JFX600-2513の導入でお客様と従業員両方の満足度をアップ:カリモク家具株式会社様

課題
改善
より印刷スピードが速い大判フラットベッドのUVプリンタが欲しい
印刷スピードは倍以上になり、納品までの期間とオペレーターの作業時間を短縮。今後は2.5D印刷を使った、さらに高付加価値な家具作りに意欲。

導入した製品

JFX600-2513の導入でお客様と従業員両方の満足度をアップ

カリモク家具株式会社は、愛知県に本社がある家具メーカー。高品質な家具作りに定評があり、特に木材を使用した家具が代表的。

今回は「JFX600-2513」導入の経緯や導入後の感想について、技術部次長の西岡氏に話を聞いた。


カリモクグループ「カリモク皆栄株式会社」の入り口。木材へのこだわりが感じられる

カリモクグループ「カリモク皆栄株式会社」の入り口。木材へのこだわりが感じられる


まずは会社紹介をお願いします


私どもカリモク家具は愛知県に本社がございまして、主に天然木を用いた木製家具を作っています。

ミマキさんの印刷技術とカリモクの元々持っている木を加工する技術を融合させて、例えばテーブルの天板などに、木目を残したまま印刷を施しております。木目は一品一様なので、同じものがまたとないのが大きな魅力ですね。


カリモク家具の社員食堂には、木目を活かした印刷が施されたテーブルが置かれている

カリモク家具の社員食堂には、木目を活かした印刷が施されたテーブルが置かれている


JFX600-2513を導入した経緯は?


元々、ミマキさんのJFX500-2131という製品を使用していたのですが、印刷をしていく中でもう少しスピードが欲しいなと思うことがありまして。ミマキさんの営業の方に、さらに印刷速度の速いプリンタはありませんかと相談したところ、このJFX600-2513をご紹介いただきました。

JFX500-2131導入前は、他社の大型のプリンタを使っていましたが、水性のインクだったものですから、インクが滲んだり、乾燥が遅かったり、色々と問題があって困っていました。その時偶然、ミマキさんのプリンタはUV硬化方式でインクがすぐ乾燥するというのを聞きまして、そこで最初にミマキさんのプリンタを導入する決断をした経緯になります。

JFX600-2513を納入したのが去年の6月なので、1年弱経ちましたが、ほとんどトラブルはありません。


JFX600-2513でテーブルの天板を印刷中。木製の治具も社内で製作している

JFX600-2513でテーブルの天板を印刷中。木製の治具も社内で製作している


実際にJFX600-2513を使ってみていかがですか?


天然木って何が良いかというと、まず木目が美しいところだと思います。普通の印刷だと木目を塗りつぶしてしまうこともあるのですが、ミマキさんのJFX600シリーズなら透かして見せることができるので、木目本来の美しさを活かせるのが他のプリンタにはない良さですね。家具の高級感を損なわずにプリンタで様々な表現ができるので、非常に良いなと思います。


木目について説明する西岡氏

木目について説明する西岡氏


あとはテーブルが大きいので、一気に印刷できるところが非常に大量生産に向いていますよね。立ち上げにもあまり時間がかからない印象なので、小ロットでもそんなにロスなく使える機械じゃないかな。


JFX600-2513とJFX500-2131を比較して、いかがでしょうか


最初に営業さんから言われた通りのスペックが出せているなと感じています。体感ですけど、2~3倍くらい印刷が速くなりましたかね。ホームページ上では330%アップと記載されていますが、本当にそれくらい上がっていると思います。結果として、早くお客さんのところに商品が届けられることと、担当のオペレーターを早く家に帰らせてあげられる、二つの大きなメリットが得られました。

あとはJFX500-2131に比べて横方向の長さが長くなったので、サイズが小さいデータも一度にたくさんプリントできて、効率が非常に上がったなという印象です。

印刷品質に関しては、もともと非常に綺麗だったので、そこにあまり不満はなかったのですが、更にスピードが上がって生産効率も向上して、トータルで見て非常に良くなったなと思っています。

ミマキさんのプリンタは買い替え検討のタイミングで色々見せてもらいましたが、その中ではJFX600-2513が当社には一番良かったです。


JFX600-2513オペレーターの竹内氏

JFX600-2513オペレーターの竹内氏


ミマキのサポートの面はいかがでしょうか?


JFX600-2513はあまり機械自体にトラブルがないので、サポートいただく場面というのはかなり少ないですけど(笑) カリモクではいろいろな機械を使っていますが、ミマキさんは、困ったときに呼ぶとすぐ来てくれる印象があります。

部品を発注したらすぐ届けてくれるところも含めて、サポートには全体的に非常に満足しています。


将来的に挑戦したいことはありますか?


これはサンプルで作ってみたもので、写っているのは弊社の製品なのですが、2.5D印刷を使って、縫ったところの凸凹を表現しています。JFX600を導入するきっかけの一つに、付加価値を付けられるという魅力もあったので、今後は2.5D印刷も使って何か面白いものができないかなと考えています。

今後とも、ミマキさんの印刷技術とカリモクの高品質な木材の加工技術を活かして、消費者に喜ばれる家具を製作していきたいと思います。


2.5D印刷を施した木板(試作)

2.5D印刷を施した木板(試作)


木材に印刷したアートパネル

木材に印刷したアートパネル


企業・団体プロフィール

  • 名称カリモク家具株式会社
  • 業種家具の製造・販売
  • 住所愛知県知多郡東浦町大字藤江字皆栄町108番地
  • 電話番号TEL 0562-83-1111(代)/ FAX 0562-83-1110(代)
  • URLhttps://www.karimoku.co.jp/

導入した製品

Return to Content

ページの先頭へ戻る