等身大パネルからシール・ステッカーまでサイズを問わず活用。自社製造の幅が広がり、リピート注文も増加 :株式会社レック様

課題
改善
材料のカットにレーザー加工機を用いているが、アルミ複合板製の等身大パネルの場合、カットの断面が熱で溶けてしまい、綺麗に仕上がらなかった。その他、薄手のシートフィルムやスチレンボードなど、レーザーカットが苦手とする材料も扱っており、それらに対応できるカッティングプロッタを探していた。
CFXはレーザーカットのような断面の焦げがなく、満足のいく仕上がりが得られる。トンボ読み取り機能が付いているので、カット時のわずかな位置ズレも起きない。そのためシールやステッカー、商品台紙など小さい印刷物のカットにも役立てている。自社製造の幅が広がり、様々な依頼に応えられるようになった。

導入した製品

等身大パネルからシール・ステッカーまでサイズを問わず活用
自社製造の幅が広がり、リピート注文も増加


レーザープリンタ用のリサイクルトナーを製造・販売するレック(愛知県名古屋市)は、2015年から新事業としてものづくりビジネスを開始。看板・サイン製作やTシャツプリント、アクリル素材を用いたオリジナルグッズなど、多様なものづくりに挑戦している。2024年11月にはミマキエンジニアリングのフラットベッド型カッティングプロッタ「CFX」を導入し、製造能力を強化。これにより業務の幅が広がり、新規客やリピーターの獲得に成功した。CFX導入の経緯や具体的な運用方法について、同社に話を聞いた。


左からオペレーターの竹田知司氏、センター長の杉山秋光氏、オペレーターの六鹿正氏

左からオペレーターの竹田知司氏、センター長の杉山秋光氏、オペレーターの六鹿正氏


コロナの影響で紙印刷が減少し、ものづくりビジネスにシフト


当社は創業からレーザープリンタ用のリサイクルトナー製造・販売の事業を展開しています。近年はコロナによるリモートワークの余波で、ペーパーレス化が広がりました。紙印刷が減少すればプリンターやリサイクルトナーの売上げにも影響が出ます。そこで新事業として2015年にレーザー加工機を導入し、ものづくりビジネスをスタートしました。

内製化を高めるためフラットベッド型のUVプリンターやDTFプリンター、3Dプリンター、金属板の曲げ加工機など増設し、扱い商品を増やしていきました。現在は看板やパネル、ポスター、イベントTシャツ、キーホルダーなど様々なオリジナルグッズを作っています。


レーザー不可のアルミ複合板をカッティングプロッタでカット


扱い商品の中に、硬質なアルミ複合板を使った等身大パネルがあります。これをパネルの形状に沿ってレーザー加工機でカットすると、レーザーの熱で断面が溶けてしまい思うような仕上がりになりません。また薄手のシートフィルムをカットするときも断面が焦げるなど、品質に影響が出ていました。

そこで、レーザーカットにまつわる悩みを解決するため、ミマキエンジニアリングのカッティングプロッタ「CFX-2513」を2024年11月に導入しました。以前から同社製のインクジェットプリンターを使っていたのでマシンに対する信頼がありました。工場内設備をミマキ製のマシンに統一することでソフトウェアの互換性やメンテナンス対応がスムーズにおこなえる、という良さもあります。また、手が届く価格帯も導入の後押しになりました。


CFX-2513でカットしたアルミ複合板のサンプル

CFX-2513でカットしたアルミ複合板のサンプル


カット断面の焦げがない。位置精度の高さにも満足


実際にCFXを触ってみると、その使いやすさに驚きました。もともと当社はリサイクルトナーを製造するメーカーで、ものづくりに関しては初心者ですが難なく操作できます。標準添付のソフトウェアも使いやすく、グラフィック系ソフトの経験が少ないスタッフでもすぐに習得できました。

カッティングの精度が高く、トンボ読み取り機能によりカット時の位置ズレが生じません。等身大パネルの品質にも満足しています。レーザー加工時に発生していたカット断面の焦げが解消され、これまで以上に自信をもってクライアントに提案できるようになりました。

現在、CFXの使用用途は等身大パネルの他、複雑な形状の各種パネル、薄手のシートフィルム、厚みのある段ボール、塩ビやPET素材の樹脂板など多岐にわたります。

また看板の切文字や小ロットのシール・ステッカー、オリジナルグッズのパッケージに封入する商品台紙といった細かな仕事もCFXでカットしています。商品台紙は小さなサイズですが、カット位置の狂いがなく綺麗に仕上げてくれます。

以前は印刷業者に台紙製作を外注していたため納品までに時間がかかっていましたが、現在は一貫製造が可能になり、急ぎ仕事の依頼にもスピーディーに応えられるようになりました。


CFX-2513で制作した等身大パネル

CFX-2513で制作した等身大パネル


仕事の幅が広がり、リピート注文が増加、同業者からの依頼も


これまで、自社で加工できない案件は仕方なく断っていました。しかしCFXの導入により、プリントからカットまでの工程が一貫しておこなえるようになりました。内製できる商品のレパートリーも増え、仕事の幅が広がっています。「アルミ複合板の切文字を作って欲しい」と、同業者からカット加工の依頼が入ることもあります。リピーターの追加注文も増えました。最近ではトラックに装着するオリジナル泥除けを受注しました。ミマキ製のフラットベッドUVインクジェットプリンター「JFX200-2513 EX」でプリントした後、CFXでカットして仕上げています。


JFX200-2513 EX

JFX200-2513 EX


今後は当社の強みである等身大パネルの受注を伸ばしていきたいです。現在のニーズは、クラブ系飲食店のイベント用バナーが多いですが、人気YouTuberの依頼で等身大パネルを手がけたこともあります。イベント関連を軸に販路開拓をして、新規客の獲得につなげていければと思います。また、将来的には自社ブランドによるオリジナルグッズ製作・販売も視野に入れています。そのグッズ製造にCFXをもっと役立てていきたいですね。


ピカソのデザインを使った、凹凸のある2.5Dプリント

ピカソのデザインを使った、凹凸のある2.5Dプリント


企業・団体プロフィール

  • 名称株式会社レック
  • 業種レーザープリンタ用のリサイクルトナー製造・販売、看板・サイン、各種オリジナルグッズの製作
  • 住所愛知県名古屋市西区南堀越1-4-14
  • 電話番号052-528-3222
  • URLhttps://www.rectoner.net/

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