UVプリンタで新たにオリジナルグッズ・ノベルティ分野に参入:萩原印刷株式会社様

課題
改善
オフセット印刷機、オンデマンド印刷機で対応してきた紙媒体の受注減少を補完する、印刷技術を活かした新しい事業ができないか。
紙媒体への印刷受注の際に行っていたデータ作成や校正のノウハウを活かし、新たにオリジナルグッズ・ノベルティ分野に参入することができた。

導入した製品

柔軟な発想で、お客様の
「つくりたい、あったらいいな」をカタチに


代表取締役 萩原 俊行 様

代表取締役 萩原 俊行 様

UJF-6042MkII導入の決め手

  • 発色の良さとマシンサイズ、価格のバランス
  • サポート体制への信頼

活版印刷の時代を起点に
印刷の次を見据えて


UJF-6042MkII

UJF-6042MkII

創業は1953(昭和28)年。私の父が活版印刷やタイプライターでの入力、清書などを事業として立ち上げたのが最初です。そこから時代の変遷とともに、活版からオフセット印刷へ、オフセットからデジタル印刷へと技術は進化しましたが、いずれも紙媒体への印刷を主軸に今日まで歩んできました。

ただ、近年の急激なインターネットの普及やデジタル化の波により、紙への印刷は減少の一途をたどっています。これはもう誰にも止められない流れであり、自社が存続していくためには何か新たな手を打たなければならないと真剣に考えていました。

そんな時に、とある展示会でMIMAKIさんのUJF-6042MkIIを知ったんです。携帯で撮った画像をキャンバス生地に実演印刷してもらったのですが、思った以上に発色が良く綺麗に印刷されて。印刷屋の目から見ても遜色ないものだったので、これはいいと実感しました。他のメーカーのマシンとも比較しましたが、色の再現性や印刷スピード、マシンサイズ、価格等のバランスが一番良く、また営業の方も丁寧に説明してくださったので、思い切ってUJF-6042MkIIを導入しました。


新たなターゲットユーザーの
「欲しい」を徹底的に分析


アクリルやキャンバス生地への印刷

UJF-6042MkIIは、紙はもちろん、厚みのあるアクリルやキャンバス生地など、出力する媒体を選ばずに様々なものに印刷できます。自分たちがこれまで培ってきた印刷技術やデータ制作、校正などのノウハウを活かしながらノベルティを作れるため、業界参入へのハードルは低かったですね。マシンの操作も非常に簡単で、すぐに覚えることができました。

導入後は、思い切って娘である専務に事業を任せ、若く柔軟な発想を活かして、このマシンで何ができるのかを試行錯誤していきました。

既にオリジナルグッズやノベルティのオーダーは先行する企業がいくつもあるわけですから、同じことをやっていてもダメなわけです。そこでまずはECサイトを起ち上げ、お客様がどんなキーワードでオリジナルグッズを検索しているのか、他社でヒットしている商品にはどんなものがあるのか、などを徹底的に分析しました。そもそも当社はこれまでBtoBがメインでしたから、個人のお客様のニーズについてはまったくデータがなかったんです。そこをしっかりと分析・検討した上で、当社が提案できる、当社ならではの商品を企画していきました。


自社オリジナル商品で
お客様に喜んでいただける幸せ


現在、当社が起ち上げているECサイト「でじぷれす」は、楽天市場とハンドメイドマーケットminneに出店しています。

オリジナルグッズは、赤ちゃん、子供、ペット、記念日などのキーワードで検索されることが多いため、オリジナルデザインのSNS風アクリルフレームやキーホルダーを商品化したところ、お子様やペットの画像を入れたアイテムの受注が増えましたね。


“つくりたい”“あったらいいな”をカタチにする「でじぷれす」

“つくりたい”“あったらいいな”をカタチにする「でじぷれす」


アクリルキーホルダー

また、お子様の名前を入れて作るネームタグや傘マーカー、キーホルダーをシリーズで商品化。10種類の動物から選ぶことができるので、子供と相談しながら楽しく決められると好評をいただいています。靴に直接名前を書きたくないというお母さんたちのニーズにも応えることができ、可愛かったからとリピートしてくださる方も多いですね。デザインからすべて自社で企画したので、喜んでいただけると本当に嬉しいです。

当社は受注したものについては校正を提出し、お客様に確認をとっています。また要望に応じて画像のトリミングや配置変更、画質調整などにも対応しています。これは印刷会社としてデータ制作やデザインを行ってきたからこそできることであり、自社の強みだと考えています。


お子様の名前を入れて作る傘マーカー

お子様の名前を入れて作るネームタグ

UJF-6042MkIIを活用し
次のステップへ


受注が増えてくると要望も多くなり、加工が難しいものなどの場合マシントラブルを起こすこともあります。そんな時もMIMAKIさんはすぐに対応してくれるので本当に助かっていますね。オリジナルグッズは贈り物として利用されることも多いため、納期は絶対です。今日出力しないと間に合わない、という時にサポートがあると安心感が違います。

今後は、今まで以上に個人需要の商品開発を進めつつ、学校や企業、団体等への販路拡大にも力を注ぎたいと考えています。すでにブライダル関連企業や学校などからいくつかお仕事をいただいていますので、さらに経験を重ねることでノウハウを蓄積し、これまで紙媒体でしかお付き合いのなかった企業や団体などにも積極的にアプローチしていきたいと思います。

お客様からのさまざまなニーズに応えるためにも、MIMAKIさんにはもっと面白いものが作れるような、新しい技術の開発に取り組んでいってほしいですね。




萩原印刷株式会社


萩原印刷株式会社 代表取締役 萩原 俊行 様

1953(昭和28)年創業。活字を組む活版印刷からはじまり、時代の変遷とともにオフセット印刷、デジタル印刷へと技術の進歩に順応しながら事業を展開。さらにこれまで培ってきた経験を活かし、新たにノベルティ業界へと参入を果たした。


<導入製品>
フラットベッドUVインクジェットプリンタ:UJF-6042MkII


<ウェブサイト>
萩原印刷株式会社 公式ウェブサイト:http://www.digipress.jp/
でじぷれす 楽天市場店:https://www.rakuten.co.jp/digipress/
でじぷれす minne店:https://minne.com/@digipress


企業・団体プロフィール

  • 名称萩原印刷株式会社
  • 業種オリジナルグッズ・ノベルティの制作・販売、オンデマンド印刷
  • 住所東京都板橋区前野町1-26-4
  • 電話番号03-3960-0442
  • URLhttp://www.digipress.jp/

導入した製品

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