です。当初は30分かかってもおかしくないと思っていましたが、想定の何倍も早かったです。加えて発色が抜群に良く、オフセットに見慣れている私からすると、とても新鮮でしたね。RGBに近い色彩で、パソコンの画面上と変わらないグラフィックが再現できていると感じています。特に、肌色がとても滑らかに出ますよね。

現状、従来業務の延長線上として、フォト光沢紙で大判ポスターを出力しています。まずは多くの既存顧客にオフセットにはない発色の良さを知ってもらい、ポスターを皮切りに、サインやカーラッピングへと領域を広げていきたいですね。そういった意味では、ポスターの受注が伸びるほどXYスリッターは欠かせない存在になりますし、いずれは3本のメディアチェンジャーも重宝していくと確信しています。

---

― 商業印刷のプロから見ても、色の表現力を高く評価されているのですね

---

JV330の発色は抜群ですよ。ポスターのサイズが大きくなるほど、その良さは顕著に見てとれます。画質も素晴らしく、今まで扱ってきた目線の高さで見る印刷物と比べても、全く荒さを感じません。褒めすぎかもしれませんが、プルーフとしても使えますよ。長年、色見本をもとにカラーバランスを調整する仕事をこなしてきましたが、操作感も含めてこんなにスムーズに印刷できるマシンに出会えたのは初めてではないでしょうか。

---

---