UV-DTFだったら「何でも、どこにでもプリントできる!」
グッズやサイン製作の外注依存から脱却するのに最適な1台
―― 東北、最速導入企業が語るUJV300DTF-75の価値ある自由度
OA機器や情報セキュリティ機器の販売を主力事業として、2021年に旗揚げした福島・郡山のワコムズ。代表取締役の柳沼俊輔氏が前職で培った経験をもとに、アフターフォローの行き届いた地域密着型のOA機器販売会社を目指して起業した。現在ではOA機器と合わせて、名刺やチラシ、ユニフォームなどの製作も手掛けている。特に、顧客がスタートアップ企業などの場合は、事務所の情報機器はもちろん、ロゴマークのデザインからグッズの製作まで、創業時のサポートを一貫して提供できることを最大の強みとしている。
これに付随して、サインやウインドグラフィック、ノベルティと、モノづくりに関わる取り扱い品目が広がるとともに、次第に協力会社への外注も増えるように。外注依存からの脱却を試行錯誤しながら検討していく中、柳沼社長の目に止まったのがミマキエンジニアリングのUV-DTFプリンタ「UJV300DTF-75」だ。素材の加工がいらない仕事は全て内製化できると考え、2025年8月に東北で最速導入した。ここからは、なぜ外注依存から抜け出すのにUJV300DTF-75が最適と考えたのか、どうして"DTF"に大きな期待を寄せるのか、柳沼社長に話を聞いていく。
代表取締役の柳沼俊輔氏
― まず、UV-DTFを知ったきっかけや、今回の導入背景を教えてください
最初は、1年ほど前に海外のSNS 投稿を見て、UV-DTFの存在を知りました。従来のフラットベッドUV機に比べて、とても自由度が高い印刷技術だと思いましたね。素材を限定しないので、販路も狭くならない。BtoBからBtoCへと事業領域を広げるのに、最適だと感じました。
しかし、海外製品を購入するのはサポートの面で不安が残ります。どうしようかなと考えていたら、ミマキが6月に発売するという話を聞き、あまり悩まずに「これにしよう」と購入を決めましたね。と言うのも、2023年にDTFプリンタ「TxF150-75」を導入し、これまでにサポートの即日対応なども受けていたため、マシントラブルに困ることはないと信頼できていたのです。
それに、"DTF"というカテゴリーの優位性は、同機の稼働経験から強く感じていたのが大きく影響しました。実際に、UV-DTFプリンタ「UJV300DTF-75」を見ると、アパレル向けのDTFが、グッズ向けとして開発された印象を抱きましたね。
2025年8月、福島・郡山の本社に導入されたUV-DTFプリンタ「UJV300DTF-75」
― DTFとUV-DTFを同じカテゴリーという視点で評価されているのですね
当社では以前、アパレル関連はガーメントプリンタで印刷していたのですが、プリントスピードが遅い上に、ランニングコストも割に合わないと不満を抱えていました。2年前に、DTFプリンタ「TxF150-75」に切り替えた後は、それらが一気に解決して、スピードも上がり、利益率も高まり、色の再現性といったクオリティまで向上するなど、顧客から仕上がりを喜んでもらえるように変わったのです。そんな経験からDTFの優位性は、とても魅力に感じていました。
具体的には、ガーメントプリンタやフラットベッドUV機は、そもそもセットできない素材には印刷できませんよね。"DTF"でしたら、プリントする素材はもちろん、その印刷位置も選ばないんです。この「何でも、どこにでもプリントできる」という、自由度の高さはDTFとUV-DTFの共通したポイントだと思っています。
UV-DTFの素材としては、アクリル、ステンレス、ガラスを想定していましたが、木材や合皮などにも、インクがきれいに乗ってくれるんですよね。「本当?」って思われるかもしれませんが、ペラの紙にも私は転写シートを貼ることができました。バイクシートのような大型から、記念品のゴルフボールなどの小物まで、何でも対応できる"DTF"の優位性をどんどん生かしていきたいと考えています。
2023年にDTFプリンタ「TxF150-75」を導入してからは、アパレル関連の利益率が格段に上がったという
― 今回導入したUJV300DTF-75 は、東北1号機となります。その点はいかがでしょう?
東北で一番早く導入できた、という点だけでも十分に満足しています。これまでに、同機の購入を検討している近隣の企業から、サンプル出しだけでなく、実際の仕事を依頼されることも多く、こんなに気になっている人がいるんだと実感できていますね。
少し話は逸れますが、当社では内製化を進めるために、以前からフラットベッドUV 機の導入も検討していました。ただ、レーザー加工機がないと、結局は外注依存から抜け出せない。とはいえ、セットで数千万円の設備投資を図った際に、それに見合う仕事量を獲得できるだけの保証もない。こういった悩みも長年くすぶらせていたため、UJV300DTF-75の価格帯はとても魅力的に感じました。同機ならばグッズだけでなく、小規模なサインやウインドウ関連まで内製化できることも踏まえると、検討している時間がもったいないぐらいでした。
― 実際に同機でどのような製作物を手掛けてきたのでしょう? 顧客の反応と合わせて聞かせてください
早速、ミマキの動画からヒントを得て、スケボーの木製ミニチュアを製作してみました。一般的には「フィンガーボード」と呼ぶのですが、こういう曲面や歪んだ形状にも、柔軟に対応できるのは凄く良いですよね。当社には、サブカル好きの顧客も多いので、面白いことへ果敢に挑戦してみたいと創作意欲が湧きますね。
実績としては、これまでにキーホルダーやコップ、ボールペンなどを顧客へ納品してきましたが、最も喜ばれたのはシャンパンボトルのフルラッピングですね。「塗装をかけたような高級感のある仕上がりだ」と、飲食店から高く評価してもらえました。縁もないからシールっぽくなくて、プレミアム感が演出できると満足してくれましたね。
同様に、マグカップなども「プロの仕上がり」と反応をされる方が多いです。端的に言えば、出力した転写シートを素材に貼って剥がしているだけなのに、プロと褒めていただけるのは気恥ずかしいくらいですよ。同機が色の再現性に優れる点も、顧客からの評価へ繋がっていると実感しています。
― 今後、新しく導入を予定しているマシンなどはいかがでしょう?
エコソルベントプリンタ「JV200 Series」の導入を視野に入れています。同機のコストパフォーマンスの高さは、魅力ですよね。屋外看板の仕事も内製化するには、最適かなと考えています。それに、看板に欠かせない発色の良さは、ミマキのお株みたいなものですからね(笑)。
やはり、一度でもミマキの充実したサポートを味わうと、誰しも一択になっていくのではないでしょうか。例えば、メンテナンスの方を呼ぶと、単に修理して帰るのではなく、効率の良い印刷方法も教えてくれるなど、その対応は申し分ないほどだと私は思います。
UV-DTFプリンタ「UJV300DTF-75」でプリントした転写フィルムを貼り付け、加飾したフィンガーボードやマグカップ
― 最後に将来展望を聞かせてください
当社では、デザインからプリント、刺繍、ノベルティまで、トータルでモノづくりを発信していく、「NUNONO」という屋号を立ち上げています。一般消費者をSNSからECサイトに誘導し、よりBtoCの領域を伸ばしていくことで、全体売上高の20%に留まっているグッズ関連を引き上げたい構えです。
具体的な目標としては、全体売上高の60%をUV-DTFとDTF で立てていきたいと考えています。と言うのも、ペーパーレスやテレワークが急速に進んだ現在、このままOA機器を主力とするには不安も残ります。まずは、OA機器の売上高を2 台の"DTF"で5年以内に超えられるよう、まい進していきたいですね。
企業・団体プロフィール
- 名称株式会社ワコムズ
- 業種通信機器・関連商材販売、環境商材販売、デザイン業務
- 住所福島県郡山市島一丁目15-22
- 電話番号024-973-5970
- URLhttps://wacomms.net/
