JV100-160を導入いただいている東京標識株式会社様の活用事例が、屋外広告・交通広告業界誌『月刊サインアンドディスプレイ』 (2021年8月号)の"インクジェット出力現場の声2021"に掲載されました。
以下に掲載された記事を原文のままご紹介いたします。
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コロナ禍でも安定して出力業務を継続できている。
工事用保安用品の販売・リース・施工から、道路標識・道路区画線・案内標識などの製作施工、店舗・商業施設・一般建築物などの屋内外看板の企画・製作・施工まで幅広く行っている東京標識(株)。同社の仕事の多くを占めるのは工事現場用看板の製作であり、コロナ禍においてもその売上に大きな影響はないという。ここでは、その理由に迫る。
創業以来の馴染みの取引先から
継続的に製作依頼がある
『創業(1968年)以来、東京、神奈川を中心に工事現場の看板製作を行っています。お客様は50年以上前からお付き合いのある会社がほとんどで、大手というよりは個人でやられているような会社とのつながりが強く、継続的にお仕事をいただいています』と話すのは、東京標識(株)企画製作部の高橋 由紀子氏だ。同社の現在の取引企業は数百社にのぼる。そのうちの100社ほどの企業から週に3回くらい看板の製作依頼があるという。
同社では、看板製作用として(株)ミマキエンジニアリング(以下、ミマキ)のインクジェットプリンター「JV100-160」を使用。今年6月に本社(東京)とつくば支店に1台ずつ導入している。
「JV100-160」は、速乾性に優れたミマキの新ソルベントインク「AS5」に対応した、ロールtoロールエコソルベントインクジェットプリンターだ。高い操作性が魅力で、プリンターの操作に習熟していない人でも簡単に使用できるという。印刷速度は従来機種(JV150)と比較して180%向上、20.0m² /h(高速モード720× 600dpi、4色時)の生産性を実現している。
東京標識の本社では「JV100-160」を使って、月に約100m²の出力を行っているそうだ。同社企画製作部の瀬戸井 一貴氏は『コストはもちろんですが、スピード感が重要になってくるので、一日にどれだけ印刷できるのかというのを重視し、選びました。実際に使ってみて、色もかなり鮮やかになった印象があります。また、印刷したシートを自動で裁断してくれる機能も助かっています。毎日のことですので、これを手作業でやろうと思ったら大変です』と導入の理由を語る。
東京標識は以前、ミマキのソルベントインクである「SS21」(カートリッジ:440㏄)を使用していたが、ミマキの提案により、「JV100-160」の導入にあわせて「AS5」(バルクインク:2ℓ)に変更。「AS5」の価格は「SS21」の約半額(17.6円/1㏄)であり、インクコストの削減にも成功している。
『今まではインクの残量を常に気にしていたのですが、バルクインクは安心ですね』と高橋氏。また、瀬戸井氏も『インクは安くなっていますが、質が落ちているわけではなくて、逆に綺麗になったんじゃないかなと感じています』と、満足しているようだ。
今後はグラフィックや
写真が入った看板製作も
看板屋の多くは、新型コロナウイルスの影響により、大きく売上を落としていると聞く。しかし東京標識では、必要不可欠な工事現場サインの製作を生業とし、さらに昔からの馴染みの顧客が多いことから、売り上げに大きな差は生じていないという。
瀬戸井氏は『(新型コロナウイルスが流行り出した)最初の頃は工事が滞ってしまうこともあって、その影響で仕事が少し減ったこともありましたが、その後は現場も動いていますので、当社の売り上げもほとんど落ちていないです』と語る。
東京標識にいわゆるお得意様が多いのは、同社の普段の対応からも理解できる。同社では納期までの期間を通常、中2日としている。しかし、どうしても明日ほしいというような緊急な場合には、できる限り依頼を受けるようにしているという。事実、これまでそういった要望に対し断ったことはないそうだ。
『今は工事現場の看板がメインなのですが、今後はもう少しグラフィックや写真が入った看板も製作していきたいと考えています。工事現場に限定しないで、少しずつでも仕事の幅を広げていけたらいいなと思っています。当社の営業の人間にもこういう看板もできますよと、もっと伝えていきたいと思います』と瀬戸井氏は意気込みを語る。
企業・団体プロフィール
- 名称東京標識株式会社
- 業種工事用保安用品の販売・リース・施工、道路標識・道路区画線・案内標識等の製作施工、店舗・商業施設・一般建築物等の屋内外看板等の企画・製作・施工
- 住所東京都杉並区上井草2丁目14番10号
- 電話番号03-3395-3315
- URLhttp://www.tokyohyoshiki.co.jp/