株式会社 コジマ(神奈川県小田原市)

課題
改善
小ロットのグッズ製作に対応したい。また、それに付随する商品パッケージ製作も内製化したい。
UJF-6042とCFL-605RTの導入で内製化を実現。CFL-605RTはパッケージだけでなく異形シール製作にも活用。サンプルを1個作って提出することにより受注率が大幅に上がった。

「ご当地キャラグッズ」作成を支援


宇治灯さん(左)と作田華也さん(右)

宇治灯さん(左)と作田華也さん(右)

CFL-605RT導入の決め手

  • 親身な相談
  • 内製化に手頃な価格・コンパクトさ

ご当地キャラのグッズは少量


近年増えているのが、地方活性化で注目されている「ご当地キャラ」に関するグッズ。全国のご当地キャラの数は、非公認も含めて2,000~3,000と言われており、「ゆるキャラグランプリ2018」へのエントリー数だけでも909だった。

「くまモン」や「ひこにゃん」と言った超有名キャラがいる一方で、地域に根差したキャラクターも多いのがご当地キャラの世界。メジャーキャラはグッズも大量に発注されるが、マイナーキャラの場合はグッズの販売数も少量になりがち。海外などの大規模工場で金型から作成した場合は、1ロットが1,000以上になり、発注側の在庫負担の大きいものになりがちだった。
 
制作担当でデザイナーの作田華也さんは「少量からグッズを販売して人気が盛り上がるキャラクターもいるので、当社としては製作に協力することで応援したかったのです」と振り返る。2015年に、ミマキエンジニアリングの「UJF-6042」とレーザー加工機を導入し、1個からでもアクリルキーホルダーを作成できるようになった。


2016年導入の「CFL-605RT」

2016年導入の「CFL-605RT」


「UJF-6042」の導入から少量生産が始まった

「UJF-6042」の導入から少量生産が始まった


アッセンブリも自社で


コジマは袋詰めまでして出荷する一貫サービスが特長

コジマは袋詰めまでして出荷する一貫サービスが特長

少量商品を開発して必要になったのは、これらの商品のパッケージ。同社はグッズ製作会社としては珍しく、グッズの作成だけでなく、包装用品の手配から、箱詰め・袋詰めなどのアッセンブリ、そして売り場への直接配送も行っている。顧客は一貫しての発注が可能なため重宝するというわけだ。

しかし、少量品が増える中で、箱や包装紙、帯、台紙などは印刷すれば、製版代や刃型代が必要となりコストが合わない。そこで2016年、デジタル印刷機を用意し、版なしでプリントを実現。同時にミマキの「CFL-605RT」を導入した。

小島社長は「CFL-605RT」導入決定の決め手について「内製化を相談した時、ミマキの担当者が親身に相談に乗ってくれたこと」をまず挙げる。さらに設置スペースはコンパクトで、価格も手ごろなことから、「内製化初期にはちょうどいいマシン」とも考えた。


人気のシールはカットに活用


人気のフレークシールも少量で作成可能に

人気のフレークシールも少量で作成可能に

「CFL-605RT」で作成できるのはパッケージだけではない。デジタル印刷機でプリントし、カットできるため、極少量でのお土産用シールの作成も可能になった。

人気商品の「フレークシール」はイラストの枠線に沿って、異形にカットされたシールで、1セット500円程度で販売されている。異形カット13枚入りの商品などもあるが、1回の発注は100セット程度で版や刃型を作っていてはコストが合わない。また、複雑な形の切り抜きは刃型では難しいケースもある。


喜ばれる少量生産


同社イラストレーターの宇治灯さんは「究極は異形のシールを1枚から作れるので、在庫を持ちたくないお客様から喜ばれています」。また「種類も多く作って、テスト販売のような形で売れ行きを見ながら商品を絞り込むといった方法も取れるのです」と話す。
得意先の希望で、サンプルを1個作ってキャラクターの権利者である自治体などに提出するケースもあり、口頭や企画書のみの説明よりも受注率が大幅に高くなり、「最後の決め手」が強くなった。

同社では導入検討時、実際のカット需要までは、予想がついていなかったことから不安もあった。しかし、取引先は少量から商品作成できることで安心して発注でき、そこからバリエーションやラインアップが増えていくというパターンも見えてきた。


デザインの合間にシートをセットする

デザインの合間にシートをセットする

キャラクター商品や地域をテーマにしたグッズは1つでは売りづらく「ラインアップを増やして、一つの売場として展開したい」という要望が多いため、少量生産ができる㈱コジマに受注が集中しているという。
「ご当地キャラは水もので、100個作っても売り切れない場合があります。だからこそ当社の価値を認めてもらっているのでしょう」と作田さん。

実際に使用しているのは作田さん、宇治さんの二人だが、デザインの作業をしつつシートをセットしていくといった感じで「ちょうどよく仕事ができている」と口をそろえる。


開発したお線香の箱

開発したお線香の箱

最近の自信作は「お線香の箱」。
「CFL-605RT」の罫引き加工の機能によって折り畳み式のトムソン箱ができるのだが、1個から作成できるため、地名やブランド名、キャラクター名、時には人名を入れるなどの加工も可能。

作田さんは「まだ開発したばかりで商品としての採用はこれから」というが、「CFL-605RT」をはじめ、ミマキ製品を活用した商品開発は今後も大いに進めていくという。


株式会社 コジマ


㈱コジマは1956年、小島圭司社長の祖母が創業し、先代(社長の父)が事業を拡大したお土産総合卸問屋。全国の観光地との取引があり、要望に合わせたさまざまなオリジナルグッズの製作を行っている。
商材は、得意としているこけしをはじめ、お土産の定番キーホルダーやボールペン、ステッカーのほか、線香などの商品も扱っている。


企業・団体プロフィール

  • 名称株式会社 コジマ
  • 業種観光物産品製造卸、オリジナルグッズ企画製造
  • 住所神奈川県小田原市寿町2-2-3
  • 電話番号0465-35-2504(代)
  • URLhttps://www.kojimakkcl.com/

導入した製品

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