JV330-160 量産と高精細を両立「小回りの利くマシン」 壁紙の生産もOK
導入機器:JV330-160、EFI Pro 32r、カッティングプロッタ:CG-130FXII
(株)ニシマツテントは1980年創業。
テントの製作に始まり、カッティング文字やインクジェット出力などに仕事を広げてきた。
現在はエンターテインメント系の仕事が多い。
今回は「JV330‐160」の導入について西松勇介社長に話を聞いた。
ミマキ製品導入の歴史
当社は父の代から、40年の実績があります。
ミマキさんとのお付き合いはインクジェットプリンタ「JV2‐MS」を2001年に導入してからです。
「JV2」はターポリンへの出力に相性が良く、当社の業務に最適でした。同機はもう1台導入し2台体制にしました。
また、買い替えでは「JV3‐250」という2600mm幅を入れ、これも追加し2台体制で運用しました。
さらに同じ2600mm幅の「JV34‐260」なども活用したことがあります。
当社は、カットから出力、縫製までを一貫して行える設備が特長で、一般的なフラッグから分譲案件のマンションの大型幕など超大型の媒体の加工も自社で可能です。
「JV330‐160」の導入
「JV330‐160」は昨年(2022年)、OKIの「M‐64S」が寿命を迎えたことと、コロナ後徐々に仕事が戻り忙しくなっていたことから、新たな主力出力機として導入しました。
「JV330‐160」の特長はその速度で、中程度の幅のメディアの出力に力を発揮します。
「JV330‐160」は4パスで45㎡の高速プリントに対応しており、「M‐64S」クラスの生産性があり、生産性が高いのです。
「メディアチェンジャー」を搭載しており、最大3本のロールメディアをセットしておくことで、メディア交換の手間を削減でき、省スペースや省力化にも貢献してくれます。
また、量の多い受注の場合は、同じくミマキさんが取り扱っている超大型プリンタの「EFI Pro 32r」を使用して使い分けています。
ファブリック(内装)事業の立ち上げ
当社では、ファブリック(内装)事業を近年立ち上げました。これは2018年にドイツで開催された「FESPA2018」で、私がファブリックに大判プリンタを使用しているのを見たからです。
壁紙などのデジタルプリントは、日本ではまだまだ数が少ないですが、それだけに安心して頼める出力会社がないようで、当社に続々と仕事が舞い込んでいます。
テントからサイン、舞台演出やイベントの装飾などで当社の出力物が使われる機会が多かったのですが、これにファブリックが加わり、新たな会社の柱になればと思っています。
企業・団体プロフィール
- 名称株式会社ニシマツテント
- 業種デザイン・大型出力事業、テント・看板製作施工事業
- 住所〒535-0003 大阪府大阪市旭区中宮5-1-21(本社)
- 電話番号TEL.06-6922-5488 FAX.06-6922-5499 (サイン事業部)
- URLhttps://nishimatsu-tent.com/