株式会社シミズオクト(東京都新宿区):M-64s

課題
改善
ライブ会場などの装飾に使用する超大型グラフィック出力業務に必要な「高生産性」「高精細」「ベタの美しさ」を兼ね備えたプリンタM-64sを気に入っているが、細かなエラーが頻発するため入れ替えを行いたい。また、販売・保守業者変更(OKI→ミマキ)に伴うトラブルも回避したい。
入れ替え後は、ほぼ垂直立ち上げでスムーズに稼働。従来機より細かなエラーが大幅に減少し、安定した稼働で以前にも増して納期対応に余裕ができた。今までも特に不満があったわけではないが、大判プリンタをほぼ専業としているミマキのサポートには安心感がある。

M-64sの代わりはない


「ColorPainter M-64s」は3台が稼働する

「ColorPainter M-64s」は3台が稼働する

M-64s導入の決め手

  • 兼ね備えた「高生産性」と 「安定性」
  • 「M-64s」ならではの美しいベタ
  • メディアリフターで女性でもラクラク

要望かなえた高速性能


(株)シミズオクトは、スポーツやエンタメイベントなどの運営や警備で知られる会社。同社には、舞台美術や展示会のディスプレイ、屋外広告を手掛ける「装飾部門」があり、特に千葉県袖ケ浦市の「千葉スタジオ」はエンタメを中心に、多くのプリント物を作成している。

そのシミズオクト「千葉スタジオ」に導入されているのが、ミマキエンジニアリングが販売するOKIデータ製インクジェットプリンタ(IJP)「ColorPainter M-64s」だ。


千葉スタジオ 生産部 問可龍一次長

千葉スタジオ 生産部 問可龍一次長


同社に「M-64s」が導入されたのは7年前。それまではミマキエンジニアリングの「JV5」が3台あり、一部を入れ替える形で導入した。同社生産部の問可龍一次長は「実は、当時の開発会社から相談を受けて、プリンタに必要な機能について伝えました」と開発時からの関わりを語る。

その時に伝えたのは「高生産性」「高精細」「ベタの美しさ」が欲しいということだった。
実際に完成した製品は、その要望を十分に満たすもので、特に「高生産性」に関しては最大プリント速度が66.5m²/hとこのクラスのプリンタでは破格だった。


「当時入れていたJV5は非常に高精細で、グラフィックが美しく満足していましたが、解像度は少し抑え目でプリント速度が速いプリンタが欲しかったので、この要望にぴったりでした」と問可次長。


出力部門の責任者でもある藤田嘉隆氏とオペレーターの吉川大介氏

出力部門の責任者でもある藤田嘉隆氏とオペレーターの吉川大介氏


同社の仕事は主にライブ会場などの装飾が多く、超大型のグラフィックが中心で、大量のプリントを納期に間に合わせるために高速生産が求められる。一方、遠目で見るためベタや高精細は重要だが、微細なデザインの見え方などはそれほど重要視されないケースが多い。
中には150mの長さを同じデザインパターンでプリントするという仕事もあり、月の生産量は2000~3000m²。
「M-64s」のオペレーターの吉川大介氏は「とにかく速さではこれに勝るものはありません」とその性能に信頼を寄せる。

プリントするメディアはほとんどが塩ビだが、「ユポ」(合成紙)へのプリントも速度優先モードで可能にしており、用途の幅を大きく広げている。


安定性も魅力


「M-64s」は性能が評価され、初めての導入から半年後には3台が稼働することになった。
また、同社の新木場スタジオにも3台が導入されており、こちらはスポーツイベントの装飾を中心にプリントしているが、量の多い仕事の時は2つのスタジオで出力をシェアしあっている。
プリンタの個体差も少なく、同じデザインを3台のマシンで進めることもよくあるが、色の失敗は少なく、クレームもほぼゼロ。

高速性は要望通りの性能だったが、想定以上の利点もあった。他のIJPに比べ、出力の安定性が高いことだ。
まず調整時間が短く、すぐにプリントでき、安定している。さらに、プリント部門の責任者である藤田嘉隆氏は「ヘッド性能が高く、プリント中のノズル抜け自体が少ないため、機械を止めてクリーニングするなどのダウンタイムが非常に少ないんです」と安定性を評価する。
同社では稼働時間が10時間に及ぶ日も多く、安定稼働は絶対の条件なのだ。


オペレーター5人のうち2人は女性

オペレーター5人のうち2人は女性

現在、「M-64s」を運用するオペレーターは5人。うち2人は女性だが、重いメディアの取り付けや取り外しに便利な「メディアリフター」も標準装備しており、作業時の負荷の心配はないという。

問可次長は「今は求人すると女性の応募が多く、当社は女性従業員が増えています。作業の時の負担が少ないことはプリンタ購入の条件になります」という。

ミマキ製品との出会いは「JV4」の導入からで、その後「JV5」も設備し、現在はUVインク搭載インクジェットプリンタ「UCJV300-160」「UJV500-160」「UJF-6042Mkll」などが稼働。そして今回取材を行ったソルベントインク搭載プリンタ「M-64s」をミマキから新しく3台リプレースした。


保守サービスがミマキに


使用中の床マットもM-64sで出力したもの

使用中の床マットもM-64sで出力したもの

「M-64s」は2019年4月から販売とサポート、保守サービス(ミマキ経由購入製品のみ)をミマキが行っている。ミマキの全国16カ所にある営業所の拠点能力や、保守サービスの対応力を活用することを目的としている。

シミズオクトでは2019年9月、「M-64s」3台をすべて新しくリプレースし、ミマキが保守サービスを担当している。ユーザーから見てこの変化はどうなのだろうか。

問可次長は「今までも特に不満があったわけではありませんが、大判プリンタをほぼ専業としているミマキさんがサポートしてくれるのは安心感があります。他のプリンタもそうですが、ミマキのサービス対応は非常に早いのでいつも助かっています」という。

入れ替え後は、ほぼ垂直立ち上げでスムーズに稼働。「新しくなった分、従来機より細かなエラーは大幅に減りました」と吉川氏。藤田氏も「安定した稼働で、以前にも増して納期対応に余裕ができました」と入れ替えの効果に満足している。

問可次長は「M-64s」について、「まずは納期とコストが気になるというクライアントを多く持っている会社ならM-64sは1台入れるべき」と太鼓判を押してくれた。



株式会社シミズオクト


株式会社シミズオクト

(株)シミズオクトは1932年創業で、80年以上の歴史がある会社。
その事業は、神宮球場などの野球試合の「もぎり」から始まり、スポーツやコンサート、展示会の運営、そして警備も務めるなど多岐にわたり発展し、現在、社員数は約1500人。
その中で、コンサートや展示会の飾りつけを行う「装飾部門」も誕生し、同社事業の柱の一つとなっている。


出力から施工まで一貫提供


装飾部門はシミズスポーツ装飾センターで発足。1971年、シミズ舞台工芸となり、2001年に現在のシミズオクトとしてグループ企業が統合され現在に至る。
ステージ関連の装飾では国内でもトップクラスの実績があり、ビッグアーティストの公演や国際的スポーツイベント、大規模展示会のブース装飾などを舞台裏から支えている。

その首都圏の拠点となるのが、千葉県袖ケ浦市にあるシミズオクト千葉スタジオ。
1990年にオープンしたこのスタジオだが、1997年に東京湾アクアラインが開通し東京へのアクセスが格段に良くなったことから、装飾関連の製作拠点として年間1000本以上の仕事を請け負っている。同部門は売り上げの99%が舞台装飾で、スポーツを含めたエンタメに関する仕事が大半という。
出力だけでなく、運搬や現地での施工もすべて同社内で行える設備を持っており、イベント関連では一貫したサービスを提供できる強みを持つ。

同社の場合、素材や着色の方法はクライアントから任せられ、自社の判断で決められるため、クオリティーとコストを比較しながら作りやすい手段で理想形を実現しているのも特長の一つだ。

<導入製品>
ソルベントインクジェットプリンタ:ColorPainter M-64s



企業・団体プロフィール

  • 名称株式会社シミズオクト
  • 業種会場設営、来場者サービス、セキュリティサービス、施設サービス、映像技術、国際ビジネスなど
  • 住所本社:東京都新宿区下落合1-4-1 千葉スタジオ:千葉県袖ケ浦市南袖21-5
  • 電話番号本社:03-3360-7051 千葉スタジオ:0438-62-4511
  • URLhttps://www.shimizu-group.co.jp/

導入した製品

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