特長 | CFL-605RT | 製品情報

小型マルチカット

小型ながらも偏芯カット、タンジェンシャルカット、レシプロカット、罫引きなど充実の機能が搭載されたCFL-605RT。パッケージ等のサンプルや少ロットグッズの制作などに最適です。

緩衝材がカットできるレシプロカッターを搭載

カッター刃を振動させながら切るレシプロカッターにより、厚い素材もきれいに切れるため、梱包時に商品を保護する緩衝材（あんこ）も一緒に作成できます。最大カット厚み10mmを実現します。

レシプロカッター（上下振動）

上下振動するカッターで、厚い素材を鋭くカット。段ボールや発泡ボードのカッティングに最適です。刃先方向の制御をすることで、薄い素材から厚い素材を幅広くカバーしています。フェルトマット上に材料を吸着させてカットします。

【レシプロカットに適した素材】
段ボール、ウッドラック、スポンジ等の発泡ボードなど

■最大振動回数：約3,000往復／分
■振動ストローク：５mm
■カット圧力：1,500g
■最大カット厚：10mm ※材料により異なります

厚みのある素材がカットできるタンジェンシャルカッターを搭載

カット圧を低圧から高圧まで細かく調整し、薄手のフィルムや最大カット厚み2mmまでの素材のカッティングを実現します。

タンジェンシャルカッター（押し切り）

進行方向に刃先を正確に自動制御、特に段ボール、発泡ボードのカットに適した方法です。

【タンジェンシャルカットに適した素材】
コートボール、反射シート、各種ゴム、各種工業用材料、F・G段ボール

■カット圧力：500～1,500g ※材質により最適な圧力は異なります
■最大カット厚：２mm ※材料により異なります

１台でカット・罫引き可能

素材をくり抜くカット線、折り曲げて成形するための折目線（罫引き）を一台のマシンで引くことができます。紙に限らずPETやユポ素材などのフィルムにも活用可能です。

偏芯カッター

１mmまでの素材に。カット圧を30～1,000gで調整して最適なカットが行えます。

罫引きローラー

先端が丸い形状のローラーで折り目を付けパッケージを美しく仕上げます。圧力は500～1,500gの範囲で変更可能。

トンボマーク読み取りで完成度を高める

メディアにプリントされたトンボを読み取りセンサーが的確にマークを読み込み、正確な位置でカットします。

ヘッド構成を組み合わせ様々な工程への対応を実現

用途に応じてヘッド内のツールを切り替えることで、複数のカット工程を行えます。

ユニット位置

【取り付け可能なツール】
［Aユニット］
ペン・偏芯カッター
［Bユニット］
レシプロカッター
タンジェンシャルカッター
罫引きローラー
※各ヘッドのツールはお客様にて付け替え作業が必要です。

素材の浮きを軽減させる真空吸着機構

軽量や薄手の素材が浮くのを軽減させる多様な機構を装備。レシプロカッターを作動する際などは素材をバキュームで固定。ブロワーは収納型で省スペースを実現。また、マシンの左側にあるロールホルダーから繰り出した吸着シート（SPC-0787）で素材を覆うことで、通気性のある素材の固定にも有効です。

※レシプロ時にはフェルトマット605（SPC-0785）を必ず敷いてカットしてください。
※バキュームで吸着しきれない素材をセットする場合は、粘着テープを使って、ワークの４辺を固定してください。
※吸着シートは別売りです。

活用例：UVプリンタと組み合わせて簡単モックアップ制作！

これまで製品に合わせたパッケージの試作サンプルを作成する場合、印刷本誌で行うにはデザイン案の絞込み、外注先との打合せ、外注先での作成等々、時間と費用がかかっていました。CFL-605RTに別売りのUJF-6042MkII eを組み合わせることで、製品やパッケージのプリントから緩衝材作成までを一貫して行えます。試作サンプルの作成、小ロットの生産をオンデマンド化し、少量多品種の展開を容易にするとともに、完成までのコストとリードタイムを削減します。