高精度プリントを実現する機械構造
Yバーを固定しテーブル駆動にすることでプリント時の揺れを低減。また、テーブルの駆動には左右に配置した2本のボールネジを使用することで高精度でのプリントを実現しました。さらに、テーブルの昇降には4本の足それぞれに取り付けたモーターを使うことでテーブルを水平に保ち、高精度プリントを後押しします。
高画質を実現するミマキ独自の画質コントロール技術
MAPS4(Mimaki Advanced Pass System 4)
通常、パスの境界は直線になるため少しのズレにより、横シマが出るバンディングや、色ムラの原因になります。「MAPS4」(Mimaki Advanced Pass System 4)ではパスの端を拡散させ、境界線をグラデーションのようにすることでバンディングや色ムラの発生を軽減し美しいプリントを実現します。
■MAPS4あり
パスの境界を拡散させるのでバンディングや色ムラを軽減して美しい画質を実現。
■MAPS4なし
パスの境界線でバンディングが発生。横スジや色ムラが入るため著しく画質を損なう。
MFD1(Mimaki Fine Diffusion 1)
インクジェットプリンタでプリントする際には、画像データをプリント用データに変換するディザ処理が必要になります。ディザ処理には一般的にパターンディザ処理と誤差拡散処理がありますが、それぞれ特有のノイズが発生する恐れがあります。プリントデータにノイズが発生するとプリンタの性能が高くても色ムラやトーンジャンプなどが発生してしまいます。
当社の標準RIPソフトウエア『RasterLink6(※1)』ではパターンディザ処理と誤差拡散処理のハイブリッドでディザ処理を行う『MFD1』を開発し特許を取得(※2)。ディザ処理時のノイズを少なくすることで、色ムラやトーンジャンプの少ない美しいプリントが可能になります。
※1:Ver 4.0以降で対応
※2:特許番号 / 日本:第5230816号
菊半裁判に対応した4.21m2/h※の生産性
プリントヘッド6基をスタガ配列することでプリントの高速化をはかり、クラストップレベルのプリント速度を実現しました。近似プリント条件で、当社従来機の約1.8倍、他社同クラスの約2.4倍の高速プリントでお客様の生産をサポートいたします。また、プリントエリアを710mm×510mm(28inch×20inch)に拡大し、スクリーン印刷でよく使用される菊半裁判サイズへのプリントが可能になります。
※600×600dpi 6Passの場合
循環ヘッドとノズル監視が実現する安心運転サポート
インク切れ、ノズル抜け等、生産性を維持するために懸念される項目は多くあります。
UJF-7151 plusは様々な技術をまとめて安定したプリントをサポートいたします。
ヘッド内でインクを循環させる新型ヘッドでノズル抜けを軽減
インクを絶えず循環させ、顔料の沈殿を防止する『循環ヘッド』を搭載することで安定したインクの吐出を実現。また、ノズル抜けの要因となる気泡をインクの循環により除去し、気泡により発生したノズル抜けを回復する「自己回復」を実現。顔料の沈殿したインクの排出、ノズル抜け復旧の為のクリーニング回数を削減し、ランニングコストの低減にも貢献します。
自動でノズル抜けを検出、解決する
『NCU(Nozzle Check Unit)』
ノズルの状態をセンサーが自動で検知します。ノズル抜けを発見した場合は自動でクリーニングを実行しノズル抜けの解消を行います。ノズルの状態を確認するタイミングは作図データごと、時間単位で設定が可能。連続出力時のノズル抜発生以降の出力物を全て無駄にすることを未然に防ぎます。
生産性を維持するための
『NRS(Nozzle Recovery System)』
クリーニングしても改善されないノズルトラブルはサービスマンによる修理が必要になり、それが終わるまではプリンタを停止する必要がありました。『NRS』は『NCU』が発見し、クリーニングでも改善できなかったノズル抜けを別のノズルで代替してプリントします。サービスマンによる修理を待つ必要なく生産を再開できます(※)。
※プリントモードによってNRSを使用できない場合があります。
MIMAKI の特色インクによる高付加価値プリントがビジネスの可能性を広げます。
インクセット
Metallic
専用のシステム「MMC (Mimaki Metallic Control) 」によって、グロス/マット調に打ち分けることができます。
鏡面仕上げのような美しいグロス調プリントと光沢感を抑えたメタリックな質感のマット調プリントを使い分けることで、表現の幅が広がります。インクの吐出濃度を変えることにより、立体感のあるテクスチャ表現も可能です。光の当たり方で見え方が変わり、魅力的な訴求力を発揮できます。さらにメタリックインクにカラーインクを重ねると、カラーメタリックも可能となります。メタリック、カラー、メタリックカラーと組み合わせて使うことで意匠性の高いプリントが実現できます。
Clear
用途に応じて、マット、グロス、テクスチャーなど付加価値をプラスするクリアインクです。UJF-7151 plus に搭載のクリアプリントをコントロールするシステム「MCC (MimakiClear Control)」は、クリアインクの吐出と紫外線の照射を一度に行うことで、埃が付着する未硬化時間を最小にし、埃の付着・気泡の発生を抑えます。これにより高品質なグロス調表現や高濃度クリアでエンボス感のある表現ができ、高い着弾精度で細やかで美しいテクスチャがプリントできます。
Primer
樹脂系をはじめ、ガラスや金属、表面加工が施されている素材の密着性を向上させるインクジェットプライマーです。
素材選択の幅が広がり、付加価値の高いアプリケーションが制作できます。
カラー印刷と同時にプライマーを塗布できるため、必要な部分のみに塗布することが可能です。
従来からの手作業によるプライマー塗布で失われてしまっていた基材の質感を残すことも可能です。
特許番号 / 日本:第5817059号 米国:US9,132,685 B2
モデル
UJF-7151 plus | 最大作図範囲:710 x 510 mm | 標準価格(税別)6,789,000円 [税込価格 7,467,900円] |
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対応インク
用途
- 工業印刷
- パッケージ
- 円筒プリント
用途例
- 唯一無二のスケートボードを製作できるミマキUVプリンタ用途例
- ウェルカムボード用途例
- 【作り方】マグネット用途例
- アクリルスタンド用途例
- カフェ用途例
- スポーツグッズショップ(サッカー)用途例
- ご当地アンテナショップ用途例
- ボトル用途例
- 水筒用途例
- 【作り方】円柱素材名入れ用途例
- 【作り方】オリジナルラベルプリント用途例
- 印鑑用途例
- スマホケース&デジタル箔用途例
- スマホケース&デジタル蒔絵用途例
- スマホケース&ドーミング用途例
- TPUスマホケース&デジタルUV染色用途例
- オリジナルスマホケース用途例
- 今さら聞けない!UVインクジェットプリンタとは?ソリューション
- スクリーン印刷のデジタル化(UVインクジェットプリント)ソリューション
- KEBAB(360度プリント)付加価値プリント
- デジタル箔付加価値プリント
- デジタル蒔絵付加価値プリント
- ドーミング付加価値プリント
- デジタルUV染色付加価値プリント
- デジタルUV箔転写付加価値プリント