ストリーム株式会社(大阪府大阪市)

課題
改善
スクリーン印刷やUVフラットベッド機ではコストが割に合わない「フレーバーカード」* の印刷を効率良く行いたい。*薄型のフィルム素材&小ロット
ロールタイプのUCJV300-160を導入し軟質素材の印刷に対応。JFX200の増設に比べ設置スペースと導入費用を抑えることができ、2台目としてUCJV300-107を導入。素材によってフラットベッドのJFX200と使い分けることで会社全体の生産性が向上している。

UCJV300で顧客の要望に柔軟に対応


日浦賢次 社長

日浦賢次 社長

UCJV300導入の決め手

  • 対応素材が幅広く、様々な仕事に対応できる
  • 素材によってフラットベッド機の仕事を移行できる



同社がプリント事業を開始したのは3年前、ミマキエンジニアリングのUVフラットベッドインクジェットプリンタ(IJP)「JFX200-2513」を導入。ミマキとはその時からの付き合いだ。
それまで、日浦賢次社長は大判プリンタに関して知識がなく、導入について知人に相談したところ「大判プリンタと言ったらミマキでしょ」とのアドバイスをもらった。他のメーカーとも比較したが、マシンスペックと価格で「やはりミマキの製品だった」という。


「UCJV300-160」は柔らかな素材向け

「UCJV300-160」は柔らかな素材向け


会社全体の生産性が向上


これまで「JFX200-2513」では比較的硬い素材へのプリントを行ってきた。一方で、受注の増えている自動販売機の「フレーバーカード」は薄くやわらかい。「フレーバーカード」はカップ飲料の自動販売機で使用されるもので、薄型のフィルム素材を使用しており、「UCJV300-160」の導入により、このプリントを自社で効率よく行うことを目指した。
このフレーバーカードを使う自販機は、商品の入れ替えやモデルチェンジが早いため、繰り返し発注がある。スクリーン印刷であれば、版が必要なため5000枚程度作らなければ、コストが合わない。一方、クライアント側では1000枚ほどで発注したいという要望がある。1000枚では「JFX200-2513」1台で印刷するには少し多めの量だった。

そんな時に発売されたのが「UCJV300-160」。
このプリンタで出力できれば、「JFX200-2513」の増設に比べて、設置スペースと導入費用を抑えることが可能。ただ、プリント素材が軟質とはいえ「UCJV300」にはやや厚みがある素材のため、搬送には当初苦労した。
しかし日浦社長持ち前の探求心で、機械の前後に台を設置するなど工夫を凝らし出力に成功。少しの工夫によりフラットベッド機の役割を1/2以下の価格で実現した。厚みのある擦りやすい素材は「JFX200-2513」で対応している。


「JFX200-2513」

「JFX200-2513」


2台目の「UCJV300シリーズ」

2台目の「UCJV300シリーズ」


2018年10月には2台目となる「UCJV300-107」を導入しさらに生産力がアップ。今は順調に仕事が入っており、2台とも毎日フル稼働している。  
一方「JFX200-2513」では、厚物のアクリルを印刷し、使い分けにより、会社全体の生産性も向上している。


スクリーン印刷からの切り替え8割


同社には、ステッカーやシール関連の依頼も多い。
シールの受注枚数は100~200枚程度で、クライアントからは「アナログ印刷では少ない枚数を頼めないが、デジタルプリントなら比較的安価に少量プリントしてくれる」と好評だ。
納期は2週間程度の場合が多いが、緊急の時は翌日というケースもあり、急ぎの仕事をこなす際も版を使わない「UCJV300」が心強いという。

出力作業にはトラブルはつきもの、特に同社のように特殊な素材を扱う上、仕事量も多い会社では、サポートがしっかりしていなければ、仕事がすぐに滞ってしまう。
実際に現場を預かる同社調達部の伊波勇太課長はミマキの保守サービスについて「サービスの面は特に助かっている。とにかく対応が早くて親切」と言い、日浦社長も「躓いたときにはすぐに解決してくれる。電話サポートもあるが営業のフットワークの良さと理解度が深くありがたい。“ミマキマジック”というのか、他に移れません」という。

クライアントからの依頼は「スクリーンをUVに切り替えてほしい」というものが多く、UVインクジェットへの切り替えは8割ほどにもなる。


UCJV300指定で注文が増えているシール

UCJV300指定で注文が増えているシール

同社では「JV300-130」と「CG-100SRIII」も導入されている

同社では「JV300-130」と「CG-100SRIII」も導入されている


探求心のある二刀流会社


アクリル加工は基本的に分業が多く、カットとプリントを一社で行う会社はほぼない。だが、顧客にとって一番助かるのは「一社に頼んで、そこがすべてやってくれること」。納期も短くでき、イメージ通りのものを作りやすくなる。「クライアントは、スクリーン印刷からデジタルプリントへ動いています」と日浦社長。

同社への注文は、少量・多品種が多く、一点物も多い。そんな関係から製版が必要なスクリーン印刷から版レスのデジタルプリントへという流れは続いているという。
導光板・アクリル加工から事業を開始し、プリント技術を手に入れたストリーム(株)。二刀流のその事業展開と、インクジェットに変えたいという顧客の要望を追い風にさらなる飛躍を目指す。


ストリーム(株)の製造拠点は東大阪市

ストリーム(株)の製造拠点は東大阪市




ストリーム株式会社


ストリーム株式会社

導光板開発からプリント事業へ

ストリーム(株)は2014年設立の新しい会社。
レーザーによるアクリル加工を得意としており、薄型導光板では特許を持っている。
一般的な導光板は厚さが3mm~8mm程度であるのに対し、同社の「積層重合面発光体」は0.1mmまで薄く加工できるのが特長だ。
同社では導光板の開発・製造・販売と共に、看板や展示用ディスプレイ、陳列棚などの加工の注文を受けており、こちらのビジネスも精密な加工と細やかな心配りで、順調に業績を伸ばしている。
ビジネスが広がると、クライアントからは「アクリルの板面にプリントしてほしい」という要望が届くようになった。


企業・団体プロフィール

  • 名称ストリーム株式会社
  • 業種アクリル加工、LED加工製品などの販売ならびに企画開発
  • 住所大阪府大阪市天王寺区上本町6丁目2-38
  • 電話番号06-6777-9360
  • URLhttp://www.stream777.com/

導入した製品

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