小ロットのメンブレンスイッチ生産に威力を発揮。
「環境にやさしい入力装置づくり」を実現。
■長野テクトロン株式会社(長野県長野市)
(業種:キーボード設計製造、メンブレンスイッチの設計製造、PCB・メンブレンの設計・部品実装、多色表面シートの印刷)
導入機器:UV硬化インクジェットプリンタ「UJF-605C」
左:営業グループ 柳澤由英さん
右:管理部 取締役部長 宮崎法明さん
長野県の北部、千曲川の近くに本社を置く長野テクトロンは業界に先駆けて環境方針を打ち出し、「環境にやさしい入力装置づくり」をめざしている。有機溶剤を使う現在のスクリーン印刷から環境にやさしいUV硬化インクの有効性を認識し、自社に適したUV硬化インクジェットプリンタを探していた折、UJF-605Cに出会い2005年11月導入に至った。
インクジェットの主な用途としては、メンブレンスイッチの試作やサンプル作成、および100枚以下の小ロット生産で、量産のスクリーンと使い分けている。印刷に使用するスクリーン版は、色数に比例して必要な為、10色を超えるような多色の場合には、版代だけでも多額の費用がかかる。従って、色の多い試作サンプルの作成時には、インクジェットプリンタが大いに威力を発揮する。またグラデーションもできるのがデジタルプリントの強みだ。エンボスはUVインクジェットで割れない範囲で作成しているが、もっとやわからいUV硬化インクの早い完成を望んでいる。1200dpiの画質には満足しているが、さらに処理スピードが増せばスクリーン印刷から環境にやさしく多色刷りに適したUV硬化インクジェットプリンタに全面切り換えたい考えだ。
また長野テクトロンでは、2006年春よりパソコン専用のショートカットキーボード「お気に入りキーボード」を発売している。ここで使用しているロゴも、全てUJF-605Cでプリントしている。通常は単色のロゴをスクリーン印刷する所であったが、UVインクジェットプリンタを使って、ユニークな多色ロゴ印刷が可能になったと言う。インターネット動画化の普及とともに今後の販売拡大を目指している。
企業・団体プロフィール
- 名称長野テクトロン株式会社
- 業種キーボード設計製造、メンブレンスイッチの設計製造、PCB・メンブレンの設計・部品実装、多色表面シートの印刷
- 住所〒388-8014 長野県長野市篠ノ井塩崎2304-1
- 電話番号TEL:026-292-7220 / FAX:026-292-0455
- URLhttp://www.nagateku.co.jp