1.仕事に合わせたプリントモードの選択が可能(高速~高画質) New!
より高画質なプリントを実現するために1,200dpiのプリントモードを追加するとともに、マルチパスに対応。
『Tiger-1800B MkII』は、生産性を重視した高速プリントから美しさを重視した高画質プリントまで、仕事に合わせてお選びいただけます。
プリント速度
最大385m2/h(※)の高速プリントスピードを実現。
※ドラフト(3ドロップ)モード 600×600dpi 1pass Bi 生地幅1,850mm
ダイレクト捺染モデル プリントスピード(双方向)
モード | 解像度 | Pass数 | Layer数 | 印刷スピード |
---|---|---|---|---|
ドラフト(3drop) | 600×600 dpi | 1 | 1 | 385m2/h |
高速(4drop) | 600×600 dpi | 1 | 1 | 295m2/h |
標準1(3drop) | 600×1,200 dpi | 2 | 1 | 210m2/h |
標準2(4drop) | 600×1,200 dpi | 2 | 1 | 155m2/h |
高画質1(3drop) | 1,200×1,200 dpi | 2 | 1 | 120m2/h |
高画質2(4drop) | 1,200×1,200 dpi | 2 | 1 | 85m2/h |
昇華転写モデル プリントスピード(双方向)
モード | 解像度 | Pass数 | Layer数 | 印刷スピード |
---|---|---|---|---|
ドラフト(3drop) | 600×600 dpi | 1 | 1 | 385m2/h |
高速(4drop) | 600×600 dpi | 1 | 1 | 295m2/h |
標準1(3drop) | 600×1,200 dpi | 2 | 1 | 210m2/h |
標準2(4drop) | 600×1,200 dpi | 2 | 1 | 155m2/h |
高画質1(3drop) | 1,200×1,200 dpi | 3 | 1 | 135m2/h |
高画質2(4drop) | 1,200×1,200 dpi | 4 | 1 | 80m2/h |
作図方法
1パスモード:高速でのプリントが可能
すべてのヘッドを使用してプリントします。1回のプリント幅が2スタガ分になり、高速でのプリントが可能です。
マルチパスモード:高画質プリントが可能
決められた印字範囲を複数回違うノズルでプリントすることでシマやスジの発生を抑制し、より美しいプリントを実現します。
2.安定した高画質プリントを可能にする『MAPS』 New!
通常、直線になるパスの境界は少しのズレで横シマが目立つバンディングや、色ムラの原因になります。
MAPS(Mimaki Advanced Pass System)はパスの端を拡散させ、境界線をグラデーションの様にすることでバンディングや色ムラの発生を軽減し美しいプリントを実現します。
■MAPSあり
パスの境界を拡散させるのでバンディングや色ムラを軽減して美しい画質を実現。
■MAPSなし
パスの境界線でバンディングが発生。横スジや色ムラが入るため著しく画質を損なう。
3.プリントデータに合わせたドロップモード選択
インクの種類やプリントモードに合わせ、インクのドロップサイズを最大4段階に打ち分けます。高速モードと標準モードの2種類から、プリントデータに合わせたドロップモードをお選びいただけます。
①高速(3ドロップ)モード
細線などの細かいデザインデータや淡色プリント時に最適
②標準(4ドロップ)モード
単色のベタなど濃度が求められるプリント時に最適
4.生産性を維持するための連続運転ソリューション『NRS』 New!
クリーニングしても改善されないノズルトラブルは、サービスマンによる修理が終わるまでプリンタを使用できず生産を止める必要がありました。NRS(Nozzle Recovery System)はクリーニングでは改善できないトラブルがあるノズルを別のノズルで代替えしてプリントします。サービスマンによる修理を待つことなく生産を再開できます。(※)
※2018年12月対応予定。プリントモードによってはNRSを使用できない場合があります。
5.高速プリントを支える、信頼性と安定性
1)安定した布搬送機構
ベルトにメディアの貼り付けを行う「ベルト貼り付けローラー」を搭載。メディアを2本の貼り付けローラーの間に、S字に通すことでシワやタワミを防ぎ、安定したメディア搬送を実現します(図1)。さらに、布をベルトに貼り付ける際にシワが発生してしまった場合も、プリントヘッドが通過するキャリッジエリア入り口で事前に検知する「シワ検知センサー」と、プリントヘッド稼働部での布のシワやタワミを高感度センサーで検知する「ジャムセンサー」を搭載。シワ検知センサーとジャムセンサーのダブルチェックで、プリントヘッドとメディアの接触や巻き込みを回避し、ヘッドのダメージを最小限にとどめます。
図1:メディア搬送イメージ
2)脱気モジュールと循環機構で最適なインク状態を維持
インク内に気泡が発生すると、気泡がクッションの役割を果たし、インクを押し出す力が伝わらず、結果としてノズル抜けを引き起こす可能性があります。「Pro series」では、本体内部に内蔵された脱気モジュールでインクの気泡を除去し、常にインクを循環させることで、安定したインク吐出が可能な状態を維持できます。
脱気モジュールイメージ
3)自動ワイパークリーニング搭載
ヘッドのクリーニング開始時と終了時に、ヘッドをクリーニングするワイパーに自動で洗浄液が吹き付けられます。クリーニング開始時の自動洗浄によってヘッドのクリーニング効果を向上。また、終了時の自動洗浄によってワイパーの汚れを除去し、日々のメンテナンスの負担が軽減します。1ヘッドにつき1個のワイパーでクリーニングするため、洗浄時間を短縮するとともに、より丁寧なクリーニングができ、ヘッド内の混色やノズル抜けなどのトラブルを軽減します。
6.用途に合わせて選べる、多彩なオプションユニット
プリントする布・転写紙の種類や状態、プリント後の収納方法に合わせて選択できるオプション設備をラインナップ。
お客様の生産工程に合わせたご提案が可能です。
1)繰り出しオプション
ロールメディアセンタリングユニット
センタリング装置、テンションバーを搭載したロールメディア用繰り出しユニット。
ジャンボロールユニット
(ダイレクト捺染モデル用)
長尺のロールメディア生地をプリンタにセットすることを可能にするジャンボロールユニット。
ジャンボロールユニット
(昇華転写モデル用)
長尺の転写紙をプリンタにセットすることを可能にするジャンボロール繰出ユニット。
取付最大径は1,000mmまで、最大荷重は1,000kgまで対応
2)乾燥巻き取りオプション
大型ヒーターユニット + 振り落としユニット
(ダイレクト捺染モデル用)
- 大型ヒーターユニット
特殊素材や高濃度プリントした生地を強力に乾燥させる大型ヒーター。乾燥し難いウールなどにプリントする場合にも効果を発揮します。
※大型ヒーターユニットを購入の場合は、本体のみ(標準ヒーター無し)で購入することが可能です。
- 振り落としユニット
乾燥後の布を巻き取らずに運用する場合のユニット。プリント、乾燥後の生地を受け箱内に畳みながら布を送ります。
標準ヒーター、大型ヒーターともにセット使用可能です。
ジャンボロールユニット
(昇華転写モデル用)
長尺の転写紙をプリンタにセットすることを可能にするジャンボロール乾燥/巻取りユニット。
巻取り最大径は500mmまで、最大荷重は500kgまで対応
7.低ランニングコストを実現する10kgインクタンク
大容量の10kgインクタンクを搭載することで低ランニングコストを実現し、長時間の連続運転をサポートします。さらに重量検出センサーでインク残量をチェック。インク残量が少なくなると、オペレーションPCにアラームが表示され、オペレーターにお知らせします。
8.ソフトウエア
高機能ソフトウエアRIP『TxLink3 Standard』を標準添付しています。
モデル
Tiger-1800B MkII | 最大作図幅:1,850 mm ■ダイレクト捺染モデル 標準価格(税別)50,580,000円 [税込価格 55,638,000円] ■昇華転写モデル 標準価格(税別)62,520,000円 [税込価格 68,772,000円] *価格は乾燥・巻き取りユニットを含みます |
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対応インク
用途
- タペストリー
- 旗・のぼり
- スポーツアパレル
- インテリアファブリック
- ファッションテキスタイル
新着情報
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2021年03月09日 製品情報
販売終了機種・インクのご案内 -
2019年06月11日 製品情報
Tiger-1800B MkIIがFESPA 2019で2つのEDP賞を受賞 -
2018年12月28日 プロファイル
プロファイルを追加しました(MLSb510インク)